10日ほど前に「はやぶさ」の映画を観てきました。
ナレーションを兼ねていた竹内結子にあたる人物は実際にはいなかったのですが、役者さんたちがそれぞれの研究者の個性を捉えていたと思いました。
西田敏行さんが演じた対外協力室の的川先生(糸川研究室出身)は釣りバカ日記のやまちゃん風だったのが少し残念。実際の的川先生は知的で気品にあふれる方です。
佐野史郎さんの演じたプロジェクトリーダーの川口先生は仕事モードでの論理的で冷たい雰囲気が良く出ていたと思います。普段は知的で優しい方なのですが映画だとこういうキャラクター表現の方が良いのかもしれませんね。
写真の左側の細長い眼鏡をかけている方がマイクロ波イオンエンジンを世界的に有名にした國中さんだ。恩師の栗木恭一先生は電気推進の世界的権威者で、彼はそこで学位を取得し、「はやぶさ」のプロジェクトでのイオンエンジンの搭載に貢献することとなった。NHKの母校訪問(東京の武蔵高校)の番組や日本機械学学会誌の取材記事、学士会報などで最近見かけました。日本の宇宙技術として世界ナンバーワンとなるためにはなすべきことを常に考え続ける姿勢は昔と変わっていないと思いました。
はやぶさのカプセルを回収したぽっちゃりした3枚目の男性がいたのだが、おそらく山田哲哉君であろう。映画の中でイオンエンジンが壊れて屋上でひとり悩んでいた國中さんのところに下からバルーンを飛ばして驚かせたシーンは「ああ・・ヤマダがいた」と思いました。でも実際の山田君は三枚目の役者風ではなくて、昔からオシャレでカッコいい人です。
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