A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記301 「三代目三遊亭金馬 弐」

2009-07-28 17:32:41 | 書物
タイトル:隔週刊CDつきマガジン 落語 昭和の名人 決定版⑭ 三代目三遊亭金馬 弐
編集人:宮本晃
監修:保田武宏
寄席文字:橘左近
CDリマスタリング:草柳俊一
アート・ディレクション:渡辺行雄
デザイン:片岡良子、姥谷英子
編集:小坂眞吾(小学館)、内田清子
制作企画:速水健司
資材:高橋浩子
制作:田中敏隆、南幸代
宣伝:長谷川一、山田卓司
販売:豊栖雅文、竹中敏雄
広告:林祐一
発行:株式会社小学館
発行日:2009年7月21日
金額:1,190円
内容:
レコード、ラジオで全国を沸かせた
三代目三遊亭金馬【さんゆうてい・きんば】1894~1964 弐

CD(70分)
たがや・・・両国に上がる花火は [初CD化音源]
佃祭・・・情けは人のためならず [初CD化音源]
目黒のさんま・・・殿様の切なる願い
小言念仏・・・ありがたくない朝のお勤め

○出っ歯と禿頭がトレードマーク 博識で知られた〝やかんの先生〟
○CD鑑賞ガイド 力強い楷書の話芸
落語をもっと面白くする連載3本立て
田中優子○川開きと花火
五街道雲助○稽古をつける
山本進○落語睦会の結成

購入日:2009年7月8 日
購入店:文教堂書店 渋谷店
購入理由:
 今号の聴き所は「目黒のさんま」「小言念仏」につきるだろう。目黒に縁がある私にとって、いつかこの噺はちゃんと聞いてみたいと思っていたが、金馬で聴くと飄々している。どことなく可愛らしい噺なのである。
 そして続く「小言念仏」だが、思わぬ偶然から祖母の新盆の日に聞くことになり、罰あたりやら楽しいやらで、祖母のちょっとしたいたずら心が働いているようでおかしかった。この噺の人物描写などを聴くと、落語は人間に対する目線が暖かいとつくづく感じる。
 加えて、田中優子氏のテキスト「川開きと花火」は眼から鱗な内容で刺激的であった。今後、花火というものをしっかり研究してみるとおもしろいかもしれない。タイトルは「花美学」。「花火+美学」とかけてみたがどうだろうか。お後がよろしいようで・・。


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