ヨハネの福音書13:38
『イエスは答えられた。「わたしのためにはいのちも捨てる、と言うのですか。まことに、まことに、あなたに告げます。鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」』
イエス様の12弟子のひとりペテロは愛弟子でした。
主に対する純粋な心もありましたし、男らしいところもありました。
また主を愛していましたので、どこまでも主について行きたいと思いました。
しかし主との別れの時があまりにも早く来ました。
イエス様は最初から何もかも知っていましたので、去って行く準備が出来ましたが、しかし弟子たちはだれも別れる準備も苦難を受ける準備も出来ていなかったです。
弟子たちと別れる前に、主は『わたしが行くところにあなたは今ついてくることが出来ません。しかし後にはついて来ます。』と言われると、ペテロはすぐに『主よ、なぜ今ついて行けないのですか。あなたのためなら、いのちも捨てます。』と強気で言いました。
しかし主は本文のことばを使って、彼らがイエス様を裏切ることを語りました。
そして主の預言は的中しました。
マタイの福音書26:74-75
『すると彼は、「そんな人は知らない」と言って、のろいをかけて誓い始めた。するとすぐに、鶏が鳴いた。
そこでペテロは、「鶏が鳴く前に三度、あなたは、わたしを知らないと言います」とイエスの言われたあのことばを思い出した。そうして、彼は出て行って、激しく泣いた。』
鶏の鳴き声がペテロの心に矢のように刺されました。
おそらくペテロは死ぬ時まで、鶏の鳴き声を聞いた時には、このことを思い出しながら申し訳ない気持ちになり、涙が出たと思います。
【関連聖句】
詩篇38:18
『私は自分の咎を言い表し、私の罪で私は不安になっています。』
《 3分バイブルボイス 》
【恵み】収穫は主の恵みである:第2歴代誌29章