A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記755 『都市の無意識』

2013-07-27 23:19:35 | 書物
タイトル:都市の無意識
並列書名:Unconsciousness of the city
編集:東京国立近代美術館
翻訳:山本仁志
デザイン:森大志郎
印刷:八紘美術
八紘:東京 : 東京国立近代美術館
発行年:c2013
形態:13p : 挿図 ; 23cm
注記:会期・会場: 2013年6月4日-8月4日:東京国立近代美術館ギャラリー4
   出品作家: 北脇昇, 浜田知明, 奈良原一高 [ほか]
   企画・編集担当: 鈴木勝雄
   出品リスト: p12-13
内容:
「都市の無意識」鈴木勝生
出品リスト

頂いた日:2013年7月26日
場所:東京国立近代美術館
 会場内で無料配布されていたので頂いた1冊。
 本展は、都市のイメージを地層として捉え、「スカイライン」、「アンダーグラウンド」、「パランプセスト」の3つのテーマから、絵画、版画、写真、映像、資料によって、都市と美術の関係を考察する展覧会である。
 具体的には、アンダーグラウンドでは、暗渠化した渋谷川を撮影した畠山直哉の《川の連作》シリーズ、スカイラインでは、勝又公仁彦の《Skyline》シリーズ、パランプセストでは、佐伯祐三の絵画、高梨豊の〈都市のテキスト 新宿〉シリーズなど、テーマに相応しい作品が選ばれている。これらの作品を通して、観客は都市を下から上へ、そしてイメージの多層性へと導かれていく。小規模な展示ながらテーマと作品選定がすばらしかったが、もっと大規模な展覧会としても見てみたい。