A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

【ご案内】SlideShowStudies(SSS) vol.3 宮本博史「M家の場合」

2014-04-26 10:52:49 | お知らせ
 スライドショーを新たな作品発表の形式として模索・研究するスタディーイベントSlideShowStudies(SSS)の第3回目を開催いたします。今回はアーティスト・宮本博史(とご両親)を招き、「M家の場合」と題して家族写真をテーマにスライド&トークショーを行います。新緑の季節、ぜひお出かけください。

タイトル:SlideShowStudies(SSS) vol.3 Next Slide...宮本博史「M家の場合」
開催日時:2014年5月10日(土)午後6時~(午後5時45分開場)
出演:宮本亘(自営業)×宮本伸子(専業主婦)×宮本博史(アーティスト)×平田剛志(SlideShowStudies)
会場:つくるビル2階 マルニアトリエカフェ
京都市下京区五条通新町西入西錺屋町25番地
tel: 075-352-3514
URL: http://www.tukuru.me/
チャージ:1,000円(高校生以下、18歳未満および65歳以上は無料[証明できるものをご提示下さい])
定員:35名
企画:SlideShowStudies
主催:SlideShowStudies、つくるビル
お問合せ・ご予約:slideshowstudies.info@gmail.com
Facebookページ:https://www.facebook.com/slideshowstudies

 宮本博史は、自己と他者、人や物の関係性や記憶、存在をテーマに、記録や収集物をもとにインスタレーションやパフォーマンス、映像、音作品、アートプロジェクト型作品を制作・発表してきました。

 宮本作品において、これまで一貫して素材となってきたのが「家族」です。宮本は、自身や家族にまつわる生活の痕跡や営みを記録・収集し、それらを素材に作品発表を行ってきました。近年は、他の家族も巻き込み、家族の会話やおふくろの味の収集・記録にも取り組んでいます。私事と公共の境界を越えた作品は、哲学的、文化人類学的なアプローチも相まって、家族(観)の多様さを浮かび上がらせます。家族(観)を取り巻く環境や社会制度、在り様が変化、崩壊している現代だからこそ、家族とは何なのか見る者に投げかけています。

SSS vol.3「M家の場合」では、M家の家族写真をM家の人々の語りとともにスライドショーを行います。M家の家族写真を、他者である観客とともに見ること。その時見る写真は、M家の写真でありながら、わたしやあなたの家族写真なのかもしれません。母の日の前日、ご家族揃ってお越しください。M家とともにお待ちしております。

宮本博史 MIYAMOTO Hiroshi
1978年 大阪生まれ、大阪・東京在住。
人々の営みに関するで有ろう様々なことがらの関係性やそれらのかたちを、てつがく的観点で捉えようと試みている。例えば、ホームムービーの発掘と公開→保存→活用、自宅での展覧会、障がいのある人とのコラボレーション等々を通じて。「どこからどこまでが私事の範囲なのか、気になっています。」

主なグループ展
2013年 「アートピクニックvol.3 マイホームユアホーム」(芦屋市立美術博物館/兵庫)
2012~14年「HAPPY SPOT NARA」(奈良県文化会館/奈良)
2010年 「Art Court Frontier 2010 #8」(ARTCOURT Gallery/大阪)
2009年 「福岡アジア美術トリエンナーレ2009」(福岡アジア美術館/福岡)
※AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]にて参加
2008年 「犬島時間」(犬島/岡山)

関連情報:
宮本博史 個展
self community 家族について (box archive) など
2014年4月26日(土)~5月11日(日) 火休
午前11時30分~午後7時
[5月10日(土)は17時まで]
つくるビル 1階