夜になると心は澄み切っていきます。
一日の喧噪を凪のように鎮めていくのです。
眠りについているあいだも心は動き続けています。
気持ちはいつも澄み切ったものへと寄り添っていくのです。
悲しみは気持ちを澄ます大きな波です。
これにより自分の本当の感情としっかり向き合えるようになるのです。
いくら現実の世界で偽りの感情で生きていようと、いつかは本当の自分と向き合わなくてはならないのです。
違えた道を正されるように。
しかし、これは祝福であります。
なぜならあなたの本来の目的へと導いてくれているのですから。
どんな変化を望もうと、またどんな幻想を抱こうと、いつかは自らの敷いた道筋へと戻っていくのです。
ですから、夜空を前に素直な気持ちでそうです、そうですとささやいてみましょう。
素直な気持ちでこれからのあなたを描いていくために。
夜の教会でひとり祈りを捧げているところを想像してみましょう。
もしかしたら本当の自分をそこではっきりと見つけることができるかもしれません。
夜空の世界には多くの星々が輝いています。
そのひとつがあなたの生命であることを理解できるようになるでしょう。
人は希望を持って生きていくのです。これからの実りをおぼえて歩んでいくのが人生です。
見失ったものを見つけ出せるように・・。悲しい気持ちをおぼえるすべての人たちに捧げる、これは天からの愛の言葉なのです。