佐渡の翼

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ホテルニュー桂(佐渡市両津)    投稿者:佐渡の翼

2012年03月08日 04時32分54秒 | 佐渡のお宿評価

夏真っ盛りの8月上旬に12月30日の宿泊予約をしたため、本当に宿泊するのかどうか?ニュー桂さんも心配になったのであろう、12月19日に宿泊確認の電話をかけてきた。筆者は「船が欠航にならない限り島に渡り宿泊しますよ」と答えて電話を切った。終日船が止まったとしても航空路で行く手だってある、何としてでも行かねばならぬ。幸いにも昨年の12月30日は冬型の気圧配置が緩み始め、ジェットフォイルは欠航したものの、カーフェリーは全便運航した。当日は波浪警報が発令になったそうだが、運が良かった。

 

何とか日没までにお宿に到着せねばと言う事で、午後4時40分頃にホテルニュー桂に到着した。駐車場にはホテルの車両以外の車の駐車はなかった。どうやら宿泊客は、筆者と建設作業員の二組だけのようだった。玄関を入り、宿帳を記載したら、「仲居が案内するまでソファーに腰をかけて待機せよ」とのご指示が下った。ロビーは節電の影響で薄暗い!六角に和紙を巻き、その中に照明を置いた和風ランプが床にさりげなく置かれていた。ほどなくして仲居さんが現れ、3階の303号室へと案内してくれた。宿泊客のいない階は照明が消され、まるで幽霊屋敷のような趣である。仲居さんが、夕食の開始時間、明日の朝食場所と時間、浴衣のサイズなどに関する説明を終えて退室しようとした時、石油ファンヒーターが回っているのに気付いた筆者は「ファンヒーターは消すと寒いが、さりとて一晩中付けっぱなしでは一酸化炭素中毒になりかねない。エアコンを稼働させてくれませんか?」とお願いした。すると仲居さんは、「はい、いまフロントにお願いしてきますね」と言って立ち去った。

 

地下一階にある大浴場に行ってみた。脱衣所のエアコンは壊れていて作動しなかったし、床も両津やまきホテルのように温泉地熱で暖められているわけではなかったが、不思議と寒くはなかった。椎埼温泉の湯はちょっぴり塩味の源泉で湯量は豊富だった。6時の夕食開始まで30分ほどの余裕があったので、佐渡テレビを視聴した。すると昨年のニュースアイランドの総集編を放映していた。何と言っても昨年の一番の話題は、佐渡高校が二十一世紀枠で甲子園出場を果たした事だろう。校長室で出場決定の知らせの電話を今や遅しと待ち構える校長を報道陣が取り囲む様子が流れてきた。多分、報道陣からカメラ撮影があるので、電話のベルが鳴ってから三回目に受話器を取るように指示されていたのだろう、校長は待ってましたとばかりに即座に受話器を取るような事はしなかった。佐渡高校の甲子園出場に関しては、佐渡金銀山遺跡の世界遺産登録時と違い、全島一丸となっての応援だった。佐渡市も出場応援費用として500万円を予算に計上したが、「それでは少ないんじゃないか」と言う市議会からの不満の声に応え、1千万円に増額された。その一部が、選手を甲子園に運ぶ際のジェットフォイル運賃に消えたのだけは間違いがない。初戦の相手は和歌山の甲子園常連の強豪「智弁学園」、戦う前から結果は十分に予測できたが、ナインは善戦し、華々しく散って佐渡高校の甲子園初出場は終わった。



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