A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記407 「九鬼周造随筆集」

2010-06-01 23:34:15 | 書物
タイトル:九鬼周造随筆集 (岩波文庫)
編者:菅野昭正
カバーカット:著者肖像(児島喜久雄画 九鬼文庫所蔵)
発行:岩波書店/岩波文庫 青146-2
発行日:1999年11月5日第5刷(1991年9月17日第1刷)
内容:
『「いき」の構造』で知られる哲学者九鬼周造(1888-1941)は、また情趣に満ちた味わい深い随筆の書き手でもあった。敬愛していた岡倉天心の思い出と母への慕情とが幼い日の回想のうちに美しく綴られた「根岸」「岡倉覚三氏の思い出」,偶然論を語りながら人生の無常に思いをはせる「青海波」など,24篇を精選した。(本書カバー解説より)

購入日:2010年5月6日
購入店:ぽんぽん船 白金ブックセンター
購入理由:
古本屋に本を探しに入ったのに、目的とは違う本を見つけて買ってしまった1冊。目次に「東京と京都」とあったのが気になったせいもある。
なお、哲学者の九鬼周造は『「いき」の構造』で有名な人物だが、彼の思想や著作を紹介できるような知識を私は持ち合わせていないので、今回はご遠慮願いたい。詳しくは京都大学文学部日本哲学史研究室ホームページを参照。その九鬼周造は1929年から1941年に亡くなるまで京都帝国大学文学部哲学科の教授を務めていた。東京出身の九鬼が京都へ拠点を移したことで、彼の思想にもいろいろな影響があるだろう。往時の京都を感じるために私は本書を京都の喫茶店で読んでみようと思う。