佐渡の翼

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中華料理「味里(みさと)」(佐渡市畑野)    投稿者:佐渡の翼

2013年01月10日 04時00分25秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

昨年の8月上旬のとある日、筆者は、午前11時半の開店と同時にこのお店を訪ねてみた。カウンター席には、タバコを吸い、ビンビールを煽りながら、冷やし中華の出来上がりを待つおじさんがいた。このおじさん、店の前に山吉のロゴが入った食材運搬用トラックを停めていたので、飲酒運転をして帰るつもりらしい。筆者は、蟹チャーハン(850円)を注文した。厨房内にいた店主は、ガス台に火を付け、鍋を乗せた後、そこへ油を敷いた。そしてご飯を放り込み、具材を混ぜ、鍋をがちゃがちゃ振り始めた。しばらく炒めた後、手でつまんだ塩、調味料を入れ、胡椒を一振り加えた後、素手をチャーハンの中に突っ込み、味見をする動作を繰り返した。汚いなあ~、味見用のスプーンか何かを使うべきだろう。このお行儀の悪さを見たら、急速に食欲が失せてきた。チャーハンは3分ほどで出来上がった。具材は、蟹の身をほぐした物、レタス、卵、チャーシューの細切れである。都心の高級ホテルの中華レストランで海鮮チャーハンを注文したら、まず、チャーシューの細切れなどは入っていない。味の方は、佐和田の「昴」同様、チャーハンのパラパラ感などはまるでなく、油でべとついた田舎チャーハンであった。塩加減はほどよかったものの、とてもじゃないが、★★★を付けられる味では無かった。前回は★★★との評価だったが、今回は★に降格である。卵スープは美味しかったが、肝心のチャーハンがこれでは。。このお店の中華を絶賛する人々もいるようだが、人の味覚の鋭さは、高級料理の食べ歩き歴と、育った食習慣によって形成される。田舎中華しか食べ付けない人ならば、そこそこ満足できるレベルかもしれないが、翼君の舌を満足させられるレベルにはほど遠かった。ま、ご主人の御努力は多としたいが、マンダリンオリエンタルホテルの「センス」やペニンシュラホテルの「ヘイフンテラス」などの高級中華を食べ慣れた都会の食通者にお勧めできる中華料理とは言い難い。これで、翼君の美味しい店リストから「味里」が脱落したため、八幡の「洛陽」が閉店した今、佐渡でお勧めできる中華料理屋は、南佐渡の2店舗だけとなった。



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