こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

阪神淡路大震災

2010-09-16 | 全労済
9月14日(火)に全労済県本部中部支所の運営員セミナーに出席しました。主な講演と学習は次の2つでした。
①「阪神淡路大震災から何を学んだか」 元消防所長 野村勝氏の講演
②「住まいと暮らしの防災・保障点検運動」について  中部支所 島村職員

震災が起きたその時、1月17日、野村氏は現地で消防所長として宿直していました。
講演は、DVDの映像などを交えて、ビルや家屋の倒壊、火災発生の様子、不眠不休で取り組まれ人命救助・消防活動、震災後の復興についての苦労話、自助・共助・公助の役割、家庭の防災対策、地域防災の力を高めるには・・・などが熱く語られます。

実はこの話、私が聞くのは2回目です。1回目は、神戸にある「人と防災未来センター」で野村氏当人からお聞きしました。2回目の講演も大変勉強になりました。

全労済には震災当時、火災共済しかなく悔しい思いをしました。その後、地震災害に対する共済制度要求は非常に高まり、1996年には「自然災害に対する国民的保障制度を求める国民会議」の発足、2000年には自然災害共済の開始へとつながりました。

災害は忘れた頃にやってきます。まずは住む家の耐震補強・家具の転倒防止、次に「火災共済+自然災害共済」で備えることも大切だと改めて思います。(Chu)



写真は、朝霧の農場、夜明け前、霧の中に浮かぶ木立がきれいでした。