さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

ゆっくりと

2017-01-31 | たわごと・できごと
もうすぐ立春。

東風凍を解く(とうふうこおりをとく)。
旧暦の七十二候では、新年のはじまりです。


1月半ば、体調不良で1週間も臥せってしまいました。

ひどい腰痛がはじまりでしたが、
それがすこしやわらいだかなと思う頃から
これまたひどい頭痛が出現し、
今回はこの頭痛に悩まされつづけた不調でした。

なにしろ、昼夜おかまいなくずっと、
ズキッ、ビリビリッと痛みが何分かおき、
ときには1分間のうちに何度となく来るのです。
仕事も家事もできず、寝ているしかない状態でした。
吐き気やめまいはいっさいなかったのですが。

これまで、頭痛はほとんどない体質だったもので、
何か頭に原因があるかもしれないと思い、
急ぎ検査を受けたところ、さいわいにも異常なし。
ほっとしましたが、
それにしても痛みは治まってくれません。

職場の院長や漢方薬局、漢方にくわしい友人にも相談し、
何種類かの薬を試しているうち、
ようやく頭痛のない時間が長くなってきて、
通常の動きができるようになり、
仕事にも戻ることができました。

一時は、いつ治まるのかしれない痛みの苦痛と不安のために
睡眠や食欲にも影響が出て、気力もそがれていくようでした。

ひとつバランスをくずすと、
こうなってしまうのですね。
むりをしていたつもりはないのですが…

とにかく、日常に戻れたことがありがたいです。
自分で気づかないうちに、疲れやストレスをためないようにしなくては。
からだの発するサインに気をつけながら、過ごします。


頭痛で臥せっていたあいだは、仕事も家事もできず家におこもりで
歌もお休みでしたが、
3月と4月にコンサートがあります。

どちらも、ご指導いただいている先生の門下生によるコンサートですが、
今回は練習期間も特に短く、
何曲もの新曲にとりくんで本番ステージにまにあうように仕上げるにはむりがあると思い、
おなじ曲をていねいに練習していこうと決めました。

それで、そろそろ暗譜もできていないといけないのですが、
不慣れなイタリア語の曲がなかなか覚えられず。

ドイツ語が覚えやすいとはいえませんが、
たぶん、わたしにとってはなじみぐあいに格段に差があるのでしょう。
もともと合唱から入り、ドイツ語の合唱曲をたくさん歌い、20年近く。
ドイツリートを習うようにもなり、これもいつのまにか10年が過ぎ…
これで、なぜいつまでたっても進歩がないのかとかなしくもなりますが、
それはまあ、続けることに意味があるとして。

そのあいだに、イタリア語の曲をほとんど歌ってこなかったので、
覚えにくいのも当然かもしれません。

くりかえし練習で、なんとか本番にまにあうようがんばります。

ほか、女声5人のアンサンブルで歌うのが1曲。

女声2部のデュエットで短い曲を2曲。

これらは日本語。

曲のご紹介は、また後日にいたします。


待ちわびる春に向けて、
わたしもゆっくりゆっくりと、動きはじめます。





コメント (4)
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