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さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

その後のさるみみさん一家について その2 怒涛のエナリ編

2022-04-23 00:12:46 | 280位からの札南ライフ
280位に沈んだ2020年秋のエナリ。そこから一念発起して(イヤイヤながら)
勉強時間を少しずつ取るようにしていました。
それでも280位まで沈んだ成績がすぐに元通りになるはずもなく、
延期に延期を重ねた修学旅行が3年生になる直前の3月にようやく実施となり
「こんな時期に修学旅行なんて行ってたらいつ受験生モードになるのやら」と
私もサボさんもかなりの心配をして3年生を迎えたわけです。
それが去年の4月のこと。

部活も結局最後まで辞めないでやり通したものの、コロナの影響もあって
ほとんど大会にも出られないままGWが終わり、その時点で「ここまで届いたらいいね」と
話をして某旧帝大を志望としてスタート。
そのころは「得意な科目がない」状態で、なんとなくすべてが平均点の少し下くらい。
280位だった頃は国語がべらぼうに悪く、校内偏差値が26とかをたたき出していたので
全科目が校内偏差値で46から48くらいに収まった状況を見ると、それが決していいわけではないのに
なぜかほっとしていた私たち。
そこに変化が現れたのが夏休みに入るちょっと前で、英語と数学、物理が校内で52くらいになり
ようやくちょっとエンジンがかかってきたか?という感じに。
記述模試の方が先に成績が上がって、でも共通テストの方は社会が手薄だったり
数学もⅠAの方があまり得意ではないこともあって凸凹が目立つ感じ。
夏休み明けにここまでになっておくといいよね、という目標を先生や塾と相談して決めて
夏休みはそれこそまずは共通テストの底上げに時間をかけていた模様。
その結果が2学期に入ってから出るようになって、当初目標としていた志望校を上げていこうか、
という話も出たりして、秋から志望校を上げることに対しては賛否もネットで調べていく中で
いろいろ見つけたりもしてて、上げないほうがいいかも…という思いがありつつも
ちょっと余裕を見せ始めてだらけそうになっていたので、本人と相談して少しずつハードルを上げて
ダメでも当初志望していたところを受ければいいよね、という状態にして準備をしていたら、
そこからさらに成績が上がってきて、理系で30位台までのぼりつめちゃって、
それには私やサボさんだけでなく、本人も「ええええええ?!」と大いに驚き、
最終的に「まさかここは無理だよね」と言っていたところが手に届く場所に来て、共通テスト前には
280位当時は考えもしなかった大学を目指すことになっていたのです。
それが、年末のこと。
そして年明けの共通テストに臨んだところが、あの問題。
めちゃくちゃ難しくて過去最低の平均点になったという数学。
共通テストから帰ってきたエナリは大きなショックを受けていて「全然できなかった」と落ち込み。
ちょっと志望校上げすぎたかな、と煽った自分を反省したものだけど、
蓋を開けてみると周りもあまりできていなかったようで。
リサーチに出してみると思ったほど傷が深くなかったみたいで、判定も悪くなくそのまま出願できました。
数学は結局本人が予定していたよりもかなり点数は悪かったけど、なんとその穴を埋めてくれたのが
1年前は偏差値26をたたき出していた国語で、共通テスト本番で180点以上を取れたことで
なんとかまとまった形になりました。

ところがいざ二次試験と思ったら今年の大雪その2がやってきて、予定では2日前に受験地入りと
思っていたものの、空港に行くJRは全然回復しないし、飛行機も飛んでないし、
そもそも北海道を出るためにどうしたらいいだろうか、大学側は救済措置とかないのか、
陸路でいけないか、フェリーはどうかなどあれこれ考えて、結局サボさんが空港まで車を運転して
朝早くに新千歳入りして無事に飛んでいる飛行機に乗せて受験地まで移動できました。

本当にいろんなことがあってどうなるかと思われたけど、無事受験できただけでありがたい。
そして無事に合格。エナリは280位から復活して1年前は考えもしなかった学校に入ったのでした。
合格後に早速LINEで同じ学科のグループができてつながったんだけど
そこでエナリは「ヤバい、周りの合格者の意識が高い。ガチ勢ばっかりだ」と困惑。
行きたい学科に行けたのは間違いないが、合格した周りの子たちはもっと熱くかなり大学や学部、学科のことを
調べつくして「こんな先生の授業を取りたい」と盛り上がっていたらしい。
大学でも高校時代のように最下層からスタートになるのかとどんより気味だったけど
英語のクラス分けテストでどうやら全体の真ん中くらいの点数が取れたみたいで
なんとかなるかも!と思ったみたい。単純な思考回路。
エナリも一人暮らしをスタートさせたのでした。

