「私にはわかっていた、批評というものは、ずっと前から光り輝いていたものを闇のなかに葬ったり、また永遠に暗闇のなかにいるべく定められているように見えるものをそこから引き出したりして楽しむもので、しかもそれが長い幾世紀にもわたる期間に作られた多数の作品同士のあいだで行なわれるだけでなく、同じ一つの作品の内部においても起こるのだ。」
(p.340 「失われた時を求めて6 第三篇ゲルマントの方Ⅱ」マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社文庫2006.8より)
(p.340 「失われた時を求めて6 第三篇ゲルマントの方Ⅱ」マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社文庫2006.8より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます