欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

うるおう水がわたしのなかに

2008-10-30 | poem
潤うような水がわたしの中から消えたとき。
ひび割れた地表のような気持ちが、かさかさの心が人を傷つける。
その時わたしにはどうすることもできなくて、心と心は触れ合っていくから。
怒りがわき、いらだちがとどまり、悲しい中で。
水はどこにあるの? いつのまにか探さなくなっていたわたし。

本当はやさしく笑えるのに。
水をふりまき気持ちいいわたしでいられるはずなのに。
心がかわいてしまったから。触れ合うものとのあいだで摩擦が生まれている。
ふんわりとしたやわらかさに欠け、わたしのなかに水がとどまっていない。

潤うような水が感情をとおってわたしのなかに。
導くのはわたしの気持ち。満ちていけば愛をふりまいていける。やさしくほほ笑んでいられる。
心と心のふれあいからやわらかい感情は通じあえるから。
それは本来のわたしの姿。

すみずみまでわたしの身体に水がしみわたって。やさしいことが自然で。
ふれあいは愛を生み、おだやかなわたしで笑っていられる。
水を探そう。わたしの生命がきらめくように。
かわいたわたしはわたしじゃないから。本来のわたしをとり戻すために。
水がわたしのなかにとどまっていられるように。

あなたに宿る灯

2008-10-29 | poem
心の中でしずかな炎をたぎらせている。
あなたのまなざしはまだ力を失っていない。
日常の出来事があなたをまどわせ、明かりをふき消そうとしている。
でも、そんな風にたちむかい、じっと耐えている炎のきらめきは美しさを募らせていく。
あなたのなかに燃えたぎるものがあるかぎり、あなたのなかの生命が躍動するから、このまま歩いていける。
輝きはあなたの意思。
じっと吹き消されそうになっても消えない炎。
胸の中でしずかにゆらめいているあなたの火。
大丈夫。あなたの火は消えない。ゆらめく炎はなによりも強い白い輝きを秘めているから。
あなたが思っている以上に高貴で希少な美しい輝き。あなたのなかに宿る灯。
その炎はいつまでもあなたのなかに灯り続けていくから。

しずかな気持ちが

2008-10-28 | poem
女の子が町を見渡せる高台から花びらをはなち。
花びらは町の方へと飛んでいき、はらりと散らばった。
麦わら帽子を飛ばされないように手でおさえて、雲の群を見上げていた。
あたたかな空のむこうに、大好きな天使の顔を描いていたから。

幼い頃におぼえた唄を口ずさみ、車窓から見える花畑をじっと眺めていた。
動いていく山や木々、田や畑をぼんやり見過ごしながら、青年はそのむこうに動かないなにかを見ようとしていた。
黄色く色づいた花畑を眺めていると、心の中のもうひとりの自分がささやいている気がした。
そこにあるのはわたしと同じ美しさだと。まだ気づいていない内なる魅力の扉をひらけと。
青年は知らない町へ行く不安が起こした、ただ幻想だと思っていた。

不思議な出来事はいつでもわたしに大きな意味をもたらしてくれる。
その意味をひとつひとつ探求していくのも生き方。そのまま素通りするようにやり過ごしていくのも生き方。
夜眠りについたまぶたのむこうに、広い夜空を感じることができたなら。
それを心に受け入れて。大いなる威厳を、胸の中に宿せるように。
いろんな可能性が本来の道筋が、明るく照らされるように見えてくるから。
日常にまどわされない、ひとりしずかな気持ちが奇跡を呼び寄せるのだと。

空が言ってる

2008-10-27 | essay
"もうすぐ冬がくるよって空が教えている。
植物が動物もいろんなものたちが空のメッセージにあわてて冬支度だ。
のんきに目先のことしか考えていない人間たちには届かないのだろう。
閉塞感にさいなまれている人間たちの心にはただの空にしか映らないのだ。"

