フローラルヴィレッジは『ハリー・ポッター』の撮影地にも採用された「イギリス」のコッツウォルズ地方の街並みを再現した新しいアミューズメント施設で、2012年にオープンした。英国庭園風の施設内は季節ごとに色とりどりの美しい花々が咲き乱れ、従来の由布院のイメージとは大いに異なる。世界一美しい村といわれるイギリス・コッツウォルズ地方の村を再現したそうだが、既に、その一つであるバイブリーを訪ねた事のある筆者には、似て非なるものと思われ、噴飯ものとしか言いようがなかった。コッツウォルズ地方の人々が住む自然とともに暮らすのどかな雰囲気と、映画ハリーポッターを意識した建物や、「魔女の宅急便」で出てくるパン屋さんなどメルヘンな世界観のテーマパークだそうだ。敷地はそれほど大きくはないが、小じんまりした街並みがとっても可愛いと評判だそうで、敷地内にはキレイな花がさきみだれ、散策や、グルメ、ショッピングが楽しめますとの事だ。
以下にウエブ上での宣伝文句をそのまま引用させて頂く。
「OWL'S FOREST フクロウの森」では、可愛いフクロウさんたちが出迎えてくれる。「Owl's Photo Studio」では、フクロウの手乗せ体験もできちゃいます。ハリーポッター風のローブを着て、魔法の杖を持ち、ヘドウィグを手にのせて記念撮影ができますよ。アリスファン必見の「不思議の国のアリス」グッズが揃う「Alice's Shop」。ドアも窓も小さくて可愛い。街並み同様にお店も小ぢんまりしているけれど、グッズのラインナップは充実しています。1年中クリスマス1色の「X'mas store」。他にもピーターラビットと仲間たちのグッズが揃う「The Rabbit」、ますます人気上昇中の「アナ雪ショップ」なども人気です。子供や友達へのお土産探しにも良さそう。映画「魔女の宅急便」に登場するパン屋さんをモチーフにしたベーカリーショップ「kiki's Shop」。街並みに溶け込むメルヘンな外観が可愛いです。鳥籠に入れられてしまった黒猫のジジもいますよ。探してみてくださいね。
要するに、可愛いもの大好きな子女向けのちゃちなテーマパークである。ここには例によって、韓国人観光客が大挙して押しかけていた。バイブリーも由布院も山里にあるが、バイブリーには温泉はなく、気候も由布院よりは厳しい。バイブリーには土産屋はたった一軒しかなく、飲食店も、カフェとパブが一軒ずつあるだけだし、買い物場所としては、コンビニは愚か、スーパーマーケットすらない。翻って、由布院の湯の坪街道は、軽井沢銀座のような賑わいだし、飲食店は掃いて捨てるほどあり、コンビニもセブンとローソンの二店舗が揃っている。どちらも観光客が押し寄せる点では共通しているが、フローラルヴィレッジを訪ねれば、安直にコッツウォルズ地方へ行った気分になれる訳ではないので、イギリスのコッツウォルズもどきのしゃれと考えた方が良かろう。
左手にふくろうの森がある
ユニオンジャックに、バーバーショップ、ハイドアウトなどの文言が並ぶが、どういうコンセプトなのか理解し難い
バイブリーにも蔦の絡まるお家はあったが、その雰囲気とはちょっと違うような気がする
フローラルヴイレッジの入り口
湯の坪横丁
ここには新宿西口の思い出横丁のような昭和のレトロな雰囲気はない。俗化の最たる横丁であり、撮影する気にもなれなかった。
ようやく「秤屋」まで戻って来た
ここを左折すると玉の湯へと至る
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