著作物は書き手から読み手への「贈り物」です。だから、贈り物を受け取った側は、それがもたらした恩恵に対して敬意と感謝を示す。それが現代の出版ビジネスモデルでは「印税」というかたちで表現される。けれども、それはオリジネイターに対する敬意がたまたま貨幣のかたちを借りて示されたものだと僕は考えたい。すばらしい作品を創り上げて、読者に快楽をもたらした功績に対しては、読者は「ありがとう」と言いたい気持ちになる。
内田樹『街場のメディア論』光文社(光文社新書)、2010年、147頁。
これは、著作物に限らないだろう。すばらしい美術作品を受け取った鑑賞者もまた、「ありがとう」と言いたい気持ちになる。
内田樹『街場のメディア論』光文社(光文社新書)、2010年、147頁。
これは、著作物に限らないだろう。すばらしい美術作品を受け取った鑑賞者もまた、「ありがとう」と言いたい気持ちになる。
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