2016年の3月8日、筆者は恋人を伴い、ホテルニューオータニ内にある高級フランス料理のお店「トゥールダルジャン」を訪ねた。午後6時30分の予約時間に間に合うように、ハンドレッドステイ前で彼女をピックアップした後、ニューオータニのいつもの充電駐車場にi8を停めた。「トゥールダルジャン」は鴨料理が有名で、鴨には全て通し番号が付されており、鴨を食べた時は、その番号札が客に配布されるしきたりになっている。
その日は前日から振り続いた雨が上がり、4月下旬から5月上旬並みの陽気となった。だがさすがに夜は冷え込んだため少し気温が下がり、スプリングコートを着用してホテルのロビー階へと向った。レストランの入り口で名前を告げると、両側に、来店した著名人の色紙が飾られた廊下を進みながら奥の間へと案内された。内部はロココ調だが、いかんせん壁の木材などが劣化し始めており、パリの「ル・ムーリス」のような豪華絢爛さは感じられなかった。部屋の内部はかなり広く、まるで結婚式の披露宴会場さながらであった。筆者らは一番奥まった席へと案内された。今日の恋人は、シンプルなグレーのハイネックニットにベージュのスカート姿で、オフホワイトのイアリングだけを身に付け、ネックレスなどは身に付けてはいなかった。だが化粧は普段よりはやや濃い目で、頬紅などもそれとはっきり分かるようなメイクアップ具合だった。
筆者らは「シュノンソー」と言う18,000円のコース料理を予約しておいた。前菜は、「サヨリのロワールワイン風味と根セロリのレムラード」であったが、セロリが苦手の彼女用には別のお野菜で作成したお料理が供された。第二の皿は、「プーラルド(若鶏)とフォアグラのミルフイーユ、フランス産ホワイトアスパラガスと菜の花のソース」である。鶏が苦手の筆者用には「白身魚のフラン」と言うまるでプリンのような味わいの料理が用意されていた。メインの魚料理は「サンドルと言う欧州の川魚のポアレのシャンピニオンソース仕立て、フイレンツエ風アリュメット添え」である。お肉料理は「柔らかくて身がピンク色のフランス産子牛フィレ肉のケイパーソース、色彩豊かな野菜のグラッセと共に」である。どれも美味しくていちいち味の具合を語る気もしなくなるほどの出来映えだった。
デザートは「フランス風苺とメイヤーレモンのバヴァロア」であり、最後の紅茶には小菓子として、チョコフイナンシェ、栗のシュークリーム、チョコケーキが付属していた。紅茶を飲み干す頃に、ウエイター氏がチョコを入れた箱を持って来て、お好きなチョコをお取りくださいと言ったので、筆者らは二つを頂いて食べた。
今日も楽しいフレンチデイナーデートだった。
恋人の横顔紹介
鴨のクリスタル
キャンドルがムードを盛り上げる
店内の様子
パン
前菜
彼女用の前菜
彼女は鶏肉は食べられるのでこのような料理になった
筆者の前菜
魚料理
は、サンドルと言う欧州の川魚
メインのお肉料理
デザート
レモンのバヴアロア
と、苺
紅茶
それに付属していた小菓子
チョコフィナンシェかな
栗のシュークリーム
チョコケーキ
二種類のチョコ
二つとも
同じ味だった
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます