さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

母、父のみもとへ

2020-06-08 | 父・母、家族のこと

5月は、とうとう1日も書けずじまいでした。

6月に入ってまもなく、
母が、父のいる天に召されました。


母の退院予定が決まり、
自宅で安心して過ごしてもらうための準備を進めながらも、
病状に不安が続いた日々。

わずか数日後の退院予定日を前に、
病状が急変した母は、
覚醒していればたえず呼吸困難が続いてしまい、
その苦痛をとってやるためには、眠ってもらうしかありませんでした。
病気は違いますが、
それは父のさいごと同じ状態でした。

しっかりとした鎮静をかけるまで
(あるいは、かけてからあとも)
本人の意思や感情はクリアだったので、
不安感もいっぱいで、
かえってそれが不憫でせつなかったですが、
さいごまで本当によくがんばってくれました。

これから先、母にしてやりたかったこと、
母自身にしてもらいたかったこと、
そのこころ残りが尽きることはないけれど、
悔いはありません。

急変しての再入院後、
ずっと続いていた息苦しさや心の苦しみから、
母がようやく解放され、楽になれてよかったです。

父と母、
自宅と病院とで、さいごの環境は違いましたが、
どちらも弟と一緒にさいごを看取ることができ、
死後のケアも、
それぞれに縁あった看護師さんと一緒にさせていただけて、
きちんと見送れたことは、
娘として幸せでした。

父と母がこの世にいないさびしさは、
このさきずっと抱えていくのでしょう。

それでも、しっかり生きていきたいと思います。
わたし自身が寿命を迎えるその日まで。


おかあさん、
さいごまでよくがんばってくれました。
これまで本当にありがとう。
だいすきなおとうさんに、やっとあえるね。
これからもわたしたちを見守っていてください。



コメント (4)
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