名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-12 右四間飛車(11)

2023-07-01 | 基本定跡の研究

四間飛車が穴熊に囲うだけならば問題なく対応できることがわかりました。

とりあえずの穴熊に囲ってから、反撃に移るというのはどうでしょうか。AIによるとここで25歩を突きなさいと。後手が何もしなければ2筋に飛を戻すつもりでしょう。32飛に45歩

変な手の組み合わせなのですが、45同歩ならば22角成同銀45飛、対して31飛が最善手です。

(32飛の形であった)41角と41飛成の筋を防いでいます。互いに手が限られてきますが、48飛(角の打ち込みに備えた)64歩(43歩は打ちたくない)77角

33角の合わせは44歩で無効ですから、33銀24歩同歩22歩44歩

駒損でも我慢されて、21歩成同飛55銀65角

56桂76角86角41飛36歩

必然ではありませんが、これくらいのやり取りで評価値は+215、先手ペースです。36同歩に46飛~36飛をねらいます。

戻って

45歩を突いたら、36歩と反撃される方が嫌ですよね。36同歩では後手の飛をさばかれるので、44歩37歩成45飛42銀

ここで25歩と突いてあるのが生きて、24歩同歩23歩

33角は37桂~34歩で角が死にます。31角43歩成同銀11角成44歩

ここは悩ましそうですが、35香34歩85飛

21馬が楽しみで先手有利、評価値は+328です。

四間飛車穴熊が3筋から反撃する筋は何とかなるようです。あとは従来通りの受けの形を作ったらどうなるか見てみましょう。

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