A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記691 『夜想#ドール』

2013-02-07 22:35:01 | 書物
タイトル:yaso夜想/特集#『ドール』
発行人/アートディレクション:ミルキィ・イソベ
編集長:今野裕一
編集:鈴木冬根、天野昌直、ミルキィ・イソベ
レイアウト:安倍晴美、ミルキィ・イソベ、明光院花音
編集協力:畠山美咲
販売:山本繁樹/るな工房、伍克勤
撮影:黒川未来夫、ミルキィ・イソベ、明光院花音
印刷進行:藤井崇宏
発行:ステュディオ・パラボリカ
発行日:2005.8第2刷(2004.10第1刷)
形態:176p ; 24cm
内容:
WORKS & INTERVIEW
 恋月姫「死の淵を人形に見る」
 三浦悦子「あなたの傷を見せて」
 三原ミツカズ「墓穴のなかのグール Ghoul in a Grave」
 秋山まほこ「少女―初潮とリボン」
 土井典「エロティシズムのかたち」

 堀佳子「触れ得ない存在をめざして」
 井桁裕子「自分で自分を取り戻すために」
 与偶「痛みを忘れないために」
 清水真理
 一央+阿哉「neoteny dolls」

 四谷シモン「すべて空蝉、わが化身」
 吉田良「危うさと儚さのあわいに」
 天野可淡「amano katan retorospective」

 フローリア・シジスモンディ「The Doll Parts」
 やなぎみわ「少女地獄と旅する老女」
 ルイズ・ブルジョワ「人の形にこめられたもの」

タデウシュ・カントル Tadeusz Kantor
撮影/スワヴォミル・ルミャック
「カントルのマネキン」関口時正
「クリコテカ案内」畠山美咲

ヤン・シュヴァンクマイエル「人形・触覚・記憶」

「人形愛と女性の謎」斎藤環
人形を愛でるためのブックガイド
「写真は人形的なるもの」森村泰昌
「ゴシック・ドールの系譜」高原英理
「エロス的身体としての人形/人間」川合健一
「人形をめぐる読書ガイド11選」森島章人
「塵のなかの塵」鈴木創士
「身体変工」やなぎみわ
掲載作家ブックリスト

取得日:2013年2月7日
 能面の師匠より頂いた1冊。どうもありがとうございます。
能面作りは彫刻に通ず。人形にも通ず。いままで人形には関心がなかったが、図版を見てみると、そこには知らない世界が・・。私は不勉強で知らなかったが、吉田良をはじめ超絶技巧の人形師たちの作品が掲載されていた。どうやったらこんなん作れるんだか。
 しかし、どうにも耽美的、ゴシック的エロスな内容に胸やけを起こす。危険な作品ではないのだが、見慣れないせいか刺激的で心拍数が高まる。