欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

旅人の見つめるもの

2009-06-30 | poem
悲しみなどありはしないと遠くにある光を乞い求め。
かの地へ行きつく道筋を必死になって探している。
夜空には幾億の星が座し物事の道筋を示してくれている。
人と人との会話の端々にも。街角の向こう側にも。知らせはわたしのもとへとやってくる。

やさしさは胸の奥から離れずにいて。
どんな悲しいことがあっても絶妙のタイミングで自らの心にふれてくる。
冷たさの中、愛を感じたとき、人は生きることの真の示しを感じられる。
多くの人がそれぞれの方向へ進み行くのを、悲しみや不安をこめて眺めぬようにと。
だれもがそれぞれの示しを持ち歩まれていく勇気を見ているようにと。彼方の光はそうささやく。

これからも自らの示しを持ってたゆまず歩まれることを。
彼方からの光は、自らの胸の内は、そうささやく。
強い風が顔をぶつときもある。人と人との間で寂しさやつらさを味わうこともある。
それでも自らの示す道をはずれることなくひたむきに行かれんことを。
導きはその足の先にかならず訪れるから。

祈り

2009-06-16 | poem
あなたの考えている、そのむこうに本当の答えがあることを。
伝えたいけど伝わらずにいる。
苦しい思考の連続は自らの心を痛めつける。
そこを抜け出したいと思っていても、空回りをはじめた思考はあなたを簡単には手離してくれない。
現実感という監獄のような思考。悲しいままの心。
でも、そんな悲しみを味わうことはないのです。
既成の頭で考えるのをやめて、遠く大いなるものに心をゆだねてみましょう。
空想といわれようと、現実逃避と思われようと、信じていけばいいのです。
その先に明るい道がひろがっていくことを。
やがて、その方法が最良であったということをあらためて気づくはずですから。

愛の心を見失わずに。
とても難しいようですが、これから慣れていけばいいのです。
祈りの後に心に訪れるもの。
その雰囲気を信じて、ともに生きていくようなスタンスで。
真摯な祈りはかならず祝福をもたらしてくれる。
はるか彼方の大いなるものを信じて、ともに生きていかれんことを。
現実という枠組みの中で自分を見失っている、そんなあなたの祈りは本来の大きさや姿を示してくれ、そこに導いてくれるはずですから。

長い旅の途中

2009-06-15 | poem
遠い過去を振り返ってみたところで、心が明るむわけではない。
かならず行き着く場所があるのなら、心ゆたかにおだやかに歩いていきたい。
日常にまどわされない場所。時折その場所を見失いそうになるけれど。
いつでも戻ってこれる。そこにいる時のわたしは自由で心地良いから。

分裂もなければ、いらぬ選択もない。顔をうかがうこともなければ、時にせかされることもない。
わたしはいつもわたしで。おだやかな陽光がふりそそいでいる。
ピュアな水に顔をひたらせて。
そこにいるわたしは自然体で、どこに力も入っていない。
導かれる場所へ素直にすすんでいける。
後ろから吹く風がわたしを導いてくれるから。

遠い街はわたしの故郷。金色の森を抜けて。すれ違う人に長い旅のねぎらいを受けて。
庭から飛び出してくる犬と血をわけた人々。
そこへ行くまでは悲しみにひたれない。
寝床の上に広がる星空に、行き着く場所を感じながら。
ひとり淋しい時は胸の灯を血のつながりを思い出して。

歩いていける。長い旅路の途中。
喧騒やとまどいがわたしを迷わせようとしても。
心の中にあるわたしの場所が、いつも道しるべとなってくれるから。
わたしの中の灯が、見失いかけた愛を思い出させてくれるから。

しあわせの箱

2009-06-12 | poem
目の前の世界はわたしたちに小さく小さくカタチづくるようにささやいている。
それでも心は無限大に広いから。小さくまとまらない方がいい。
日常は制限ばかりを望んでいる。そんな環境ばかりを見つめていたらこれからも縮こまった人間のまま。
もっと広く広く、海の向こうを見た時のように。
広大な空と海の向こうに感じるあたたかさや可能性が、わたしたちの中には息づいているのです。

海原を行く風のようにやさしくなでるように走り、自らは自由で。
心だって、本来はどんなところにでも行けて爽快で。
気持ちは大きく豊かに持っていた方がいいんじゃない?
夢想家だって、ペテン師だっていいじゃない。
気持ちが楽な方がいろんなことや可能性が見えてくるから。

どんなに考えても解決のつかないことはたくさんある。
縮こまった顔をしていてもなにもはじまらない。
気持ちを楽に、ほら笑ってごらん。もうお手上げとばかりに笑ってごらん。
やわらかなものののなかに潜む魅力に気づいていけるはず。
とても大切なものだから。笑顔とかやさしさとか、そんな宝物がいっぱいつまっている。
いつも閉じてしまっている箱。自分で蓋をしてしまった箱。
こんなはずはない、もっとこうあるべきだって心の奥に追いやってしまった箱。
そんな箱こそ今のわたしに大きな光を運んでくれる、とても魅力的な宝箱なんだから。

幸福感

2009-06-10 | essay
"いろんなものをひとつずつそろえるより。
ひとつのものをみんなで分け合った方がいい。
量が少なくても、その分ちょっとした幸福感みたいなものが心を満たすから。
昔、お兄ちゃんのおやつをすこし分けてもらった時のように。"

愛を忘れてる

2009-06-09 | poem
怒りの矛先はどこに向いてる?
悲しいくらい人との距離を縮めて。
息つく間もなく次から次になにかにいらついてる。
こんな自分じゃいけないとわかっているのに。
次の瞬間にはもうなにかをにらんでる。

愛を忘れてる。
本当に欲しいのは愛のはずなのに。
目先の勝ち負けにこだわって右往左往してる。
愛を忘れてる。
こんな自分じゃないとわかっているのに。
悲しい戦士のままのわたし。

愛はどこに?
毎日の中でうるおいを探してる。
まるで水を求めさまよう砂漠の旅人のように。
渇きを癒そうとしていまだ癒せないままに。
毎日をさまよい歩いてる。

愛を忘れてる。
自分のやさしさに気づかないで。外にばかり求めてる。
愛を忘れてる。
うるおう泉の源泉に重い常識という蓋をしたまま。
愛を忘れてる。
本当は持っているくすんだヒカリ。
生きているうちに隅に追いやられ使われてない愛というやさしいヒカリ。

明るみの場所へ行く人

2009-06-04 | poem
疲れていても手を休めず動き続ける人。
どんなに身を使い過ぎても、人におごることなく、やさしさを忘れずに。
疲れた表情の中にもやわらかさを失わない人。

手を抜けと、実のならない労力になにがあると言われても。
その人はおだやかに笑って手を休めない。
人に対して謙虚さを失わず、自らのなにかに添うように動き続けている人。

ある日、だれかが聞いた。
“なにに向かって歩むのか”と。
その人は答えた。
“自身のために”と。”これからの喜びのために”と。
それからはだれもその人に言う者もなく、その人も手を休めない。
まるでなにかに添って喜びの方へ行くように。表情にやわらかさを失わずに。

大きな波が現実に襲い、人々はとまどう。
恐怖や不安、無気力が蔓延し、多くの心が萎えていく。
そんな中でも、その人はひたむきに動いていた。
まるでなにも変わらない日常のように。ひたむきに手を休めることなく。笑みを忘れずに。
そして、その人は明るみの場所へと行く。
多くの人がいずれ来る希望の波に気づかず、歯ぎしりして見過ごす後に。

その人は気づき、向かう場所。
心からくるささやきを真摯に聞き従う人。
たとえ現実に波が荒れ狂おうと、心のおだやかさを失わず、なにに惑わされることもなく。
いつも愛とともにいて、暗闇の中でも明るみの場所へとしっかりたどり着ける人。

祈りの先からの贈り物

2009-06-03 | poem
"見上げた空はうす曇り。
悲しみを放った、空のむこうに愛を感じた。
わたしの中に息づくものと同じものが。
目から入る光を。輝きを感覚に変えて。受け入れていける。
祈りの先からの贈り物。わたしは乞い受け入れていけるから。"

これからの道すじ

2009-06-03 | poem
たくさんの愛が花開くように。
あなたの花畑を色あざやかに潤わせていこう。
悲しみや淋しさは遠くへ。
愛を見つけられる、あなたでいられるのだから。

真摯な祈りは彼方の光へとつながっていく。
そこからのやわらかな光を受け入れ、笑っていける。
自らの胸の中の灯に愛をともして。

悲しみやわがままがあなたを光から遠ざける。
誰の胸にも輝くばかりの光を持ち得ているのだから。
光を響かせていける人に。
願いは現実にこの世界にかならず響いていくから。

もうこれまでの思考とはさようなら。
光とともに歩んでいける。それが本来の生き方だから。
時とともに笑い。愛やふれあいにふたたび出会えていく。
あなたの望む喜びが、ほらこれからの道すじには待っている。