名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-12 右四間飛車(20)

2023-07-10 | 基本定跡の研究

AIによると、17桂には54銀よりも14歩が良いのだと。なお73桂と跳ねると攻撃的ですが、後に75歩や86桂の筋が厳しくなるので劣ります。

25桂22角(反撃力がないので24角は悪くなる)45歩24歩44歩

ここで分岐します。44同銀45歩35銀22角成同飛77角

この手順も何度か出てきましたね。23飛11角成25歩12馬24飛25歩同飛34馬

28飛成や27飛成は何でもなく、35銀を取れば先手の駒得で優勢です。

戻って

後手は44歩に同角しかなく、同角同銀に、先手は11角とか

このラインに角を打って攻めるしかなさそうです。43歩には45歩35銀33桂成なので、45歩のほうが良いですが、45同銀同銀33桂成

銀を捨てて攻めるとは。55角なども利かず、33同桂同角成に44銀

のところで54銀打は66桂で先手有利だと。歩切れで受けにくいのですね。この44銀に42馬同金56桂

27角44桂33角

苦心の手が出てくるのですが、48飛44角77桂46桂

43歩(52金寄には41飛51金引31飛成)43同金41飛54金63銀

この図の評価値は+321で先手有利です。

少し戻って、後手は44銀よりも27角のほうが働いているわけですが、

48飛41飛39桂

先手が桂を持っていると27角は死ぬのです。36桂(同歩は同角成)58飛46銀

27桂47銀成43歩

58成銀同金38飛32銀

51飛42歩成同金同馬58飛成36歩

評価値は+200前後での攻防です。先手は少し駒得だけど、27桂32銀は働いていません。66銀59金67銀不成88玉

68銀成同金右48竜43銀成59銀69歩67金86桂

ここまで進めて、やっと評価値は+381で先手有利を示しました。

銀を捨てて有利になるとは、エルモ囲いだから生じたことだと思います。

コメント
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