A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記746 『原子の光(影の光学)』

2013-07-01 23:13:36 | 書物
タイトル:原子の光(影の光学) (芸術論叢書)
タイトル別名:Atomic light (shadow optics)
著者:リピット水田堯
訳者:門林岳史、明知隼二
装幀:宇平剛史
発行:調布 : 月曜社
発行年:2013.5
形態:387p ; 19cm
注記:Atomic Light (Shadow Optics), University of Minnesota Press, 2005.の翻訳
内容:
幻、X線、原爆、透明人間――映画作品や文学、そして哲学における「没視覚的なもの」を考察する、画期的な映像文化論。20世紀の放射性の光において見られうると同時に見られえないものの物質性についての地図を作成し、秘められた影のアーカイヴをめぐる思弁的読解と、内面性の視覚的構造の分析を提示する意欲作。

日本語版への序文
謝辞
参考図版(日本映画)
0 諸々の宇宙
1 影のアーカイヴ(秘密の光)
2 没視覚性の諸様態――精神分析‐X線‐映画
3 映画の表面デザイン
4 原子的痕跡
5 外記〔エクススクリプション〕/反書記〔アンチグラフィ〕
6 幻の治療〔キュア〕――不明瞭と空虚
訳者あとがき
索引

購入日:2013年6月30日
購入店:ジュンク堂書店 京都店
購入理由:
 X線写真に興味があり、以前に大学院の授業でX線とフォトグラムについて発表したことがある。しかし、物知らずというのは恥ずかしいもので、その時に本書の存在は知らなかったのである。あの時、本書を読んでいればもう少しましな発表ができたかもと思うが勉強不足なのだから仕方ない。もろもろ忙しさが一段落したので、今こそ読むべしと思い購入。


カバーを外してもカッコいいデザイン