そんなこんなで無事に二人とも親元を巣立っていきましたとさ。
これからは自分のために時間をたくさん使いたいと思いました。




その後のさるみみさん一家について その1

2022-04-17 23:44:36 | Weblog
最後に投稿した記事が2020年10月ということで、もうかれこれ1年半も前から
全く更新されていなかったこのブログ。
コロナ禍ということもあり、さるみみは死んだのでは?と思った人も
もしかしたらいたかもしれないですが、私は元気で、夫サボさんも、コナンもエナリも
ここまでコロナに罹患することもなく無事暮らしております。

世の中がコロナウイルスで右往左往している中で、
さるみみさんちもいろんなことが起きました。

まず私。
職場でちょっと偉くなりました。それまでは役職手当として5000円出ていた
名ばかりの役職だったのが去年から役職手当10000円がもらえる身分になり、
まさに「ちょっとだけ」偉くなりました。
その後、2年前から養成校に通って勉強していた「社会福祉士」の国家資格に無事合格して
今、資格登録手続き中です。
国家試験の当日は伝説の大雪その1の日で、一時はどうなるかと思われたのですが
とりあえず受験会場にはちゃんと到着して無事に受験できました。
養成校からも6割を目指して…と言われていたのですが、当日の試験問題は
「あれ?今年はもしかしてカンタンなのでは?」という感覚になり、
結局、自己採点してみると8割を超えていて絶対おかしい…と思いながら合格発表を待ちました。
問題なく合格ではあったんだけど、今年の最低点はなんと7割ちょうど。
やはり例年と比べてもカンタンだったようです。
会社に申請したら福祉専門職としての手当がつくとのことで、登録証が届いたらちょっとワクワク。
モノ入りの季節なので、給与UPはありがたいです。

夫サボさん。
最後の記事UPしてちょうど1週間後くらいに、テニススクールでのレッスン中に右足のアキレス腱を断裂
数日入院して手術しました。
コロナ禍ということもあって、私は当然お見舞いなどにも行けず、差し入れなども入れられず。
幸い1週間もかからず退院してきたのだけど、当然松葉づえ生活と、そこからリハビリが始まり
ちょうど世の中は在宅勤務奨励の時期だったこともあって、ちょうどよかった?のか
そこからおよそ3カ月は在宅勤務とリハビリ通院、職場復帰したのは去年の2月中旬くらいでした。
結局去年はコロナもまだすごかったし、アキレス腱切って復帰間もないこともあって
ほとんどテニスもしないでシーズンが終わってがっくり。
今年は外のコートでテニスがしたいと思ってるけど、さすがに体力が落ちているようで
(年齢には勝てないな…)歩いたり軽く走るのは問題なくても、テニスやるにはもうちょっと
時間がかかるのかも。

長男コナン
この春から某国立大学の4年生になっております。
今は大学院入試のために苦手なTOEICを受験してなんとかスコアを伸ばそうとしているものの
本当に苦手なようす。ただ研究はものすごく楽しいらしくて、そのまま博士課程に
進んで研究者になることも視野に入れて学生生活を送っています。
たぶんこの調子だと博士課程に行くんだと思う…。いつまでも学費支払うのが嫌だなと思い
今から返済不要の奨学金を得るように促しています。
博士課程前期(修士)2年でそのあと博士課程後期3年…終わらない学生生活。
父も母も必死で働き続ける日々がまだまだ続きます。

さて、次男のエナリくんですが、この人もものすごいドラマティックな展開になりました。
それはまた次の記事でご紹介。。

コロナ後のエナリの札南ライフ その3

2020-10-12 22:36:00 | 280位からの札南ライフ
コナンがエナリに電話をする直前に、実は担任の先生との面談があった。

そこでは最近のエナリの勉強の仕方がやっつけになっているのが気になっている
というような話を聞いて、私も「でしょうね」という感じだったので
家での勉強については質も量もともに足りていないと思う、という話をした。
そのうえで、私自身はエナリは一度も理系タイプの子だと思ってはいないんだけど
先生から見てどうですか?とおもむろに尋ねてみた。

