A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記248 「人間的、あまりに人間的Ⅰ」

2009-04-02 15:11:30 | 書物
タイトル:ニーチェ全集5 人間的、あまりに人間的Ⅰ
著者:フリードリッヒ・ニーチェ 池尾健一訳
カバーデザイン:間村俊一
カバー写真:STUDIO S・T・E・P
発行:筑摩書房/ちくま学芸文庫
発行日:2000年12月10日第5刷(1994年1月10日第1刷)
内容:
『ニーベルンゲンの指輪』の上演に失望を隠しきれないニーチェは、いよいよヴァーグナーとの決別を決意する。彼は、ますます昂進する持病の頭痛・胃痛・眼痛の療養もかねてイタリアへ避難し、友人との共同生活のなかで少しずつノートを書きためていった。それが、のちのちまでニーチェの文章形式を決定づけることになるアフォリズム集の第一作『人間的、あまりに人間的』であった。そこでは、形而上学・宗教・芸術(そして、ヴァーグナー)が徹底的に批判され、既成の偶像の暴露心理学的解体が試みられる。ニーチェ中期の思想の端緒。
解説 池尾健一

購入日:2009年3月19日
購入店:流浪堂
購入理由:
アフォリズム形式好きとしては、ニーチェは避けては通れない。たまたま入った古本屋で見つけ、ニーチェのことを思い出し、「いま、ニーチェが必要だ」と決意し購入。約500ページもある…。買った後に気づいたが、先日購入した芥川龍之介の『文芸的、あまりに文芸的』はニーチェの『人間的、あまりに人間的』のもじりだということに気づく。買った本が、別の本を呼び寄せているのかもしれない。



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