欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

たまには違った世界を

2007-06-30 | essay
私たちには私たちの生きていく世界があります。
そこにはいろんな悩みや苦しみがあり、また喜びや楽しみなどがあります。
いろんなカタチがあり、いろんな出来事があります。
でも、この世には他にもいろんな世界が存在しているのです。
それこそ星の数ほどに無数の。
同じ生き物でもその世界によって役割は違ってくるものです。
私たちの世界。
もっと大きな世界。ほんとうに小さな世界。
そんな無数のシナリオが今この時にも進行しているのです。
たまには自分の世界を離れて、違う世界を眺めてみませんか?
そこにも私たちと同じ自然の法則は浸透しているのです。
そんな違った世界を眺めていると、なにか学べることがあるかもしれません。
また、日常のちょっとした息ぬきになるかもしれませんね。

森へ戻れ

2007-06-30 | story
いつまで私の後をついてくるつもりだ。
もう森からはだいぶ離れてしまったぞ。
帰る道を本当に見失ってしまうぞ。
私はお前という重荷を抱えたまま、旅をしていくわけにはいかないのだ。
私もいつかは森へ戻る。
だから、お前も早くあの森へ帰ることだ。

この世界は森の生活ほど甘くはないのだぞ。
自らの生命をおびやかすような出来事がそこらじゅうにあふれている。
ひとつまちがえば、私もお前もここで終わりということになりかねない世界なのだ。
さあ、森へ帰れ。
お前にはまだ旅は早い。
そんなにこの世界は甘くはないのだぞ。
お前はひとときの勇気に酔っているかもしれないけど、それが命取りになりうるのだ。
この世界はそんな厳しい場所なのだ。
もっと森でよく学んで、そして、自身の旅立ちの時を待つがいい。

お前のことを悪く言うつもりはない。
しかし、私の旅はそんな甘くはないのだ。
お前をともなって乗り越えていけるほど平坦な道ではないのだよ。
もうすぐ陽が沈んでしまう。
夜の世界をお前ひとりで乗り越えていけるほどこの道は甘くはないのだ。
早く森へ戻れ。
急いでここから引き返すのだ。

いつかお前とともに旅をする日がくるかもしれない。
しかし、まだお前は若すぎる。
この世界で生きていくほどお前にまだ経験や知識が足りないのだ。
お前にはまだ幼い美徳しか備わっていない。
それが悪いことではない。しかし、それだけではこの道は乗り越えていけないのだ。
もう、あまりお前のことを悪く言わせるな。
さあ、森へと引き返せ。
森へ帰って、多くのことを学び、旅立ちの時を待て。
お前にも必ず旅立ちの時はくる。
だが、今はその時ではない。
お前の旅立ちの日まで。
あの故郷の森で、じっくり多くのことを学んでいくのだ。

さぁ、もう私を追うのは止めてくれ。
早く森へと戻れ。
森の人たちによろしくと言ってくれ。
ふたたび会えることを祈っていると。
そう言って、森の人たちを安心させてくれ。
それがお前に出来る今の仕事だ。

元気で多くのことを学べ。
そして、自身の旅の時を待て。
またお前に会える日を私は心から願っている。
さぁ、ここでひとときお別れだ。
森へ戻れ。そして、みんなによろしくと伝えてくれ。

新しいわたし

2007-06-29 | poem
こうして私の身体に日ざしがあたっているのは、わたしがまだ希望がもてるというしるし。
こうしてさざ波が私の手や足をやさしく撫でていくのは、私がまだ活力にあふれ、この心や身体でこの世に生きていけるというしるし。
朝焼け。太陽は水平線の彼方から、私にヒカリを与えてくれる。
清々しい、そして、なによりも希望に満ちた純粋な日ざし。
疲れきった私の身体や心をそっと抱きしめてくれるようなやさしいヒカリ。
心があたたかくなるようなそんな希望に満ちたヒカリ。
さざ波は私の身体をやさしく撫でていき、日ざしとともに私のそばにいてくれる。
引いてはかえすそのリズムを私の中にも刻みながら、私になにかを伝えようとしている。
私はあたたかさと清々しさに包まれて、新たな生命を与えられたかのよう。
強いきずなをしっかりと確信できたような私の心、身体。
今までこんな勇気に満ちた私であったことはない。
なにものにも代え難い強いつながりのある新たな生命を与えられたかのよう。
むかしもそうであったのだろう。
でも、私はそれに気づけなかった。
今までの私はそんな大きなことに目をやることができなかったのだ。
新たな気づき。新たな自覚。
朝焼けとさざ波の愛を受けて、私は喜びや希望、活力とともに、今新しくここにいる。