先生はエナリの文系科目での力がどうなのかわからないけれど、と前置きしたうえで
理系的な思考というよりも文系的な思考ではあると思いますね、と言っていたので
私は文転を勧めているのだけれど、首を縦に振ることはないんだ、ということ
大学でやりたいことがないと言っているので、それならこの大学のこの学部に進めと
言っていること、やる気がないなら公務員試験を受けろと言っているんだ、
という話もした。

おそらく恐ろしい親だと思ったことだろう。
子どもに寄り添う気はないのか?と思ったかもしれない。

だったので、自分も寄り添い見守りをしていた時期はあったけれど、
明らかにもうそんな悠長なことを言っている場合でもないと思うので
本人にやる気がないなら働いてもらいたいというのが親としての率直な意見です、と伝える。

わかりました、とその場で面談終了。

すると数日後にエナリは担任の先生に呼び出されて
「お前、お母さんにやる気がないなら働け、と言われて悔しくないのか」と言われたらしい。
エナリはそれに対して「悔しいです」と答えると
「それなら死ぬ気で勉強して挽回しろ」と一言あったらしい。

この一件の後にコナンからの連絡があり、先生と兄と両方に言われてさすがにまずいと思ったのか
エナリの方から「どこからわからなくなってるのかもわからないから、一人で勉強するのは
難しい。だから塾に通わせてほしい」と話があり、
それに対してサボさんは塾に行くべきと考えていたので、ようやく重い腰を上げたか!
という感じでさっそく私にも塾探しに動けと命じるでは!
もう自分は動かないくせに、私に任せるって何よ!とか思ったけれど
エナリがコナンが提示してくれた大学を目指す気になったようなので
そのモチベーションがまたゼロにならないうちに、ということで説明を聞きにでかけたわよ。

そして速攻決着。

3週間ほど前から塾通い。

部活で忙しいので、なかなか自習に行けてないんだけど、とりあえず1歩を踏み出した感じ。
行かなくちゃならない、やらなくちゃならない、という状況がよかったのかな、と今思う。
もちろん今更かよ、でもあるが。

さてさてどこまで持ち直すかな。


コロナ後のエナリの札南ライフ その2

2020-10-11 22:04:47 | 280位からの札南ライフ
前回の続き。

私はコナンに今エナリがこんな成績が下がったこと、
エナリが特に勉強したいこともないと言っていること、どうしても文系だとしか思えないのに
この先あんな数学で大丈夫なんだろうか、などなど息子に愚痴るのもどうかと思うが
とにかく何かしらのアドバイスが欲しかった私。

現在コナンは某予備校で中高一貫校に通う高2生に個別指導やっているので
勉強の仕方についてや塾に通うべきだと思うか、通うなら何を受講すべきかなど
わかる範囲で教えてもらいたかったのよね。

すると

2、3日後にコナンがエナリのところに電話したようで、
今の状況について尋ね、何の教科に困っているのか尋ねてアドバイスをしたり
前にエナリが建築とか都市開発的なものに興味を持っていたことも知っているので
それを参考にしてバイト先で資料を集めてくれたようで、
エナリに「〇〇大学の◎◎学科なら今から頑張ればなんとかなるはずだ」と
具体的な大学名まで提示して、そのためにどんな勉強を優先的にやるべきか方向性を示してくれて
その大学よりも下のレベルのところを選んでも恥ずかしいからやめろ、
ママに公務員試験受けろとかいくら職業に直結するからって行きたくない大学の学部選んだところで
入れたとしても絶対ドロップアウトすることになるんだから、諦めるな、
札南生としてプライドを持て、とかなんとか言ってくれたようだった。

エナリに「〇〇大学の資料請求して」と言われて、なんで?と聞くと
「兄ちゃんから頑張ればここに入れるって言われたのと就職率が高いとも言われたから」
と言われ、またしてもテレメールで資料請求。
「兄ちゃんが意外と優しかった」とエナリ。
いつもダメ出しばかりの兄が、エナリに頑張れ、と言ったらしい。

融通の利かないコナンがそんなことをしてくれるなんて!!

