A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記411 「澄んだ にごり」

2010-06-07 21:56:15 | 書物
タイトル:寺田就子―澄んだ にごり
編集・デザイン:ギャラリーキャプション
撮影:大須賀信一
印刷:株式会社タカダ印刷
発行:ギャラリーキャプション
発行日:2007年
内容:
岐阜・ギャラリーキャプションにて開催された<寺田就子―澄んだ にごり>(2006年11月3日~12月16日)のリーフレット。
A4判

「澄んだ にごり」寺田就子
「澄んだ にごり」能勢陽子(豊田市美術館学芸員)
作品図版4点、作家略歴

頂いた日:2010年5月14日
頂いた場所:杉本家住宅
 アートフェア<超京都>のギャラリーキャプションのブースにて頂いた1冊。どうもありがとうございます。寺田就子氏は京都のギャラリー16、岐阜のギャラリーキャプションの2か所でしかほとんど個展が開催されていないため、なかなか展示を見ることができないのだが、いつかしっかりと作品を見たい作家である(今年中には岐阜のギャラリーキャプションにも行ってみたい)。
 リーフレット掲載の作品を見ると、貝殻、瓶、スーパーボウル、リバーサルフィルム、鏡、ガラスなどを用いて、透明感かつ浮遊感あるオブジェを見ることができる。どれも小さい作品だが、時が止まったような静謐な世界が内包されていて興味深い。リーフレットに掲載されている能勢陽子氏のテキストに澁澤龍彦の『胡桃の中の世界』(河出文庫)が参照されていたが、澁澤龍彦好きであれば見てみたくなるだろう。