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うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

迷惑な侵入者

2019-06-06 21:17:04 | 日常
釣りをしていると川の緩やかな場所や淵などで蛇が泳いで渡っていることがあります。
先日もかなり大きな蛇が向こう岸からこちらへ泳いできていました。頭を左右に振り体をくねらせながら進みます。無駄のない動き、あれよあれよという間に水際で釣りをする私に近づいてきます。おそらく10mを切ったぐらいのとき向こうも気が付いたようです。急に蛇の動きが止まりました。目をこちらに向けて目が合っています。私に驚き、丸い目でさらに目を丸くしているのでしょうか?にらみ合いが続きます。こうしてみると止まっていても沈んでいかないようです。邪魔だからどけと訴えているのでしょうか?
私は無視して釣りを続けます。
しばらくして意を決したのか泳ぎだしました。こちらに向かってきます。そしてほんの私の1m余りの岸の小さな木の陰に泳ぎ着き潜んでいます。気持ちが悪いので私がすぐに場所を移動しました。
おそらく蛇になめられたようです。

今の時期、岸辺にはノイバラが満開です。

田舎の花火

2018-08-16 19:38:32 | 日常

夏の風物詩、地元の花火大会に行ってきました。車で行っても駐車場も余裕、場所取りも心配なしのストレスフリー、最初から最後までゆっくり楽しむことが出来ました。
東京にいるときに見た隅田川花火大会のような歴史や情緒も、東京湾大華火祭の迫力もスケールもありません。でも適当な川端にシートを敷いて目前で花火をゆっくり楽しむことが出来ました。
さらにここでは女性アナウンサーの解説付き!これがまたなかなか味がありました。
他の場所ではアナウンスがあってもスポンサーの紹介が中心ですが、ここでは違いました。
上がる花火の種類以外に、花火のみを楽しむ文化は日本だけであること、また戦争の犠牲者などへの鎮魂の意味もあるなどのためになる話がありました。
確かに花火を夏の風物詩と思っているのは日本人だけで、おそらく外国では競技会やイベントの演出として季節関係なしに上げられるものだと思います。
しかしながら、そういったことをおそらく調べたうえで解説するアナウンサーに感心しました。

そのアナウンサーの紹介する大玉五連発の空を覆う花火でその夜は終了しました。
駐車場までの帰路、それを待っていたかのように雨が降り出しました。

クリスマスイルミネーション

2016-12-07 19:13:13 | 日常

町はもうクリスマス、四季の事物や年中行事を、歳時記というそうですが、一年が年を追うごとに早く過ぎるという今日この頃、歳時記に追いかけられているという気がします。
以前は、歳時記の意味を考えたり、四季のはっきりした日本では大切な行事ではないかと思った時期もありました。歴史は大切です。そのうえに今があるからです。
しかしクリスマスはどうなのでしょう?商業主義が露骨な気がします。でもそのうちに仏教徒の多い日本でもそれなりの形になり歴史になるのでしょう!いやもうなっているのかも?


六本木のワインバー

2015-11-24 17:03:55 | 日常
もう、30年も前になるでしょうか?六本木にワインバーがありました。ワインに興味があるものの知識もなく、東京で仕事を始めたばかりの金もない時、その店に通った時期がありました。
その店にいらした女性がとても熱心な方で、こんな私にワインを丁寧に説明していただいたり、他のお客さまを紹介して頂いて、いいワインを飲めるように仕向けていただいたり、大変お世話になりました。
言わば私のワインの趣味はここから始まりました。ほどなくその方は、ドイツのハンブルグで店を出されるとのことで辞められたのですが、その際、私に数冊のワイン関連の本と、その一冊の本の裏表紙にゲーテの言葉とハンブルグの住所を書いてくださいました。
それから数度の引越しなどで他の本は散逸しましたが、その一冊だけは手元においておりました。
何年か前、何気なくネットでハンブルグのその店を検索したことがありました。そうしたらなんと今でもその店は営業を続けているらしいとのことがわかりました!
昔、六本木のワインバーに通って以来、ワインの趣味が高じて、ワイン会を開いたりその店のあるドイツを飛び越えてフランスに何度も足を運んでいましたが、ドイツに行ったことはありませんでした。
それから、折に触れその店の情報を検索したりしていたのですが、やはり、どうしても行ってみたい、その当時のお礼をしたいと言う思いが沸々と沸いてきました。
勇気を奮って、国際電話をしたところ覚えて頂いていたようで懐かしく話をさせていただきました。お互い、同じ時代、違う場所で、それぞれの年を重ねてきたわけですが、それだからこそ分かり合える部分がおそらくあり、そんなことを話できれば、楽しい時間を共有できるのではないでしょうか?是非お会いしたいと思いました。
更に言えば、50を過ぎると、若かった頃、迷惑を掛けたり世話になったことがいくらか見えてくるものです。そういった方にお会いして、改めてお礼を言いたいと思います。
来年は是非、再会したいと思います。


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