私にその後LINEでエナリにアドバイスしたからこれからは大丈夫なんじゃないか
なんてことを私に伝えてくれた。

なんて頼りになるの!
私は感動してしまった。そしてもう一つ、ちょっとした出来事が。

次回につづく

コロナ後のエナリの札南ライフ その1

2020-10-10 21:38:42 | 280位からの札南ライフ
実にしばらくぶりの更新となってしまったわけだけれど、
我が家は誰もコロナで倒れることなく(無症状で罹患の可能性は残るけれど)
今日も無事に生活中。

8月のお盆明けからの我が家はいろいろあったわね。特に子どもたちに。
まずはうちの次男エナリくん(高2)についていろいろと。

コロナで学校が休校の間中、私やサボさんが何を言っても全く勉強しなかった結果、
ついに成績が見事な右肩下がりで280位まで落ちたエナリ。
さすがにこれには私もサボさんも「そらみたことか」と。
そして当のエナリも順位を見てさすがに驚いた様子。それまで学年半分あたりを
うろうろしていたはずなのに、気が付いたら後ろに40人弱しかいないなんて!
そしてついに彼はこう言ったね。
「どうやって勉強したらいいかわからない…」と。

今更かよ。今更言うのか、それ。もっと前からわかってなかったんじゃないの?こいつ。
しかも驚いたのはそれだけではなくて、
「大学に入って勉強したいことがない。特に興味を持てるものがない」
と言ってのけたことだった。

あれほど小さいときは建築家になりたいだとか獣医になりたいだとか言っていたのに
今になって、そういう時期もあったけれど、今はよくわからないとのことで、
成績も理系クラスにいるにも関わらず数学ができていない状況で困惑する私。
ずっと小さい頃からエナリは絶対文系の子だと思っていたので、最終的に地理選択の理系を
選んだあたりで「なんで?」って感じだったんだけど、文系の学科には行きたいと思うところがない
ということで、消去法的に理系になったみたい。

もうこれ、断然失敗するタイプじゃないか。

大学についても漠然と「北大総合理系」って…
その成績で言うか。

そこで私は、エナリに行きたい大学もやりたい学問もないのであれば
職業に直結する資格が取れる大学に行くか、公務員試験受けて働けと勧め続けたが
本人は進路の話題をするたびに機嫌を損ねてしまう感じで、状況は悪化する一方。

サボさんは「勉強の仕方がわからないならそろそろ塾に通ったほうがいいのでは?」
というが、本人は塾を拒否。
私もここにどうしても行きたい、というのがないままに塾に行っても意味がないと思っていて
その話をサボさんにしたら、自分でやってても埒があかないんだから、プロに教えてもらうしか
ないんじゃないかと。でもバイトの大学生に教わっても意味なくない?など
エナリの進路についてもサボさんと連日あーでもないこーでもないと議論。
サボさんが、エナリが気になる大学の資料なんかを請求して気分を盛り上げるのはどうか、
それらを見てちょっとモチベーションが上がるかもよ、などということで
ざっくりとテレメールで請求してみたものの、届いても資料見比べているとかいう様子はなく。

もう困り果ててコナンにLINEしてみた。

つづく。。

割と大変そうなオンライン授業

2020-08-12 13:32:06 | Weblog
我が家の子どもたちも、緊急事態宣言中はstay homeしていたわけだけれど、
宣言解除になったタイミングでエナリは普通に学校開始、マスク着用で最初の1週間くらいは
時差登校だったけれど、それ以降は普通に通学して、7時間授業とかこなしているし、
部活も対外練習試合とか始まっている。
通勤通学の地下鉄も普通に混雑しているし、みんながマスク着用しているというだけで
割と今まで通りの生活が戻っている感じがする。

ところがコナンのような大学生は話が別で、前期は普通にオンライン授業。
(学校によっては一部で対面授業やってるところもあるようだけれど、コナンのところは
オンラインのみ)実験などは前期やらずに後期以降に持ち越し、のようだった。
高校生まで普通に学校始まってるのに、なんで大学生だけはだめなのか、
イマイチ釈然としない部分はある。
時間があるからと、割とびっちり履修したコナン、朝からびっしり授業見てるようだけれど
それぞれのレポート課題がものすごくタフらしい。
図書館で調べたいことがあっても入館禁止だし、プログラミングについて同じ寮のインド人に
教えてもらいながら自分でプログラムして試行錯誤して夜中になるとか
安否を確認するLINE送ってもいつも同じことを言ってて「学校行ってるときよりきつい」とのこと。