今なにをするべきか

2007-06-28 | message
今日、あなたという人の最後の日であったなら、あなたはどうするのか。
今年、あなたという人の最後の年であったなら、あなたはこの年をどうするのか。
そんなことを考えてみるがいい。
あなたはこの世に生まれてきた。
常識も社会も、この世のあらゆることをまだ知ることなく、あなたはただ泣いているだけだった。
それがどうだ。
こうして自らの力で立ち、行動できるようになったではないか。
あなたはあなたの生きる意味をしっかり見極める必要がある。
そこに世相や常識を織り交ぜないように気をつけること。
すべての思考を自由にして、これからの生き方を見つけていくといい。
それが心の充実につながるのだから。
それが自身のしあわせへの道なのだから。

今までの過去をもう一度振り返ってみるといい。
その時その時、自身がなにを思い、どんな風に行動してきたのかを。
それを自らにふたたび問いかけるといい。
そして、自分の人生とはいったいどんな物語であるのか。
それを予測しながら、その筋書きに沿って歩んでいくといい。
どんな人生にもなんらかの意味が隠れている。
それを知るヒントに気をつけながら、これからを生きていくといい。

今日、あなたという人の最後の日であったなら、あなたはどうするのか。
今年、あなたという人の最後の年であったなら、あなたはこの年をどうするのか。
もう一度立ち止まり、今あなたはなにをするべきなのか、考えてみるといい。

王様のお帰り

2007-06-28 | poem
急げ、急げ、もうすぐ王様のお帰りだ。
早く食事の準備をしないとオレたちの首が飛んでいってしまうよ。

急げ、急げ、早く作れよ。王様大好物の七面鳥の照り焼きを。
焦げ過ぎず、生焼きにしないように。いつもの加減で焼いてしまえ。
早くお皿に盛らないと、そのうちオレたちの首が飛んでいってしまうよ。

急げ、急げ、王様のお帰りだ。
早く豪華な食事を並べてしまえ。
気違い姫様の結婚が決まっためでたい宴席だ。
キャンドル並べて、テーブルクロスを整えて。
そして、笑顔で王様をお迎えしないと、オレたちの首が飛んでいってしまうよ。
せっかくのこの首が身体から離れていってしまうよ。

今は眠りしわが魂よ

2007-06-28 | poem
今は眠りしわが魂よ。
お前が目覚め、ここに力を発揮していくのはいつの日のことか。
お前の存在に勇気づけられ、永遠と続く列ができはじめるのはいつの日のことか。

今は冬の大地のように、その地下で目覚めの時を待っているわが魂よ。
お前が生命の息吹をたたえ、この大地に姿をあらわすのはいつの日のことか。
その姿によって多くの生命が触発され、勢いづいて、この地が緑豊かに覆われていくのはいつの日のことか。

今は私の胸に眠りしわが魂よ。
いとしき孤高のカタチを持つわが魂よ。
お前の躍動により、この世のすべてが変化しはじめるのだ。
この世の潤いが堰を切ったようにあふれだし、すべてを満たしていくのはいつの日のことか。
緑豊かな、ヒカリ清冽な大地に姿を変えはじめるのは、はたしていつの日のことか。

冒険心と即興性

2007-06-27 | essay
とどまることが悪いって?
気ままに休むことに気が引けるって?
そんなことを考えている、あなたの方が問題よ。
とどまることのどこが悪いの? たまに強引に休んだっていいんじゃないの?
そこまでかた苦しく考えながら生きている、あなたの方が問題よ。
自由ってものは何なのかしら? なにもすべてが自由性で解決するわけじゃないけど。
生きていくことの不確定さってものがわかるんなら、それをどうとらえていくかなのよね。

