A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記600 「REAR 27」

2012-04-26 23:00:34 | 書物
タイトル:REAR : 芸術批評誌リア : 芸術/批評/ドキュメント
卷号:27
編集・制作:馬場駿吉、高橋綾子、井上昇治、増田千恵、堀尾美紀、筒井宏樹
デザイン:夫馬孝
発行:名古屋 : リア制作室
発行日:2012.3.28
価格:450円(本体価格)
形態:113p ; 21cm
内容:
○特集1 「批評家はどこにいるのか」
・〈座談〉:沢山 遼、野田吉郎、星野 太  美術をめぐる言論の現在と美術批評の可能性
・〈エッセイ〉「内からの目/外からの目――批評する視点」中村英樹
・「高松次郎と「影」の論争――予備的スケッチ(Ver. 1.5)」土屋誠一
・〈年表〉:出版にみるゼロ年代の批評活動
・「作曲家による批評:技法論/演奏論/メタ批評」水野みか子
・「音楽と対話する」池田 康
・〈エッセイ〉「批評と制作」山本さつき
・〈エッセイ〉「批評家を育てていること――美術館学芸員」天野一夫

○特集2「現代陶芸と造形」
・「バイオモルフ─陶芸の有機的抽象表現」渡部誠一
・〈レポート〉「対談「作家の見た小川待子」李禹煥×小川待子 『二つのはじめの一歩』」安藤雅信
・「小川待子展を見て――「水の記憶」とは」市川政憲
・「オフロードとガラパゴス」正村美里
・「何をめざすのか――第9回国際陶磁器展美濃を問う」井上隆生

○批評
・〈アーティストトーク〉:イケムラレイコ×松本 透  イケムラレイコ うつりゆくもの
・「THERMOMETERS SHOULD LAST FOREVER――エドワード・ルーシェイの液体語(後編)」イヴ=アラン・ボワ/近藤 学[訳]
・「観光と現代美術――ヴェネツィア・ビエンナーレ第54回国際美術展」藤川 哲
・「繰り返すポロック」尾崎信一郎
・「菊畑茂久馬 回顧展 戦後/絵画」熊谷伊佐子
・「洞窟の出口へ――『世界制作の方法』展に寄せて」岡本源太
・「「二重に出歩くもの」展 世界を〈つなぐ〉関係性としての裂け目」松田 愛

○レビュー
・「オンド・マルトノ・コンサートとコラボレーション・ダンス公演」山本裕之
・「オンド・マルトノ・コンサートとコラボレーション・ダンス公演『プロメテウスの光』 抗う者たちからの挽歌」亀田恵子
・「第5回AACサウンドパフォーマンス道場公演」北條知子
・「ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展」川田都樹子
・「松井紫朗 亀がアキレスに言ったこと―新しい世界の測定法」関 昭郎
・「画家たちの二十歳の原点」三頭谷鷹史
・「抱きしめたい! 近代日本の木彫展」飯田 真
・「名古屋市民芸術祭2011主催事業「simple things」」日沖 隆
・「池水慶一 毛深き人たち―東山動物園のゴリラたち」山脇一夫
・「イコノフォビア―図像の魅惑と恐怖―」副田一穂
・「小俣英彦展“silence”/濱田富貴展“なりたち”」馬場駿吉
・「佐分 眞―洋画界を疾走した伝説の画家―」吉田俊英  
・「呼びとめられたものの光」林 洋子
・「佐藤香菜展「サンクチュアリ」」大島徹也
・「きそがわ日和2011」田中由紀子 
・「松浦寿夫展」吉田映子
・「伊藤正人展「Corridor」」秋庭史典
・「ライフレヴューアート 杉山健司+浅田泰子展の新しい地平」鈴木敏春
・「山内亮典個展/鈴木雅明展/田口美穂展」増田千恵
・「岡川卓詩展」拝戸雅彦
・「栗本百合子展 the clay cellar―heart―」井上昇治
・「武豊アニメーションフィルムフェスティバル(TAFF’12)」越後谷卓司
・「「大名古屋電脳博覧会」を受け止められるか」水野勝仁
・「池 奈千江展」土屋麻美  
・「仏流、韓流アニメ、どうでしょう!?」尾辻里音

○トピックス
○バックナンバー

購入日:2012年4月22日
購入店:NADiff 愛知
購入理由:
 「批評家はどこにいるのか」私も知りたい、ということで購入。愛知からの帰路に流し読みしたところ目についた「【年表】出版にみるゼロ年代の批評活動」はすばらしい。これだけでも本書は価値がある。
 いつか「批評家はどこにいるのか」と言われることがない時代が来るのだろうか?
 ちなみに、「批評家特集」の今回のREAR全体の執筆者、登場者48名中、評論家・批評家を肩書きで明記していたのは以下の12人だった。

美術評論家:中村英樹、天野一夫、熊谷伊佐子、三頭谷鷹史、山脇一夫
美術批評家:土屋誠一
美術批評:山本さつき、日沖 隆、田中由紀子、鈴木敏春
アート評論:亀田恵子
映像批評:越後谷卓司



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