先生も在宅だと時間あるでしょ?と言いたいんだと思うけれど、
実際ものすごく勉強していると思われる。
ただ残念なことに、後期もオンライン授業が続くらしい。
実験ものは密になるからということで再開は来年度以降になるのかもしれないけれど
だとすると本来3年時に履修する予定の科目が履修できずに2年生の実験がどどーんと入ってくるわけで
来年度も学校再開したところでえらい詰め込みになりそう。

そのうち就職活動にも影響するんだろうな、と思ったりして。

幸いにして寮生たちと話をする機会もあるようなので、孤独に苦しんでいることはないようだし
バイトも再開しているので、完全に引きこもりではないんだけど
常に罹患の心配を抱えつつ、課題に追われつつ、貴重な大学生生活を静かに過ごしている様子。
当然ながら授業料は減免とかされない。オンライン授業に伴って必要な備品を購入するなど
逆にお金がかかったわけだけれど、それも仕方ないのか?

ところで、やっぱりわからないんだけど、どうして大学だけ再開にならないんだろう?

コナンはお盆休みに帰省はせず、9月も無理じゃないか?とのこと。

このままどこまで授業再開しないで行く気なんだろう??

「一人称単数」読了

2020-08-11 17:23:08 | さるみみ文庫2020
出た出た、村上春樹作品。
今回は短編集ということで、あっという間に読み終わったわさ。
収録されているお話の中に「品川猿の告白」というのがあり、
「あ、品川猿!」と思ってちょっと小躍りしてみた。

最後の作品のみ書下ろしのようなので、多くのハルキストは既に読んでるものばかりで
目新しさはないんだろうけど、私はこの中で選ぶとすれば「謝肉祭」が気に入ったわね。
読んでいる間にシューマンの「謝肉祭」youtubeで聴きながら、っていつもの感じで。
ビートルズやジャズが出てくるあたりもいつもの村上春樹の展開なんだけど、
なんだろう?ちょっと春樹節が弱い?
私が村上春樹に慣れてしまった?
あまりにさっくりと読み終わりすぎて「あれ?村上春樹ごっこやる気持ちが高まらない!」
というのが今の感想かな。

なんか表情のある表紙だな、と思ったけど、中身的にはあまり心に残らなかったかも。
ハルキストのみなさん世界観に共感できずまたごめんなさい。

「夢をかなえるゾウ4」読了

2020-08-09 17:11:08 | さるみみ文庫2020
ついに出た、ガネーシャシリーズ!
ずっと待ってたけど、もう次回作はあれっきり出ないのかと思ってたこの「夢ゾウ」
1作目のインパクトがすごすぎたのと、前作の出来がなんかイマイチだったので
もう連続して書くネタないのかもな、と思ってたくらい。

でもそんなんじゃなかった。この4作目は若干説教臭くもあるけれど
「死」がテーマで、いろんなことを考えさせられる作品だった。笑いの要素だけでなく
本当にしっかり自分だったり家族のことを考えたり振り返るのに役立つ1冊だった。
もう一気読みしてしまって、(まあ前作までも2、3日で読んでたけど)
年内にもう一度シリーズ最初から読み直そうかとか思うほどだった。

このシリーズに出てくる「釈迦」などのキャラの中で、今回の「死神」はものすごくクールで
ガネーシャをやや食ってる感じも否めない。
ガネーシャの今までの無茶ぶりすぎる展開も若干弱まった気もするけれど、
テーマがテーマだけにふざけすぎないトーンもいいのかな、と思う。

自己啓発本として位置づけられているんだけど、今回に関してはちょっと違うんじゃないかな?

シリーズを今まで読んでない人も入りやすいので、ぜひこの4作目は読んでもらいたい。
出たばかりなのでネタバレすることは書かないほうがいいな、と思いこの辺でやめておくけど
でもホントによかった!今年は当たりが多いか??

