A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記724 『地図で読む京都・岡崎年代史』

2013-05-11 23:04:34 | 書物
タイトル:地図で読む京都・岡崎年代史
監修:小林丈広
編集・発行:京都 : 京都岡崎魅力づくり推進協議会
制作・デザイン:株式会社桜風舎
印刷:株式会社スイッチ.ティフ
発行日:2012.5
定価:500円(税込)
形態:32p ; 21.0×29.7cm
内容:
第1部 近代編
 地図の変遷で見る京都岡崎今昔 
 文明開化の黎明期 ~愛宕郡岡崎村と呼ばれた時代
 琵琶湖疏水完成 ~京都復興をかけた大プロジェクトの成功
 京都を変えた一大イベント ~第四回内国勧業博覧会と平安遷都千百年紀念祭
 祝祭のパブリックスペース ~博覧会・祝賀会といえば岡崎だった
 激動の時代とともに ~大きく変遷する中で現在の姿に
 岡崎百年、愛されるまちへ ~進化し続ける文化と憩いのエリア

〈コラム〉文化ゾーン岡崎の真実!?

第2部 前近代編
 知られざる岡崎の古層 ~弥生時代の遺跡、古墳など
 副都心の栄華「院の御所」と御堂 ~平安末期、歴史的転換の要地
 法勝寺と八角九重塔 ~高さ81mの奇想の巨塔
 空白期の乱世 ~大きく様変わりし田畑の時代に
 風雲の幕末期 ~志士が駆け抜ける京都 岡崎に藩邸が建ち並ぶ

京都・岡崎年表
岡崎お散歩マップ

購入日:2013年5月9日
購入店:京都市勧業館みやこめっせ ミュージアムショップ 京紫苑
購入理由:
 岡崎の歴史を知るための参考資料として購入。ガイド的な本のため、参考文献が明記されていないのが残念。とはいえ、サクッと岡崎の変遷を知るには役立った。


未読日記723 『風土 vol.1』

2013-05-09 23:10:20 | 書物
タイトル:風土 vol.1 山
別書名:CLIMATE vol.1 : SAN
著者・発行:下平竜矢
詩:永澤康太
形態:32p ; 26.5cm
内容:
「山」下平竜矢
「何者」永澤康太

頂いた日:2013年5月8日
 著者の方よりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。祭りのシリーズが印象的な下平竜矢の今回の新作写真集は「山(SAN)」である。荒涼たる自然、雑草、土、枯木などが写されたモノクロ写真をめくるたび、山の息遣い、気配が立ち昇る。そして、巻末の永澤康太による詩を読むと、だれもいない(ノーボディ)荒野を歩くウィリアム・ブレイクを描いたジム・ジャームッシュの映画『デッドマン』を思い起こした(そういえば、ブレイクも詩人だった)。
 ある土地の歴史や文物を記した地誌のことを「風土記」というが、本書もまた下平による「風土記」と言えるかもしれない。新たな「風土記」の始まり(vol.1とあるからには次号もあるのだろうか?)今後が楽しみだ。


未読日記722 『PRESENT』

2013-05-07 23:07:03 | 書物
タイトル:PRESENT : 「一枚の絵本展」画集
著者:よしだよしえい
文:吉田亮太
編集・出版:YOSHIDA;ke
形態:[26]p ; 19.0×27.2cm
定価:1,200円

購入日:2013年5月6日
購入店:Hedghog Books and Gallery
購入理由:
 Hedghog Books and Galleryにて開催された「よしだよしえい:一枚の絵本展」にて購入した1冊。かわいらしく愛らしい動物たちのイラストが魅力的なのはもちろんのこと、添えられたやさしい文章もまた魅力的。

未読日記721 『KYOTOGRAPHIE』

2013-05-06 23:09:03 | 書物
タイトル:KYOTO GRAPHIE 国際写真フェスティバル公式カタログ
別書名:KYOTOGRAPHIE: international photography festival
編集:京都グラフィー実行委員会
翻訳:朝尾佳織、石井朝子、小野規、小野直子、ディヒーリ・デイビッド、ベーカー・マリー、湯浅し津、ルオン・エリック
校正:朝尾佳織、小野直子、南部沙智子
装丁・デザイン:山田浩之(RHYTHM AND SPACE)
デザイン アシスタント:加瀬部敏志(YOJOHAN DESIGN)
デジタル リタッチング:小旗かおる(ユニコーン)
発行:京都 : 京都グラフィー実行委員会
発売:ハースト婦人画報社
発行日:2013.4
形態:137p ; 26cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2013年4月13日-5月6日: 高台寺塔頭 圓徳院、京都文化博物館 別館、大西清右衛門美術館、有斐斎 弘道館、西行庵、誉田屋源兵衛 黒蔵、アンスティチュ・フランセ関西、ARTZONE、虎屋京都ギャラリー、ASPHODEL/富美代、二条城二の丸御殿台所(重要文化財)、ハイアットリージェンシー京都
   主催:京都グラフィー実行委員会
内容:
会場地図
「京都グラフィープログラム祝辞」門川大作(京都市長)
「芸術が自然に息づく街、京都」リシャール・コラス(シャネル株式会社代表取締役社長)
「世界に大きく開かれた夢」ルシール・レイボーズ、仲西祐介(京都グラフィー・ディレクター)

