A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記710 『フランシス・ベーコン展』

2013-03-24 23:43:46 | 書物
タイトル:フランシス・ベーコン展
別書名:Francis Bacon
編集:東京国立近代美術館豊田市美術館日本経済新聞社文化事業部
和文英訳:クリストファー・スティブンズ、パメラ・ミキ・アソシエイツ、Fontaine Limited
英文和訳:夏目幸子、保坂健二朗、鈴木俊晴
独文和訳:金子美環
校正:岩田高明
デザイン:下田理恵(da.)
制作:印象社
印刷・製本:大伸社
発行:東京 : 日本経済新聞社
発行日:c2013
定価:2,500円(税込)
形態:187p : 挿図 ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: [東京]2013年3月8日-5月26日: 東京国立近代美術館, [豊田]2013年6月8日-9月1日: 豊田市美術館
   主催: 東京国立近代美術館, 豊田市美術館, 日本経済新聞社
   出品作品リスト: p184-187
   主要文献: p148-149
   年譜: p142-147
   英文テキストあり
   折り込みページ4枚あり
内容:
「フランシス・ベーコンについての断章、いくつか」保坂健二朗
カタログ
 Chapter Ⅰ 移りゆく身体 1940s-1950s
 Chapter Ⅱ 捧げられた身体 1960s
 Chapter Ⅲ 物語らない身体 1970s-1992
 Chapter Ⅳ エピローグ:ベーコンに基づく身体
「触覚と粒子でできている:ドガ、ベーコン、そして土方」鈴木俊晴
「うわさのベーコン――日本におけるフランシス・ベーコン受容の歴史のためのノート」桝田倫広
アンソロジー
年譜
主要文献
出品作品リスト

購入日:2013年3月24日
購入店:東京国立近代美術館ミュージアムショップ
購入理由:
 うわさのフランシス・ベーコン展のカタログ。ベーコン展としては1983年に東京国立近代美術館、京都国立近代美術館で開催された展覧会から30年ぶり、没後初の回顧展となる(今回は京近美が巡回先から外れて極めて残念)。今展では「身体」をキーワードに、33点の作品が展示される。
 ベーコンの作品を実際に見ると、きわめて精緻でありながら暴力的に画面に掴まれる感覚が溜まらなくいい。デヴィッド・リンチの映画を見たときと同じような感覚を覚えた。鑑賞者のテンションを上げるエネルギーが半端ない。ちなみに、あまり触れられていないが、金色の額装や額に嵌められたガラス含めて、絶対会場でこそ体感してほしい作品。それもあってか、ポストカードはすべて金縁という念の入り。