A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記707 『京都の文化と市政』

2013-03-18 22:16:10 | 書物
タイトル:京都の文化と市政 : 守り、育て、創るための取組
編著:京都市文化政策史研究会
編集:梅林信彦、原智治
編集協力:株式会社シィー・ディー・アイ
発行:山代印刷株式会社出版部
定価:2,000円(税込)
形態:291p ; 21cm
内容:
 本書は、2010年11月から2011年9月にかけて、京都市が実施した「文化政策史講座」の記録集です。講座は、京都市文化芸術都市創生計画(2007年3月策定)の改定に当たり、過去の政策を見詰め直すものとして企画されました。交響楽団の創設、美術や芸能の振興、文化財保護など、分野ごとに、実際の施策に関わられた方々からお話を伺うことで、京都市の文化政策全体を展望するものとなっています。
 本書は、講座の内容をまとめたものですが、一自治体の事例にとどまらず、数々の示唆に富むものであると自負しております。本書が京都の文化政策の更なる深化に資するとともに、文化政策に携われる方々の参考資料として御活用いただければ幸いです。
(裏表紙テキストより)

「はじめに」京都市文化政策史研究会
序論「京都市文化行政の概観」平竹耕三

第1部:京都市の文化行政
「戦後京都の文化の礎―高山義三市長が築いたもの」清水武彦
「高山市政以後の文化政策―芸術祭典・京のころ」奥山侑ニ
「知られていない『きのう』と見えてこない『あす』のあいだで」富永茂樹
「対談:国際会館あの頃」湯浅叡子、天江喜七郎

第2部:芸術文化の振興
「文化団体懇話会から財団法人京都市芸術文化協会」中原昭哉
「伝統芸能の振興―薪能・市民狂言会・市民寄席」権藤芳一
「京都の美術と美術館」上平貢
「音楽文化の振興―京都市交響楽団と京都会館」二宮廣明
「鼎談:2000年代の京都」坂本公成、三浦基、横山佳世子

第3部:文化財の保護と活用
「文化財行政の曙と今後の課題」上田正昭
「京都の工芸―日本伝統工芸展の歩み」森口邦彦
「戦後 祇園祭の変遷」吉田孝次郎

終論「文化芸術都市・京都の未来」佐藤知久
「おわりに」吉澤健吉

資料
・京都市文化政策史年表
・京都市文化担当組織の変遷
・京都国際文化観光都市建設法
・世界文化自由都市宣言
・京都市芸術文化振興計画(抜粋)
・京都市芸術文化振興計画推進プログラム
  芸術文化の都づくりプラン(抜粋)
・京都文化芸術都市創生条例
・京都文化芸術都市創生計画(抜粋)
・京都文化芸術都市創生計画(改定版)(抜粋)
・「京都市の文化芸術に係るアンケート調査」の結果
・文化芸術関連データ集

購入日:2013年3月16日
購入店:京都芸術センター
購入理由:
 京都の文化政策についての参考資料として購入。巻末の京都市文化政策史年表が充実した出来ですばらしい。