飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: 米予算教書 有人月探査計画は打ち切り

2010-02-02 11:52:25 | 北海道衛星
米予算教書 有人月探査計画は打ち切り
2月2日7時56分配信 産経新聞

 【ワシントン=犬塚陽介】予算教書には、有人月探査計画の予算は盛り込まれず、計画は事実上、打ち切られることが決まった。深刻な財政、雇用情勢に宇宙計画がのみ込まれた形で、米航空宇宙局(NASA)は今後、民間企業のロケット開発を支援していく。

 有人月探査計画は2004年、ブッシュ前大統領が「コンステレーション計画」として打ち出し、NASAは1972年以来となる有人月探査を20年までに実現することを目指していた。だが、オバマ大統領は就任前から「計画を5年遅らせれば、教育予算がまかなえる」と否定的だった。有人宇宙船を運ぶ次世代ロケット「アレス」の開発も併せて打ち切る。

 その代わり、宇宙開発関連予算として今後5年間で59億ドル(約5312億円)を計上。NASAはこの予算内で、民間企業によるロケットの開発と打ち上げを支援し、宇宙飛行士を民間ロケットで宇宙へ送り出す計画だ。

 ただ、民間への事業委託に対しては、安全性や科学技術の流出、雇用悪化への懸念から、議会を中心に批判が根強い。AP通信は「アンクル・サム(米国)は、タクシーにでも飛び乗るように宇宙飛行士の搭乗料金を支払うことになる」と皮肉っている。

 一方、野口聡一さんが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)については、20年まで5年間、運用を延長するための予算を確保する。


(感想)
オバマ氏は投資と経費の違いが分からないようだ。今こそ本格的な宇宙産業を創造するべきなのだ。