
大山先生の中飛車に中原先生は玉頭位取りです。

大山先生は石田流へ、中原先生は少し早いですが6筋の歩を交換します。

67金を見て3筋が薄いと、大山先生は垂れ歩です。48銀では利かされなので

中原先生は と金を作らせ、36歩の突き捨てをとがめるべく、角を引きます。このほうが本筋という気はします。

大山先生は桂を取らずに と金を引きます。

玉頭方面を手抜いて飛車を取りに行きました。

中原先生は27にいた飛車で24の歩を取る、これで飛車をさばかれては大山先生はつまらないようですが

49飛はなかなか厳しいです。

質駒にした角を取って打ち込めば、寄り筋。ということは中原先生は68金引と受けるしかなかったか。

端を突いて詰める。

中原先生は角を打ち込んで上部を広くしますが

大山先生は攻防の角を打ち

75歩の王手に(76玉の形)同銀は85金で詰むみたいです。

74金と固めて金を取る。味の良い手順です。

31飛は攻防ですが、66竜と切って金を打てば55に逃げられません。

先手玉を下に落としてから底歩で受ければ はっきりしました。先手玉は2手すきで受けはなく

中原先生の最後のお願いも

角で取られて終わりました。
飛車をさばいたところでは中原先生が良さそうに見えるのですが、49飛はなかなか厳しくて、大山先生が少し良さそうです。89角が決まって、大山先生の勝ちになりました。
29と と桂を取らずに飛車をいじめに行く、手をかけたのに飛角交換でもよいのだ、という大山先生の感覚が優りました。
後手玉の薄さがあるので真似をしないほうが良いとは思いますが、考えさせられる一局でした。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:中原誠王将
後手:大山棋聖
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 4二銀(31)
7 5六歩(57)
8 5二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 7二銀(71)
19 5七銀(48)
20 6四歩(63)
21 7五歩(76)
22 4三銀(42)
23 7七銀(68)
24 3二飛(52)
25 2五歩(26)
26 3三角(22)
27 7六銀(77)
28 3五歩(34)
29 1六歩(17)
30 5二金(41)
31 6六歩(67)
32 4二角(33)
33 2六飛(28)
34 5四歩(53)
35 6五歩(66)
36 同 歩(64)
37 同 銀(76)
38 3四飛(32)
39 6七金(58)
40 3六歩(35)
41 同 歩(37)
42 3八歩打
43 6六銀(57)
44 3九歩成(38)
45 7九角(88)
46 3八と(39)
47 7七桂(89)
48 4五歩(44)
49 3五歩(36)
50 3二飛(34)
51 6四歩打
52 4四銀(43)
53 2四歩(25)
54 同 歩(23)
55 7四歩(75)
56 3五銀(44)
57 7三歩成(74)
58 同 銀(72)
59 7四歩打
60 8四銀(73)
61 2七飛(26)
62 3六銀(35)
63 2四飛(27)
64 同 角(42)
65 同 角(79)
66 2二飛(32)
67 2五歩打
68 4九飛打
69 5四銀(65)
70 2四飛(22)
71 同 歩(25)
72 8九角打
73 同 玉(78)
74 6九飛成(49)
75 9八玉(89)
76 7八龍(69)
77 9七玉(98)
78 9五歩(94)
79 7三角打
80 同 桂(81)
81 同 歩成(74)
82 同 銀(84)
83 6三歩成(64)
84 9六歩(95)
85 8六玉(97)
86 9五角打
87 7六玉(86)
88 7五歩打
89 6五玉(76)
90 7四金打
91 5五玉(65)
92 6七龍(78)
93 3一飛打
94 6六龍(67)
95 同 玉(55)
96 7六金打
97 5七玉(66)
98 6六銀打
99 5八玉(57)
100 5一歩打
101 7三と(63)
102 同 金(74)
103 7四歩打
104 同 金(73)
105 8六桂打
106 同 角(95)
107 同 歩(87)
108 6七金(76)
109 投了
まで108手で後手の勝ち