欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

実りへの旅路

2009-09-23 | poem
雲の境から陽があらわれ、あなたの身体をやさしく照らしている。
それは悲しいあなたの気持ちにそっと寄り添う愛。
おだやかな陽光はあなたの身体を包み、愛がすべてにおいて行き渡っていることを知らせてくれている。
気持ちの中に闇が入り込んでいようと、あなたの中にはこのおだやかな陽光のようなヒカリが満ちていくからと。
安心してこの道を行きなさいと。
不安に駆られることなく、また道を疑うことなく、あなたに用意された実りがこの先にあることを知りなさいと、感覚に伝わってくる言葉。

道すがら、闇に惑わされそうになった時には、心を静かに耳を澄ましなさい。
愛のささやきがあなたの耳にも伝わってくるから。
その声はやさしく落ち着きに満ちていて、愛のこもったものであるから。
冷たい言葉に惑わされず、愛の声だけに聞き従うことです。

行く道には厳しい勾配もある。身を切られるような寒い時期も。
しかし、それは乗り越えた時の祝福を前に、下準備の時期であることを知りなさい。
あなたに用意された道に越えられないものはない。
時に戸惑い、失望することもあるでしょう。誤りや手負う時があるかもしれない。
しかし、あなたの気持ち、行動こそがすべてを変えていけるということを忘れないように。
絶望にかられた時、身を切るような寂しい時も。すべては実りへの下準備であることを忘れないように。

この世の隅々にまではかり知れない叡智は行き渡っている。
その証拠に、疲れ悲しむあなたの身体に陽光がやさしく降り注いでいる。
そして、あなたの行く先にヒカリが照らされはじめている。
むこうにある澄み切った空を眺めなさい。おだやかな雲の行く末を見つめなさい。
そこにある叡智を拝し、あなたの足どりは続いていくのです。
これは大いなる実りへの旅路。
あなたにしか手にできない、ヒカリの恩恵がこの先には待っています。

愛の問いかけ

2009-09-22 | poem
膝を抱いて、暗闇にひとりうずくまっているのは?
涙をこぼすことなく、悲しみを越えた乾いた感情でそこにいるのは?
そんな暗くて狭い場所に誘われるようにやってきて。冷たい感情をいつまでも抱いていて。
ヒカリを見たいという希望を持ちながらも、乾いた感情に支配されてしまっている。
気持ちの中ではなにかを求めていきたいのに、その希求の思いさえ自らの心に打ち消されてしまっている。
ただじっとしたままで。なにを待つわけでもなく、なにも思わずに。

暗く狭い空間。でも、よく目をこらしてみると、一筋のヒカリがさしこんでいるのがわかる。
雲の切れ間から太陽がのぞき、そのヒカリが一筋の矢のように君の足もとに差しはじめている。
君の目にも映っているはず。今までは見えなかった希望というヒカリが。
壁のすきまから漏れてくるヒカリ。そのヒカリを見つけた時の君の感情は?
気持ちが軽くなるような、ほんのわずかな変化だけど、それが大切なシグナル。
その一筋のヒカリが希望の印であることを君の心は気づきはじめている。

動かない感情にひとつのヒカリがさしこんで。なにも思うことのない君の心になにかの変化があらわれはじめている。
しばらくして、君はゆっくりと壁のすきまへと近寄り、その鋭いヒカリの線を見つめる。
そして、壁に顔を近づけて、その向こうを眺めはじめる。

蒼い草原が広がり、その向こうには小高い丘。ぶ厚い雲の群れが丘をなでるように流れていく。
目の覚めるような緑とすがすがしい風の匂い。あたたかさがそこからは感じられる。
君はずっとその情景を眺め、冷たい感情になにかを問いかけはじめている。
冷たかった瞳は、確実に変化をあらわしはじめている。
なぜなら、心にやわらかさが戻ってきて、瞳に潤いがあふれている。
悲しい感情が全身に流れ、でも、それは君の心が確実に息づきはじめたから。
君は最初の愛のかけらを手にしたから。

暗闇しか見れなかった心。でも、壁のむこうを眺めているうちに、やがて、希望のカタチを自らの中に。
胸の中に愛が灯った瞬間。自らの生命は躍動をはじめた。
君は今悲しみの中にいることを受けていれ、涙しはじめている。
それは自らの心に明るみを灯す大切な一歩。愛を手にしたいという生命の躍動を感じはじめた。

あの丘へ登ろう。たくさんのヒカリにかこまれて、さわやかな風とともに自らのいるべき場所にいたい。
そんな希望が君の胸に灯りはじめた。君はこれから動いていける。
前にあるぶ厚い壁は、その向こうにある君の居場所を知らせてくれた。
そして、心の中に輝きが灯った。
それは君の生きる力。希望という胸の輝き。

