人は自らの花を探しに旅に出ているのです。
目に見えるもの、耳に聞こえるもの。すばらしいものを自らのものと感じ、そこから希望を作っていくのです。
時折自らの色やカタチがふいに心に飛び込んでくる時があります。
その時の印象は心の深いところからの徴(しるし)。
ただ、発芽し大きな実りとして今なっているわけではありませんから、心の奥からの希望のかけらを大切に・・。
暗くなった道を行く時もあります。雨雲が去って、日がさし込み鼻歌まじりに行く時も・・。
多くの人の中にいて、自らの花を知りうることがいかにしあわせへの近道になるか・・。
それには旅を続け、見つけ出さなくてはなりません。
旅は直行するだけのものではないのです。迷い、道をはずれながらもいろいろなところに潜むヒントを見つけながら・・。
それは不思議な道のりによってすこしずつ明らかになっていくものです。
探しましょう。花園に分け入り。見つけましょう。暗がりにひそむ自らのヒカリを・・。
旅を続けながら、自らの花を感じ生きていくのです。
あなたの美しい姿がそのかたわらにある鏡に映る日まで・・。