欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

自分らしさって

2006-04-29 | poem
自分らしく生きろっていうけど、自分らしさってどうやって見つけるんだろう?
これが自分らしさなんだって、自分では思っていても、それが本当の自分らしさかどうかなんて、どうやって判断をつけるんだろう?
結局難しいんだよね。自分らしさって。
でも、それを手に入れることができれば、とても魅力的な人間なんだろうなぁ。
いいや、魅力的な人間になる早道が自分らしさの追求なんだって。そんな気もして。
どっちにしろ、自分らしさを持っている人は、やっぱりいい生き方をしている人なんだろう。
自分はこうなんだって、そう思ってはいても、それが実は自分の本当の適正をジャマしていたりする。
自分らしさ。歳を重ねるごとに、それは明らかになっていくのかな?
自分らしさ。でも、いつまでたっても自分らしさを見つけられない人もいる。
いいや、そういう自分らしさを見つけている人の方が、実はとても少ないんじゃないかな。
自分らしさ。自分に照らしてみたらどうだろう?
自分らしさ。本当の自分らしさっていつ手に入るんだろう?
でも、こんな文章を書いている自分は、これが本当の自分らしさなのかな?
それとも、いいように気の利いた冗談を言っている、そんな時の自分が本当の自分らしさなのかな?
自分らしく魅力的な自分でって。そんなことばかり考えてはいられないけど、でも、たまにちょっと気になったりする。
自分らしさ。魅力的な自分。
見つけにくいんだろうけど、見つかったらいい生き方ができるんだろうなぁ。

女の子のくれたビスケット

2006-04-29 | poem
僕がうつむいて座っていると、女の子がどこからかそばにやってきて、僕にビスケットを一つくれた。
女の子はすぐどこかへ行ってしまったけれど、僕はそのビスケットを握ったまま、しばらく動けないでいた。
ビスケットを食べると、なんだか甘くてなつかしい味がした。涙が自然に出てきた。
ミルクと塩のきいた昔ながらの丸いビスケット。
一つだったけど、僕の心にはぐっときた。

ビスケットをくれた女の子はどこへ行ったのだろう?
僕はここでなにをしているんだろう? 僕はこれからどうしていけばいいんだろう?
迷いの僕に、女の子がくれたビスケットは心にぐっときた。
甘くてなつかしい、あのビスケットの味が僕の気持ちを軽くしてくれた。
長く忘れていた故郷に急に帰ってきたような、そんななつかしいほろ苦い味がした。