この輝きを頼りに、君はこれから壁を越えていける。
願いを心に焼きつけ、これからは歩いていける。
ぶ厚い壁はいつか取り除かれる。
そして、満面の笑みをたたえ、小高い丘へ君はのぼっていける。
願いは心の奥に。心にくるあたたかな感覚を頼りにして。
君はなすべきことを行える。ヒカリは心を通じていつも身近にいるから。
輝きはさらに大きく。これまでもそうであったように、これからも。
君が信じ願う先には。大いなる愛が君の躍動を心から待っている。

心のむかう先

2009-09-18 | poem
"心の闇はだれの心の中にも息づいています。
その闇とどう向き合っていけばいいのでしょうか。
闇に向かい過ぎて、自らの自由さえ奪っていく人がいます。
闇を戒めに、日々ひたむきに生きていく人もいます。
人それぞれと言えばそれまでなのですが・・。

自分の向かうところが闇であるなら、それは違います。
闇を真剣に対処しようとしても、それは闇であるから。
ヒカリと向かい合いましょう。
向かう先が明るいものなら、いずれ遠くになって闇のカタチもわかるようになるでしょう。
人はなにかに向かって生きていくのです。
その向かう先が大切なのです。"

新しいわたしの日

2009-09-17 | poem
しいんとした潤うような空気。はかない霧の中にあるこれからの明るみ。
昨日までの思いや出来事は、この長い夜の時が洗い流してくれる。
その証に、清々しい空気が今わたしたちを迎えくれている。

"今日はこれまでとは違う一日。
すべてが真新しくて、まだなにも決まっていない。
昨日までのことは昨日までのことで。これからはまだなにも決まっていない。
すべてを夜の空気が洗い流してくれるから。
気持ちが新しくあれば、明るい変化がきっとわたしたちのもとへ訪れる。
それが今日という日。愛とともにわたしたちの心が明るい方へと導いていかれますように。"

朝の街に響く鐘の音。
澄みきっだ空へ鳩が屋根から飛んでいく。
炊事にいそしむ女たち。
人より早く仕事をはじめている者たちの白い息。
それぞれの人たちがそれぞれこれまでの思いを持ちながらも、今日という新しい日を過ごしはじめている。
昨日までの日にとらわれることなく。
夜の空気がすべてを洗い流してくれた後の、今この時を。

"愛に行く思いはそのままに。これまでの思いや出来事はこの日を新たにして。
今日という日を大切に生きていく。すべての人たちが新たな時をこうして迎えられている。
愛を抱き歩んでいける人に。日常の出来事に惑わされないで。持ちえる愛を失うことなく。"

こうしてわたしたちの一日ははじまる。
この一日は昨日までとは違う、可能性を秘めた一日。
輝きを見つけて、とり入れていく。わたしらしさを発揮して、笑顔がこぼれる。
大きな輝きをこの胸に受け入れるための旅。
この世界で今日という日はわたしに与えられた祝福された一日。
輝きの満ちる可能性を秘めた希望の一日。

聖母の水

2009-09-15 | poem
子供の頃、夕方になり友達と別れて家に帰ろうとしていた時のことです。
自転車に乗って、教会の前を通り過ぎようとした時、なにかに呼び止められたような気がしたのです。
誰かがわたしを呼んだのかと自転車を止めたのですが、あたりには誰もいません。
そして、今度は教会の方へ来るようにという不思議な声を聞いたのです。
その頃のわたしはまだ疑うことも知りませんでしたから、素直にそれにしたがい、教会へと近づいていきました。
門のあたりに自転車を止め、玄関へと行きました。大きな扉はしまっていました。
わたしは建物のまわりを歩いてみましたが、誰かいるような感じはなく、窓のむこうも暗いままでした。
ひとり変に思いながら、戻ろうとした時、教会の裏側へと続く小道を見つけました。そして、そこがとても気になったのです。
夕の暗がりは深まっていこうとしていましたが、わたしはその小道へ足を運んでみることにしました。
教会の裏側、壁と植物が立ちはだかる細い道を、わたしはおずおずと歩いていきました。
すると、ちょうど教会の裏側に小さな噴水のようなものを見つけたのです。
聖母の像の下に水がたまっている、こじんまりとした白い噴水でした。
水は静かに流れ落ちています。
わたしは噴水のそばへと近づき、しばらく聖母像の表情を眺めていました。
やさしい思いが胸に伝わってくるような、そんなやわらかい表情をしていました。
夕闇である寂しさもいつのまにか忘れてしまっていました。

"この水は愛のあかし。
愛という血があなたの中にも流れています。すべてのなかには愛が存在しています。
この水を口に含みなさい。
自らの体の中に愛を受け入れるのです。
とてもなつかしい感じがするでしょう。
昔は持っていた思い。それをふたたび感じる時がきたのです。
あなたの中には愛が流れています。それを感じ確かめてから、ここを行きなさい。"