その時その時の流れに添って、風のように吹かれていてはダメなのかしら?
そんな即興性にあふれた生き方は時代が許さないのかしら?
出たとこ勝負。それのなにが悪いっていうの?
計画性って。堅実性って。そんなものをあまりに強調しない方がいいと思うのよ。
なにもしないでいいと言っているんじゃないの。
たまに普段と違うことをしてみるのもいいんじゃないって、そんなことをすこしわかってほしいだけなのよ。

どこか知らない町に行ってみるのもいいんじゃない?
自分のテリトリーから抜け出して。
結果を気にせず動いてみることもいいんじゃない?
ひとりを心行くまで感じてみるのもいいと思うのよ。
そうすれば愛しい人の存在がさらにわかってくると思うの。
たまにいろんな衝動にかられて行動してみたって、なにも失うものはないと思うのよ。
そんな気持ちさえ持てないでいる、あなたの方が問題よ。
そんなあなたでい続けたなら、あなたに何の変化も起きやしない。望むものなんてもらえっこないのよ。
どこかで崖から飛び降りるような、そんなスリルに満ちて全身の感覚が鋭敏になるような刺激と感覚が必要なのよ。
激しさのむこう側にあるおだやかさを感じられるのは、そんな気持ちの後だもの。
人間てそんな因果な生き物なのよ。動物の仲間であることを忘れてはいけないのよ。

私の言ってることが強引に聞こえる?
こんな意見に違和感をおぼえる?
なににしても日常のせまい感覚のままで生きていたら、居心地の悪い気持ちのままで生きていかなくちゃならないのよ。
心から居心地の良い瞬間瞬間を味わっていけるのは、冒険心と即興性を失わない人なの。
なににしても日常の生活だけに縮こまって生きていくのは問題ね。
手足を大きくのばして、大手を振って生きていかなきゃダメなのよ。
それさえできないようじゃ、身体にも心にもいろんな支障が出てきてしまう。
この時を楽しもう。愛を実感しようなんて。
そんなことを考える前に、自分が自分らしく居心地良くいられる、そんな生き方を学ぶ方がよっぽど先決よ。

愛はこの胸の中に

2007-06-26 | message
やさしさなんて探さなくったっていいよ。
どこにも行きやしないから。
やさしさはいつもここにあるんだから。
あたたかい気持ちを求めなくったっていいよ。
なくなったりしないから。
あたたかい気持ちはいつもここにあるんだから。

ほら、僕のここにも。君のここにも。
たくさんのヒカリのような愛がしっかりと息づいているんだから。
だから、なにも探したり求めたりしなくたっていいんだよ。
なにも心配しなくていいんだ。

愛はしっかりとこの胸の中にあるんだから。

その窓から

2007-06-26 | poem
雨が降れば、その窓から雲に覆われた空をじっと眺めて。
そこに晴れ間があらわれるかどうか、ようく目をこらして見つめてみて。
風の強い日は、その窓から外の様子を眺めて。
木々の揺れはいつまで続くか、刻々と変化していく街の様子を興味深く見つめてみて。
雪の日には、その窓から静かな世界を眺めて。
しいんと静まり返った白の世界の中に躍動はないか、じっと息をひそめて見つめてみて。

いつもその窓から、なにかを探してみて。
そこにある風景の中のなにかを心でとらえてみて。
自然は刻々と変化しているから。
その中にある永遠というものを自分の中に受け入れてみて。

その窓からはなにかが感じられる。
その窓からはなにかを受けとれる。
あなたはなにもしなくていいのだから。
ただ窓のそばにいって、そこから見えるものを感じてみて。
その窓からはいろんなものが見えてくるはずだから。
そんなあらゆるものの中にある永遠を、自分の中に受け入れてみて。

明日という日

2007-06-23 | message
明日という日がいい日でありますように。
明日という日が愛のある一日でありますように。
喜びや希望とともに過ごせますように。

たとえ今日が暗い心で過ごしたとしても、それは私にとって大切な一日。
私は今日も明日もすばらしい私なのだから。
今夜は静かな時間をゆっくりと休んで。
深い眠りからさめた時の私は、すばらしい一日を迎えている。

私は今日も明日もそれからも、このままの私でいい。
私はこれまでもこれからも希望を追う旅人。
私のむかう楽園へと。ゆっくりとゆっくりと近づいていく。
そう意識して生きていく。

そう、私はわたし。
そして、明日という日はすばらしい一日。