書 名:宇宙環境利用の基礎と応用
著 書:東 久雄 (編著)
東 久雄 大西 充 河野 通方 津江 光洋
太田 治彦 稲富 裕光 栗林 一彦 山下 雅道
出版社:コロナ社
シャトルや人工衛星を使った最前線の無重力実験を研究紹介した書籍。
第1章 序論
第2章 諸システムと微小重力現象
○無重力実験に要求されるGレベルはμGのレベル
○空気抵抗と内部回転に伴う加速度が残留重力の外乱要因
第3章 流れと重力
○無重力下では表面張力に起因する対流がおこる。これをマランゴニ対流という。
○マランゴニ対流を伴う流体現象の数値シミュレーションについても言及している。
第4章 微小重力実験の実際
○沸騰実験の紹介
・核沸騰伝達は液相から気相への相変化に伴って蒸発潜熱が輸送される。
・高い熱伝達係数が実現できることから、宇宙用熱交換器の小型化に役立つ。
※主旨は分かるのだが、どうも熱交換器の具体的イメージが見えてこない。
(研究のための研究にならなければ良いのだが・・・)
○結晶成長への応用
・無重力下では重力下よりも大口径の単結晶が得られる。
・SFU計画で実施された凝固・結晶成長過程のその場観測実験(MEX)等を紹介。
※明確なゴールを描ききっている点が評価できる。素晴らしい。
第5章 将来の宇宙実験
○無重力下での等価原理の検証実験
・この著者は工学よりも物理学に興味があるのかもしれない。
・レーザー冷却でルビジウム原子をμKまで冷やした超高精度の原子時計の搭載が必要。
※重要な実験ではあるが、単純で面白くないと思う。(私ならやらない。)
もっと宇宙の神秘を感じさせるようなワクワクする実験を提案して欲しいものだ。
第6章 生物と宇宙
進化論的な視点からの宇宙での生物学の意義から、宇宙飛行における宇宙環境の人体への影響の考え方(設計思想)まで幅広く述べられている。
著 書:東 久雄 (編著)
東 久雄 大西 充 河野 通方 津江 光洋
太田 治彦 稲富 裕光 栗林 一彦 山下 雅道
出版社:コロナ社
シャトルや人工衛星を使った最前線の無重力実験を研究紹介した書籍。
第1章 序論
第2章 諸システムと微小重力現象
○無重力実験に要求されるGレベルはμGのレベル
○空気抵抗と内部回転に伴う加速度が残留重力の外乱要因
第3章 流れと重力
○無重力下では表面張力に起因する対流がおこる。これをマランゴニ対流という。
○マランゴニ対流を伴う流体現象の数値シミュレーションについても言及している。
第4章 微小重力実験の実際
○沸騰実験の紹介
・核沸騰伝達は液相から気相への相変化に伴って蒸発潜熱が輸送される。
・高い熱伝達係数が実現できることから、宇宙用熱交換器の小型化に役立つ。
※主旨は分かるのだが、どうも熱交換器の具体的イメージが見えてこない。
(研究のための研究にならなければ良いのだが・・・)
○結晶成長への応用
・無重力下では重力下よりも大口径の単結晶が得られる。
・SFU計画で実施された凝固・結晶成長過程のその場観測実験(MEX)等を紹介。
※明確なゴールを描ききっている点が評価できる。素晴らしい。
第5章 将来の宇宙実験
○無重力下での等価原理の検証実験
・この著者は工学よりも物理学に興味があるのかもしれない。
・レーザー冷却でルビジウム原子をμKまで冷やした超高精度の原子時計の搭載が必要。
※重要な実験ではあるが、単純で面白くないと思う。(私ならやらない。)
もっと宇宙の神秘を感じさせるようなワクワクする実験を提案して欲しいものだ。
第6章 生物と宇宙
進化論的な視点からの宇宙での生物学の意義から、宇宙飛行における宇宙環境の人体への影響の考え方(設計思想)まで幅広く述べられている。