光に導かれし勇士

2008-10-22 | poem
今は疲れし勇士よ。足をとめて休みなさい。
母なる大地の上で。急く心をとどめて。
暗闇の道。けわしい道筋にあなたの心はまどわされている。
自らの中にいらだちと嘆きを住まわせていてはなにもはじまらない。
たとえ足を速めたとしても。地図のとおりの術を心得ていたとしても。
頭上からは雹がふり、行く先々の足もとには石が転がっている。

見よ、覆いかぶさるような雲の群を。
光はなく先をうかがえぬ暗がり。
これでは目指す場所はほど遠い。方向を見誤り、崖の方へと導かれかねない。
柔軟さと献身の気持ち。欠けたものを持ち得ずに行く先はあまりにも暗い。
草もない道の片隅で休みなさい。
ひとときの自らを見返る時をつくりなさい。
でなければ、分厚い雲の群は晴れず、道の険しさから抜けることはない。

恐れを抱くことがなくても、そこに威厳を認め祈りなさい。
自らの中に平安と希望を抱くために。
やわらかさもやさしさも心に撒かれる種。
やがて、雲が切れ光がさしこむ。やがて、道には草々が覆いはじめる。
大地に潤いが広がり、わたしの庭を行くようにおだやかな道筋に。
小唄を口ずさみながら、木切れを振りながら。
清い目を持つ羊飼いのように進んでいける。

今は疲れし勇士よ。足を止めて休みなさい。
母なる大地に横たわり、自らの気持ちを探りなさい。
内に巣食ういらだちや嘆きと対面するのです。
もつれた糸をほどくように。にごった水が澄んでいくように。
あなたの心に清さが戻ってくるから。
世界に宿る威厳に一目をおいて、動かずとも道は拓けて。
雲の切れ間から。岩々の間から。
光に導かれし勇士が、本来の姿としてそこを通るから。

希望

2008-10-21 | poem
荒れ果てた街。建物はくずれ去り、鉄の臭いがただよう。
人々はなすすべなくぼんやりと遠くを見ている。
教会の尖塔は曲がり、すべての感情は破壊されたように静かで。ただ空だけが白んできている。

わたしは友の手をとり、頬をよせ。
あたたかさを失った手。
そこにぬくもりがあったことを確かめたいから。
冷たい手を感じ、目をつぶり。

はたして祈りは届いたか?
なにもわからず感情もなく。
まわりを気にすることなく、明るみを探しただ泣いていた。
鼻につく臭いは。破壊された街は。もうなにも聞こえない。

ぼんやりと見上げた空にはかすかな光が。
雲の切れ間からのぞく太陽。
じんわりと肌にあたたかくて。

彼方の光に祈りをささげて。
もうここにはなにもないからと。
静かなあたりに鐘の音が響く。
どこからか聞こえてくるのかこの福音は。耳をすまし探しているわたし。

空のようになにもないのに明るんでくる気持ち。
わたしにはなにも残っていないのに。
彼方の光を受け入れてという。
そこからの音だけが心に。

あなたは希望のカタチ。
あなたがいれば輝きは失われない。
さぁ、光を放ちなさい。自らがここにいるということを。
意思の発露がすべてを変えていくからと。

悲しいときには

2008-10-19 | poem
悲しい時には心の中にある光を探しましょう。
日常生きていて自らの中に光があることを忘れているようですが、どんな人の胸にも輝くばかりの光が宿っているのです。
その光を見つめましょう。
わたしの胸の中のにある美しさを再び知りましょう。

自らの輝きを知れば、ただ生きているなんてことは思わなくなるはず。
光をさらに輝かせていける、そんな力がわいてくるはずです。
悲しい時には自らの光を見つめましょう。
悲しみのあとの澄みきった感情で。
輝きはやがてわたしの希望へと変わっていきますから。

胸の中の光は暗がりにあるロウソクの炎のように。小さいながらもしっかりと輝いています。
わたしの輝き、生きる力です。
自分を輝かせていくこと。美しい光をさらに大きくしていけるように。
これがわたしの目的、しあわせへとつながっていく道です。
日常の出来事が自身の光を見失わせるかもしれません。
輝きを忘れてしまったわたしは、いつのまにかまわりの世界をうかがうだけのただの生き物となってしまっています。
人として生きるための愛ややさしさが欠けてきているのです。

