A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記690 『プリズメン』

2013-02-04 22:04:59 | 書物
タイトル:プリズメン―文化批判と社会 (ちくま学芸文庫)
著者:テオドール・W・アドルノ
訳者:渡辺祐邦、三原弟平
カバーデザイン:渡辺千尋
発行:筑摩書房
発行日:1997.5第2刷(1996.2第1刷)
形態:511p ; 15cm
内容:
プリズメン(さまざまなプリズム)とは、未来からの微弱な光を感じとる鋭敏な精神の探査器を暗示するのか。エッセイという形式を武器に、現実の核心に迫る独自の哲学的思索を展開したアドルノの最初の自撰論集。〈アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である〉という命題を含む「文化批判と社会」に始まり、シェーンベルク、ベンヤミン、カフカへと深まる12のエッセイは、文化的しつらえによる権力の大衆威嚇、それに対する知識人の石のような沈黙のもと、果てしなく進行する〈絶対的物象化〉の時代の文化現象を鋭く追求する。本邦初訳の「オルダス・ハックスリーとユートピア」「ゲオルゲとホーフマンスタール」を加え、完全新訳で贈る。
(カバー裏解説より)

凡例
1 文化批判と社会
2 知識社会学の意識
3 「没落」後のシュペングラー
4 ヴェブレンの文化攻撃
5 オルダス・ハックスリーとユートピア
6 時間のない流行
7 バッハをその愛好者たちから守る
8 アルノルト・シェーンベルク 1874‐1951年
9 ヴァレリー プルースト 美術館
10 ゲオルゲとホーフマンスタール
11 ベンヤミンの特徴を描く
12 カフカおぼえ書き
引用文出典一覧
訳者解説

購入日:2013年2月2日
購入店:アカデミイ書店
購入理由:
 アドルノの予習文献として購入。アドルノの「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」の一文が書かれた「文化批判と社会」を読みたい。