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祈るのなら

2009-12-11 | poem
祈るのなら奥まった部屋でひとり祈りなさいと父はおっしゃっている。
あなたの秘密の部屋。そこでわたしたちの父と向き合い、語りかけなさいと。
祈りはこの現実を変えることができると信じることではありません。
自らの素直な気持ちとこれからの未来を一致させるための行為です。
あなたの未来と自らの意思を向かい合わせる大切な作業であります。
祈りの中で、自らが語ることに、時に驚くことがあるでしょう。
自分の言葉とは思えない考え、思いがどこからかわき出てくることが。
そんな深層に眠るあなた自身を呼び覚ます行為でもあるのです。

でも、一番の目的はわたしたちの父との対面です。
このお方は現実に直接関わることはないと思っているかもしれません。
でも、目に見える世界。精神の中で息づいている世界の両方が共存しているのです。
そして、お互いに交流しながら展開しているといった方がいいかもしれません。
世界はそうして複雑に折り重なりながら存在しているのです。
その中にあって、わたしたちは自らを示していかなければならないのです。

時に迷うのも当たり前です。
そんな時こそ祈るのです。自らの素直な気持ちを確認して、父との絆を確かめながら、これからを描いていく。
暗闇をむやみに進もうとしても不安と迷いの中で自分の気持ちすら見失ってしまう。
静かな時間をもうけて、奥まった部屋でひとり彼方の父に祈りましょう。
そして、祈りを通じて自らの気持ちと彼方からの愛を感じ、示しに変えていくのです。
あなたはこの世界で示すことによって明るみへと向かっていける。
その方向、道はおのずと拓けてくるのです。
その道は喜びや充実を味わえる道でもあります。

祈りを軽んじてはいけません。
祈りの持つ力を実感するために、わたしたちは今できることをしっかりなしていかなければなりません。
まずは信じ、祈ることです。
祈りを信じるとは父との絆が深まるまでの大切な希望であるのですから。