内なる光を見つめましょう。わたしの中の輝きをさらに美しく大きなものへしていけるように。
悲しみは自分を自然体へと導いてくれます。
自身の光をさらに大きく美しくしていける、その糸口なのです。

わたしのいる場所

2008-10-13 | poem
星のめぐりにいらだちをおぼえて。受け入れる口を持たないとなにもはじまらないという。
影のなかでじっとたたずんでいても、そのまま身体にも暗がりがおよぶから。
ヒカリが欲しいと、立って求めていいのですか?
来ないかもしれない帆船をただ待っている、そんなわたしでいいのですか?

悲しいという顔もできずに、冷たい表情で時をやり過ごしている。
ガラスに映った顔は別人のようにかわいたあやつり人形。
どう立ち回る? そればかり考えていて、本当の踊りを忘れた悲しい人形。
それでいいの?といつも胸の中に繰り返す。
どうすることもできない劇中のヒロイン。いいえ、片隅の平凡な脇役人形。

あなたは何者? 羽根をつけた紳士が問いかけている。
どうした? 君らしくないと眉をひそめる。
そんな言葉をもらってただうなずくだけのわたしに喪失の札を渡す。
これは隅にいる君への烙印ではない。
胸のヒカリを育もうとしない君の気持ちへのしるし。

星のめぐりに翻弄されて。自分を見失ったまま追いやられていくのか。
大空のうねりに責任をなすりつけて、かわいた笑いで自分をごまかすのか。
輝いた自分の姿を幻の影にとどめてしまう。自らの胸にナイフを突き立てて。
わたしはわたしの輝きを失わないと誓う時はきた。
決意の光は星のめぐりを変えていくから。

もう暗がりおびえる人形を手放して。ライトにあたるダイヤのように。
輝きを手に入れたわたしの顔に。本来の輝く姿へと自らを導く時。
抱いて落ち着いている影の心とさようなら。
輝くわたしは本当の場所に立つ。勇気をもって。そこはヒカリに満ちあふれた場所だから。

月が見ている

2008-10-12 | essay
"むかしはなにが書きたいか、そんなことを考えなくてもいろんなことがわいてきた。
まだ自分の書き方がわからなかったから。うまく書けないで勢いの後にしょんぼりしていた。
今は多少書き方がわかってきたのかもしれないけど。むかしのようなわき上がる情熱はなくなった気がする。
それでも書いていくのだろうけど。これがわたしだから。"

夜空を眺めて

2008-10-10 | poem
眠たくないのなら、窓をあけて夜空を眺めてごらん。
たくさんの星がきらめいている。その美しさを見つめてごらん。
はるか彼方にある光が君の胸になにかを授けてくれるはず。
日常の生活で小さくなった希望にふたたび灯をともしてくれるはず。

星を見つめていると、自分の見過ごしていたものや気づかないでいたものが見つけられるはず。
それらは胸の中の大切な宝物。
大事にしまっておかなくちゃ。必要な時に出してみるものだから。
心が冷たいと思う時には星を眺めるように、胸の中の宝物を見つめてみて。
そうすればはるか彼方からの愛を感じられるはず。その愛は自分の胸にも息づくものだから。

夜空を見上げて。祈りをささげて。
いつまでもこの胸の中に愛の灯がともっていますようにと。
明日もまた胸の中にたくさんの良い光が射しこみますようにと。
そうなることを信じて。目をつぶってごらん。
君が寝ているうちに夜空が希望の粉をふりかけてくれるから。
この人にこれからの希望が訪れるようにって。
君は夢心地で待っていればいいんだ。
夜空の恩恵を今夜受けられるようにと祈りながらね。

まだ眠くなかったら、窓をあけて夜空を眺めてごらん。
たくさんの星が君の様子をうかがっている。
君の中の愛の灯がこれからも消えそうにならないようにとね。