「決壊 下巻」読了

2020-08-07 17:02:33 | さるみみ文庫2020
先月読み終わっていたんだけれど、いろいろあってブログ書く暇もなかったので
今更記事更新。

上巻を読み終わったのは4月の末だったんだけど、そこからかなり時間かかったのは
途中読んでてめちゃくちゃ怖かったから。
読書してて怖い、と思ったのは「黒い家」くらいなんだけど、この決壊は別の意味で
めちゃくちゃ怖かった。「黒い家」とは別の怖さね。

読了までに時間はかかったし、怖さもあったし、いろんな登場人物がまさに「決壊」していく
そんな様を見ている自分も若干メンタル壊れ気味だったりして、
いろんな思いで読んでいた感じ。

サボさんは実はこの作品が平野啓一郎を知った一番最初だったんだけど
これはかなりヘビーな作品だから、よくここから平野啓一郎に注目して彼の作品を
読み漁るようになったものだと思う。

だけど、間違いなくすごい作品だと思う。
やっぱり純文学と言えば世の中は「村上春樹」なんだと思うけど、私的には「平野啓一郎」の方が
ずっとずっと上を行っているのよね。
読書は好みもあるから、別にハルキストがいて、アンチ村上がいていいんだけど
でも「マチネの終わりに」で平野啓一郎の世界に入ってきた人には、断然「ドーン」とこの「決壊」も
読んでもらいたいと思う。そのくらい大きくて重たい作品だった。
サボさんにそんなことを伝えたら「もう一回読もうかな」って。
片手間で読める感じじゃないよ、これ。そんな仕事忙しい中で読む本じゃないよ、と思った。

古い作品だけど、今年読んだ中でTOP3に入るわ、間違いなく。

ステイホーム週間を振り返る

2020-05-06 15:30:40 | Weblog
明日から仕事。私は在宅でできる仕事ではないので出るわけだけど、
日曜からの4連休というのはコロナ流行じゃなかったら取れないものだったので
とにかくやりたいことを詰め込んだ4日だった。
その一つがマスクカバーづくりで、今日残りの数時間で最後の仕上げをして
自分のをもう一枚作って終わる予定。
手縫いなので時間もかかるんだけど、何枚か作るうちに手際もよくなって、2時間かからず
作れるようになっているわさ。

前に浜文様で買った手ぬぐい地で作ったサボさんのマスクカバーは「暑い」と言われたので
なるべくガーゼで、と思ってたんだけど、ガーゼ地も売ってないし…
結局、ガーゼハンカチを切って縫ったのが青いチェックの奴でサボさん用。
緑のオクラ柄のは手ぬぐいなんだけど、内側はガーゼ地、というかさらしを使ってみたので
結局ガーゼハンカチのカバーよりも薄目でしかも生地自体に張りがでて(手ぬぐいのせいかな?)
使い心地よさそう。何度も洗ったらくたくたになるかもだけど。
自分用に今日作る。

そして左上の白いガーゼマスクは、3月に職場で配られたアベノマスクもどき。
ガーゼは意味ない、といわれていたので使わずに持ってるだけだったんだけど、これもリメイクして
内側に上から不織布マスクを差し込めるようにして、鼻の部分にノーズフィッターを埋め込んで
(使い捨てマスクから破って取り出した奴ね。)
家にあった白い花のテープを縫い付けてブランケットステッチまでかけて、
自分のキャラに全く合わない女子的なマスクに早変わり!

ガーゼマスクも自分なりにリメイクできるな、という感触を得たので
アベノマスクが届いたら、刺しゅうしたりパイピングしたりして、使い捨てマスクを差し込んで
使うカバーとして生まれ変わらせよう。
ただ、問題なのはもうこんな大型連休的休みはないだろうと思うので作る時間を
どうやって確保するか、というところかな。

この休み中にはマスクづくりだけでなく、コロナ入院セットも準備してみたわ。
数日前に夢見がすごく悪くて、それこそ39度の熱が出ている、咳はまだないけど
倦怠感がある、4日熱が続いたら電話かけて相談することになってるけど、4日もこんなに
高熱だったらヤダ、とか猫にもPCR検査してもらえるのかとか、とにかくリアルな夢で
朝に飛び起きたことがあったのね。
前に新聞でコロナと診断されたら家に帰らず即入院になるので、受診するときは入院してもいいように
グッズを準備しておくといい、みたいな記事を読んだのよね。
家族の差し入れとかもできないみたいなことも聞いたので「足りないものは後から持ってきてもらおう」
というのも難しいし、入院グッズ取ってきます、って家に帰ってからまた行くということも
できないという、そんなことを起きてから思い出して、突如入院セットを準備。
あとは歯ブラシと下着入れればOK。

家族4人でのんびり過ごした4日間。
札幌の罹患者は減らないので不安もたくさんあるけれど、
頑張るわ。罹患の恐怖と闘いながら。。