さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

夢想仙楽・追記~責任ある仕事

2008-09-17 | お酒ほかおいしいもの


ところで、


最近の 三笠フーズの事故米騒動で
名前があがっている福岡の光酒造さんが、
この夢想仙楽の 製造元。


この焼酎にかんしては 100%麦と麦麹でつくられているので
事故米混入の心配は ないのだが…。


こんなおいしいお酒をつくっている酒造会社が、
いきなりこんな不名誉なことで名前をあげられることになるなんて。
ほかのメーカーも同様に。
どの会社の焼酎も、私はたいがい口にしている。
長年、安定した味で ファンの多い焼酎の名もあがっていたと記憶している。


どの時期製造の、どの焼酎が どの日本酒があぶないのかとか、
そういうことも気にはなるけれど、


それよりも、
日頃 真摯なきもちで、姿勢で
お酒づくりに関わっているひとたちからすれば、

  そりゃないだろう!

と、くやしい思いでいっぱいだろうなあと、
お酒を愛する人間のひとりである私も
おなじように残念で かなしい。


  こんなバカなことで、お酒から離れないでほしい 
  うちの店の焼酎を全部さかのぼって、
  責任をもってしらべたところ 事故米混入の時期のものの心配はないので
  安心して下さい

と、

行きつけの 焼酎バーから
憤懣やるかたないメールが届いたという のみ仲間もいる。


仕事というものは、ひとつの例外もなく
誰かを楽にし、
誰かによろこんでもらえるものでないといけないと思う。


たとえ犯罪にならなくても、
どんなにおかねになっても、
ひとを幸せにしないこと、なにかを踏みつけにするようなことは

  ”仕事”

とは いえないと。


安全第一であることは 大前提。


そういう意味で、
どんな仕事も
ひとや 生きもののいのちに関わり、いのちをあずかっているといえる。

なにも、医師や 看護師だけがいのちをあずかる仕事ではない。


食や 製薬にかかわることも、
住居にかかわることも 交通機関や運搬にかかわることも、
モノづくりだって、
みんなひとが口にし、手にし、使用するものにかかわることならば
いのちへの責任が、ある。


そういうことを 日頃意識して仕事していれば、
誰だって

自分が、自分たち家族が

食べたくない、のみたくない、使いたくない、住みたくない、乗りたくない、
OOXXしたくない…

ようなものを、つくる、売る、提供する ことに
疑問をいだくはず なのに。


利益最優先の社会は、
誰もが自分の仕事に 誇りをもてない社会は
やっぱりどこかまちがっている。


自分の仕事が、誰かを楽にしている…

自分の仕事は、誰かの役にたって、
誰かに よろこばれている。 

ひいては、誰かを しあわせにしている。
(ことに、ひと役かっている)


誰もが そんなふうに感じられる社会が 理想かなあ。


だから、たとえお給料がもらえなくても、
家庭の奥さんや おかあさんが
家族のために毎日していることは、
りっぱな 仕事。


すべての仕事が、だれかをしあわせにする なんて、

理想論??


でも、そういう よりよい理想とか 目標とか めざすものがなければ、
前へ進めないよね。

だれだって、
信頼できる社会のなかで 生きたいよね。



…とか書いていたら、

また今朝 あらたに事故米流出の企業発覚のニュースが。

ほとんどの事故米を 食用デンブンとして売り出していたって。。。

なんかもう、信頼できないことに かなしくなるね。







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