浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

リンダ・ハワード … 二見書房の本を読んでみた。(ネタばれあり★)

2014年11月08日 |  リンダ・ハワード

そもそも、ロマンス小説の感想を書こうと始めたブログ
でしたが、過去に読んだ中にも、大好きな本がたくさんあるので、まずはその紹介から…と、
出会った作者や本について、書いて来ました。

それプラス、ロマンス小説に出会ってから、思ったことや考えたことなど、
日記代わりに時系列で書いて来たのですが、
書くにあたって過去の記憶を思い起こしたり、その裏付けを取ったり、
好きな本を思い出して再読したり(笑)…と、短い文章の割に、時間が掛かります。

ブログを始めて良かった点は、取り敢えず言いたかったことを文章にしたことで、
自分がすっきりしたこと(笑)。
また好きだった本を再読することで、幸せに気持ちになれたこと♪

悪かった点は、新しい本に出会えなかったこと。
普段新しいロマンスを読んでいる時間を、調べ物や再読に使ってしまったので。

で、ちょっとフラストレーションがたまったので、ブログは週一くらいにすることで、落ち着きました。

で、次は大好きな「マデリン・ハンター」の作品についてを書こうと思ったのですが、
すごく良かった!ったと言う記憶はあるのですが、細かい点を思い出せなくて、やっぱり再読することに。
でも、大好きな2冊共、結構長いんだな、これが。

それに図書館で借りている本も気になる…。
返却時期があるし。

リンダ・ハワードのことを書くにあたってネットで調べていると、
どうも二見書房から出ている作品が人気…と気付き、
早速図書館で5冊借りてしまったし。読まないと。

他にも、予約していたリサ・クレイパスやナリーニ・シンも入って来たので、
再読時間がない…★と言うことで、
今回は当初の予定通り(?)の、読書感想文を書くことにしました。

で、前々回に引き続き、リンダ・ハワード。
この1週間に読んだのは『心閉ざされて』と『一度しか死ねない』。

心閉ざされて』は、人気上位作品だったので、期待していたのですが、
私的には、う~んでした。

取り敢えず、ヒロイン不遇の時期が長過ぎ! どんだけ耐えんとあかんの?と、ちょっと怒りも覚えるくらい。
ヒーローもなぁ、後半どうにかですが、若い時は浅はかだし、再会のときも最低だし。
ヒロインの気持ちを良い様に弄んでるとしか思えない…。

ラストのまとめがきれいなのが、救いなくらい。
おばぁちゃん、洒落にならないし。殺人の自覚があるんだから、ヒーローかばうのが普通でしょ??
いくらミステリーのためとは言え、不自然。10年間もほっとくなんて、何考えてるんだか。
凶器が重いから、ヒロインには無理…って話だったんだから、おばぁちゃんにはさらに無理なのでは?
流れ的に、こんな犯人は違和感しかない。 …残念。


一度しか死ねない』。
こっちの方が、素直に楽しめました。

ヒロインは軍人一家に育った、プロの執事兼ボディーガード。(アマの執事っているのか?)
きちんと執事学校卒業してます!(出てないとアマ?…しつこい?)
有能な執事なので高給取りです。年俸、13万ドルだそうです★
その上、美人で射撃が得意。 

ちょっと出来過ぎなのが、今ひとつですが(マイナス面があった方が好感が持てる)、
とにかく真面目でまっすぐなのが好印象♪

ヒーローは、元奥さんに浮気された上、泥沼の離婚をした刑事。ちょっと女性不振気味。
陸軍で医療訓練を受け、一時は医者を目指そうとしたが、結局警官を選ぶ。
せっかく医療の知識があるんだから、それをいかす使うシーンが欲しかったな。

お気に入りは、二人の掛け合い。相性の良さが出ていて、読んでいて楽しい♪

大筋では、彼女の周りで殺人事件が起こるのですが、こっち(ミステリー)の方は、ちょっと残念。
ストーカーでサイコパスの犯人は、結構出て来る割に影が薄い。
過去3回、大きな犯罪に手を染めているとあるが、結局内容は出てこない。
犯人の異常さも、ラストで急に出て来るので、違和感がある。

犯人の割り出しも大雑把。
元ミステリーおたくには物足りなかったです。

それと、ラストで、薬でフラフラのヒロインが、「普通の人なら両手でも持ち上げられない」ランプを
片手で振り回すのはどうかと。火事場の馬鹿力かも知れないけど、肉体的に無理だと思う。

でも取り敢えず、楽しめたので、合格点♪ 



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