A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記538 「童画家 武井武雄 創造のおもちゃ箱」

2011-08-10 23:52:52 | 書物
タイトル:童画家 武井武雄 創造のおもちゃ箱
執筆:喜田早菜江(清須市はるひ美術館)
AD/デザイン:TENPO
印刷:長苗印刷株式会社
発行:清須市はるひ美術館
発行日:2011年7月
定価:300円
内容:
展覧会カタログ
「童画家 武井武雄 創造のおもちゃ箱」
2011年7月9日(土)~9月4日(日)
清須市はるひ美術館
A5判、16p

創造へのあくなき挑戦
童画
版画
刊本作品
余技作品
武井武雄略年譜
主要参考文献

購入日:2011年8月6日
購入店:清須市はるひ美術館
購入理由:
 忘月忘日、アート&デザイン情報図書館の方からおすすめ頂いた展覧会。アートフェアナゴヤに合わせて、岐阜・名古屋に行くことになり、途中駅なので行ってみることにした。美術館は駅から徒歩20分で、暑さで体力消耗・・。
 武井武雄(1894~1983)は大正時代に刊行された絵雑誌『コドモノクニ』の表紙・挿絵や、数多くの童画を手がけた人物。また、挿絵や童画だけでなく、版画、私刊本、トランプやミニアチュールなども制作するなど、幅広い世界を展開している。
 なかでも、139点におよぶ刊本作品は、寄木細工、友禅染め、セロファンなどを造本に用いるなど、意欲的な本を制作している。それらは、武井自らがコーディネートし、芸術性を発揮した作品として、今見ても興味深い本ばかり。小さい美術館だが、充実した企画展である。