写真
「時間と高揚」フランソワ・エベル(アルル国際写真フェスティバル・ディレクター)
細江英公
「細江英公インタビュー」竹内万里子
マリック・シディベ
「マリック・シディベの魅力―躍動する個人へのまなざし」竹内万里子
大西清右衛門
「大西清右衛門の写真」インディア・ダルガルカー
ニコラ・ブーヴィエ
「ニコラ・ブーヴィエの不可思議な国、日本」クリスティーヌ・シベール
高谷史郎
「高谷史郎:正方形が語るもの」四方幸子(メディアアート・キュレーター)
ケイト・バリー
「ケイト・バリー、または静かな闇の世界」村上香住子(作家)
「パリから東京へ、愛の輪は広がる。」村上香住子(作家)
小野規
「東北―247日目から341日目に」小野規
アルル国立高等写真学校の卒業生
「アルル国立高等写真学校の卒業生 Inside/outside TERRITORY 展」
「アルル―京都 新たなパートナーシップに向けて」小野規(京都造形芸術大学美術工芸学科 現代美術 写真コース)
クリスチャン・ポラック コレクション
「今昔写真―クリスチャン・ポラックコレクション」クロード・エステーブ
「コロジオンから便利堂のコロタイプ印刷まで」クロード・エステーブ
ハッセルブラッドマスターズ2012
CHANEL NEXUS HALL presents NAOKI
「NAOKI―ニュー京都モダン」福川芳郎(ブリッツギャラリー)

京都
「京都が写真と出逢う時」平野啓一郎
「わたしの京都」瀬戸内寂聴
「まなざしからまなざし」フィリップ・ジャンヴィエ=カミヤマ(在京都フランス総領事)
「京都グラフィー会場案内」村松美賀子
 高台寺塔頭 圓徳院_細江英公
 京都文化博物館 別館_マリック・シディベ
 大西清右衛門美術館_大西清右衛門
 有斐斎 弘道館_ニコラ・ブーヴィエ
 西行庵_高谷史郎
 誉田屋源兵衛 黒蔵_ケイト・バリー
 アンスティチュ・フランセ関西_小野規
 ARTZONE_アルル国立高等写真学校の卒業生
 虎屋京都ギャラリー_クリスチャン・ポラックコレクション
 ASPHODEL/富美代_ハッセルブラッドマスターズ2012 & エールフランスラウンジ
 二条城二の丸御殿台所(重要文化財)_CHANEL NEXUS HALL presents NAOKI
 ハイアットリージェンシー京都_京都グラフィー・ハイライト

空間デザイン 京都文化博物館 別館_クラウディオ・コルッチ
サウンドスケープ カリーム・サイ_Courtesy of caravan
空間デザイン 有斐斎 弘道館_オリバー・フランツ
空間デザイン 高台寺塔頭 圓徳院_オリバー・フランツ
京都グラフィー・オーガナイゼーション
 京都グラフィーコミッティー
 制作
 キュレーター
 協賛・協力・共催・助成・後援
写真クレジット

購入日:2013年5月6日
購入店:有斐斎 弘道館
購入理由:
 会期終わりの週末に行ったところ、カタログが半額で販売されていたので購入。弘道館のニコラ・ブーヴィエの展示がすばらしかった。恥ずかしながらブーヴィエは初めて知ったが、本も読んでみたくなった。展示も工夫が凝らされていて、空間と調和していた。
 カタログとしておもしろいのは、空間デザインのページがあるところだろう。個人的に町家で進行中の企画があるので、とても参考になった。
 

未読日記720 『気球があがった』

2013-05-02 23:24:05 | 書物
タイトル:気球があがった : 近代京都の一世紀
別書名:A balloon ascended : Kyoto, the last century : in commemoration of the opening of the Museum of Kyoto
監修:吉田光邦
編集:京都文化博物館学芸第二課
   片岡肇、鈴木忠司
制作:株式会社淡交社
発行:京都 : 京都府京都文化博物館
発行日:1988.10
形態:169, viip ; 30cm
注記:京都府京都文化博物館開館記念特別展「気球があがった-近代京都の一世紀」の図録
   会期・会場: [1988]:京都府京都文化博物館
   略年表: p160-161
   参考文献: p162-163
内容:
「序」荒巻禎一
「序」岡本道雄
総論「京都――日本の近代化のなかで」吉田光邦
プロローグ
1.幕末の動乱と京都
2.江戸と京都、東京と西京
Ⅰ 近代都市京都へ
 1.小学校と博覧会
 2.疏水と遷都千百年紀念祭
 3.三大事業と三条通
Ⅱ 伝統のなかの産業
 はじめに
 1.西洋技術の導入
 2.伝統産業の近代化
 3.アーティストとクラフトマン
Ⅲ 学問の都
 はじめに
 1.京都大学の成立と発展
 2.新しい私学
 3.仏教界の活動
 4.新制大学の誕生
Ⅳ 美術と工芸――新しい息吹
 はじめに
 1.浅井忠と関西美術院
 2.国画創作協会の芸術運動
 3.前衛陶芸の動向――走泥社を中心に
Ⅴ 人々の楽しみ
 1.新京極の賑い
 2.都をどりと時代祭
 3.名所と行楽
 4.京都の映画
座談会「女性の目でみた京の町・京の暮らし」小池一子、福本潮子、中村弘子、平田由美、ダイアン・ダストン、(司会)末次攝子
略年表
参考文献
掲載図版一覧

購入日:2013年5月2日
購入店:京都市勧業館みやこめっせ
購入理由:
 毎年恒例、みやこめっせでの「春の古書大即売会」にて購入した1冊。
近代京都の歴史を知るのに手ごろな内容かも。それにしても、タイトルが秀逸。