佐渡の翼

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新日本料理「龍吟」    投稿者:佐渡の翼

2013年04月19日 04時57分08秒 | 恋人とのデート記事
2011年にミシュラン★★★に昇格した「龍吟」さんに関する記事は、当ブログでも2008年3月3日に佐ガット覆面調査員さんが取り上げている。今回筆者は、恋人ゆきちゃんと共に、このお店を初めて訪ねてみた。訪問当日の2月19日は、時折小雪が舞い散る極寒の一日だった。午後7時に地下鉄日比谷線の六本木駅の2番出口でゆきちゃんと待ち合わせていたはずだったが、約束した7時になっても一向に彼女の姿が現れない!無断で約束を破るような女性ではないので、電車のトラブルで遅れているのかもしれないと思い、7時10分過ぎまで待ってみたが一向に待人来たらず。じりじり焦りが募ってきたが、予約時間を15分過ぎたらお店に連絡せねばならない規則になっていたので、諦めて一人でお店へと向かった。ゆきちゃんには事前にお店の地図を渡しておいたので、「ひょっとしたら直接お店へ行っているのかもしれない」、そう考えながらお店に向かった。すると、案の定、店の前にゆきちゃんの姿が見えた!ゆきちゃん曰く「六本木駅には6時半に到着していたので、お店の周辺を30分ほどうろうろしてお店を探しまくり、7時丁度にお店に到着した」そうだ。今後、こういう行き違いが生ずるのを防止するために、お互いの携帯電話の電話番号を交換しておいた。これで次回のデートからは携帯電話を持参せねばならなくなった。

店の引き戸を開けると受付になっており、ここでコートを預けた。ほのかに香の香りがする中を暖簾をくぐると、そこは正(まさ)しく「龍のワールド」!壁面には昇龍の絵が描かれ、テーブルの中央部には龍があしらわれた布が横断していた。店内には随所に龍の模様が嵌め込まれており、「龍吟ずれば雲湧き立つ」の中国の禅の教えを体現するかのような内装であった。店内はさして広くはないが、席間のスペースは充分採られていたので、ゆったりと食事が楽しめる空間になっていた。ほどなくしてウエイター氏がやって来て、飲み物の注文を聞いた。筆者は車ゆえ、台湾の高山茶「金龍」(6500円もする)を注文し、彼女は、「甘くてフルーテイーな日本酒」として山形産の「十四代」を所望した。そして、20個はあろうかと思われる、綺麗な江戸切子のグラスが納められた箱の中から彼女は赤い絵柄の物を選んだ。この日本酒、筆者は味見など出来ぬが、彼女は盛んに美味しいを連発し、まるでジュースでも飲むかのように、ぐいぐいと杯を重ねていたのには驚いた。中国茶も大き目のワイングラスに注ぐと言うエスプリの効かせ具合で、お洒落度は満点であった。コースは23,000円の一本のみで、全国各地から取り寄せた旬の食材を丹念に調理し、予め計算され尽くした温・令と味の濃淡のバランスの間合いを微妙に図りながら絶妙のタイミングでお料理を運んで来る様は、ミシュラン★★★の名に恥じないベストパフォーマンスであった。ゆきちゃんは、「龍吟」のロゴ入りの茶色の封筒に入った本日の御品書きが非常に珍しかったらしく、これを何度も眺めていた。ゆきちゃんの今日のいでたちは、黒のヨットパーカーに花柄(パーカーのフードの裏側の花柄と同じ)のカットソー、茶系のパンツとバッグ、カーキのモッヅコートであり、赤い口紅と薄い頬紅でのメークアップは、彼女を控えめでしとやかな美人に仕立て上げていた。

龍吟のロゴ入りおしぼり

江戸切子の酒グラス



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