A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記410 「西成田洋子:FIELD OF MEMORY 2010」

2010-06-05 22:52:42 | 書物
タイトル:YOKO NISHINARITA: FIELD OF MEMORY 2010
写真:Fumio Yuki
デザイン:Nardis & Y’s
印刷:Kowa Printing Co,ltd.
発行:コバヤシ画廊
発行日:2010年5月
内容:
東京・コバヤシ画廊にて開催された<西成田洋子:FIELD OF MEMORY 2010>(2010年5月10日~5月22日)の展覧会リーフレット。
B5判

「カオスの姿 2010・西成田洋子」天野一夫(美術評論家・豊田市美術館チーフキュレーター)
作品図版5点、作家略歴

受け取り日:2010年5月12日
 ギャラリーより郵送で頂いた1冊。どうもありがとうございます。しかし、見ることができず申し訳ありません・・。
 西成田氏の作品はミクストメディアと表記されるが、とりあえずは「彫刻」と呼べる作品だろう。主に古着やバッグなどの布や革を素材とし、他にも金属、電気コード、新聞紙などの日用品が用いられているようである。それらが混然とコンバインされて不気味なまでの直立した立体物として立ち現れ、どのように形容していいか言葉に迷う。
 近年の現代美術では日用品を使った彫刻やインスタレーションが多く見られるが、それらは上品にまとめられている傾向がある。コンセプトの主旨に合うように引用された「もの」と言えるかもしれない。そのような状況の中、西成田の作品からは得体の知れない「存在」が立ち現れる。その迫力はギャラリーで鑑賞をしたかったと今になって思う。