佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

怒りの導火線(佐和田の割烹なかむらさん)  投稿者;ミシュラン覆面調査員

2023年07月09日 06時00分31秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
予約当日は、冬型の気圧配置が強まったため、猛吹雪と大時化のため、ジェットフォイルが朝から全便欠航というあいにくのお天気。カーフェリーも大揺れに揺れて、両津港到着が6分ほど遅れました。その悪天候をついて、遠路はるばる東京からこのお店のお料理をめあてにやってきた観光客に対し、いくら何でもこの扱いはないだろう。何とか手持ちの材料を使ってでも、あるいは常連客に訳を話して、常連客用に用意した食材を少し回してでも、板さんのお任せ料理を振舞ってこそ、真のおもてなしではないだろうか?あまりにも杓子定規な対応に、怒りを通り越しあきれ返ってしまった。

このような誠意のない態度のお店に、あくまでもお任せ料理を出してほしいとごり押ししても、ろくなお料理が出てきそうも無かったので、調査員は、いくぶん顔を引きつらせながら、作り笑いを浮かべた後、ため息まじりに「では一品料理でお願いします」と言うのがやっとでした。せっかく予約して楽しみにしながらやってきたのに、全てがぶち壊し。これから出てくるお料理への期待もしぼんでしまいました。

地元の常連客であろうが、遠路はるばるやってきた食通の観光客であろうが、「お客様は全て神様」です。対応に分け隔てがあってはならないし、一人の優良顧客の心を掴めば、口コミで大勢の客を連れてきてもらえる可能性だってあるのだ。「お客様は神様です」、「客の言う事は全て正しいと思え」、これらは客商売の基本なのだ。しかるにこのお店はこの基本をすっかり忘れた接客に終始し平然としているのだから、観光客にそっぽを向かれても反論できまい。

メニューを開いた途端、第2の衝撃が走りました。「豚味噌鍋」「地鶏の塩焼き」などの文字が躍っています。ここは宮崎ですかあー。海産物が豊富な佐渡の日本料理屋で、豚や地鶏はないだろう。そもそも、佐渡牛ならば聞いた事はあるが、佐渡豚なんて聞いた事がありません。冬の佐渡は何といっても海の幸。いやしくも日本料理専門店ならば、「鮟鱇、牡蠣、紅ズワイ蟹、南蛮海老、鮑、寒ぶり」などを調理して食べさせてくれるだろうと期待して来るのがこの時期常識だろうに。それとも観光客などは鼻っから相手にせずに、地元の常連客だけを大切にするお店なのだろうか?

佐和田地区は国道沿いに飲食店が林立する、言わば佐渡の飲食店の激戦区。その中でも比較的評価が高いと言われていた佐和田の「割烹なかむら」さんにしてからがこの有様です。何をかいわんやです。

明日は怒りが爆発します。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