飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: 彗星のしっぽ、なぜか「X」 小惑星同士の衝突か

2010-02-19 07:43:06 | 北海道衛星
ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した小惑星同士が衝突してできたと思える不思議な天体画像を公開した。

 「P/2010 A2」と呼ばれるこの天体は、火星と木星の間の小惑星帯に軌道を持っている。

 1月6日に地上の望遠鏡で見つかったときは、尾のようなものが見えるので彗星(すいせい)だと考えられた。ところが25日と29日にハッブルが改めて観測したところ、彗星の尾と「頭」が分離しており、通常の彗星の尾には見られないX字形の構造も見つかった。

 彗星なら、主成分である氷が解けてできる気体の成分が見つかるはずだが、それも見つからなかった。

 とまどっていた研究チームが最終的に到達した結論は「小惑星衝突の名残」。チームの米カリフォルニア大ロサンゼルス校のデビッド・ジュウィット教授は「未知の小さな小惑星同士が衝突してちりのシャワーが発生。太陽からの光の圧力で尾を形成しているのではないか」と推測している。同教授は「衝突が起きたのは数カ月前だろう」という。

 小惑星帯では、小惑星同士の衝突がときどき起きると考えられているが、「現場」が撮影されたのは珍しい。

 小惑星同士が衝突するとき、相対速度は平均で時速2万キロ以上に達する。


出典:http://www.asahi.com/special/space/TKY201002050009.html


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