ぼんやりしているわたしの中にこのような言葉が入ってきたのです。
その声はわたしを教会の方へと呼んだ、不思議な声と同じでした。
怖いという感覚はありませんでした。なぜなら、その言葉のやさしさはわたしの胸に明るみをもたらしてくれていましたから。
わたしはその水を手ですくい口に運びました。
とても甘い水でした。疲れた体がすうっと安らいでいくような、そんな甘い感覚に満たされていったのです。
わたしはその場にじっとしていました。
やわらかな感覚がわたしの中にあるのをしばらく感じていたかったから。
その感覚は聖母のやさしい表情ととても似ている気がしました。

後日、あの甘い感覚が忘れられずに、また教会の裏へ行ってみようと思ったのです。
しかし、教会の裏側へ通じる細い道には大きな掛け金のついた鉄の扉が取りつけられていました。
それからあの噴水を見ることはありませんでした。
しかし、あの時の甘い感覚はわたしの中に残りました。
あの甘く愛に満ちた感覚。とても安らいだやわらかい気持ちになったこと。
子供の頃のわたしにもその感覚は十分理解できたのです。
そして、愛というものの大切さを大人になってからよりも身近に理解できていたような気がしています。

祈りの星から

2009-09-13 | poem
"生きることはとても大変なこと。でも、それゆえに実り多き道なのです。
疲れはて足を止めたくなる時もあるでしょう。目的が見出せず、自らの意義すらわからなくなる時も。
でも、人はだれも生きる意義を持って生まれてきているのです。
たとえそれを一時的に見失っていたとしても、自信を持って生きていかれるように。"

"人は手のひらのぬくもりをいつのまにか忘れてしまいます。日常のあらゆることに目がいったままで、やがて、自分の中にある大切なものまでもおざなりにしてしまう。
ふと、あいた時間に涙したくなった時があるでしょう? それは心からの大切なメッセージ。
そこで自らの中にある大切なものをもう一度抱きとめる必要がある。
わたしたちの中には燃えるような情熱と愛が息づいています。
それは暗い部屋であたたかみを灯す暖炉の明かりに似ているのです。"

満天の星の下、月面のような地表のひとところにその教会はあります。
地球よりも大きな星。月のような衛星はより身近に大きく空に座しています。
雲一つない夜空。そこにはおびひだしい数の星たちが絶妙な配置に。
教会の中にはたくさんのロウソクがともされています。そこではいつも神父とシスターが祭壇の前に祈りを捧げているのです。

"生きとし生けるものたちの中にある愛がこれからも健やかに育まれていきますように。
苦しみや悲しみを越えて、この星々の輝きのような生命のヒカリがどの星でも放ちますように。
自らの前にある壁を越え、その人におだやかなやさしいヒカリが降り注ぎますように。"

神父とシスターは毎日決まった時間に教会の外に出て、星々の位置や状態を確認するのです。
そして、日々の変化を祈りに変え、彼方のヒカリへと意思を放ちます。
思いが彼方まで通じることをこの人たちは理解しているから。
これまでもこれからも、この星からの祈りが止むことはないのです。

"どの星にもするべきことと定めが架せられています。
定めは時として心に深い傷を残すような出来事を招くことがあるかもしれません。しかし、愛があるかぎり、それらは越えていくことができるのです。
その星の輝きが澄みきって灯される、その過程での出来事なのですから。
すべては愛のよって作られ、これからも育まれていきます。
そう、わたしたちがここにいて、すべてのものたちへの愛を祈りに変えて捧げていくことが使命のように。"

"愛を忘れそうになった時には、この星のことを思い出しなさい。
この星は心の通じるところにいつもあります。
わたしたちはいつもここから愛を送り続けているのです。彼方からのヒカリの恩恵を受けながらも。
このヒカリは常に人の心に息づいているのです。愛という灯を育んでいける、生命のチカラなのです。
それを理解し、大いなるヒカリとつながりなさい。そして、自らの使命を果たしなさい。
その手助けを、わたしたちはここから祈り続けることでともにいられるのです。
生命は孤独ではありません。闇の中にいることが本当ではないのです。
そんなヒカリの意思を、大いなるヒカリにより添いながら、わたしたちは祈りを、そして、願いを続けているのです。"

この灯はあなたの愛

2009-09-13 | poem
この灯はあなたの愛そのもの。だから、この灯を絶やすことのないように。
この世界を渡っていくうえで、何度もあなたの灯を襲うものがあります。
不安や苦しみ。悲しみや絶望など。それこそたくさんのものが生きていく上であなたに降りかかってくるでしょう。
でも、あなたの灯は胸の中に確かに息づいている。それはあなたがヒカリとして生きていくことをはるか昔に約束をした証。
決意を持ってここで生きはじめたことをもう一度心に刻んでおくように。
軽はずみな思考や行動で自らの大切な灯を絶やすことのないように。

あなたは愛を抱いて生きていける人。つらい時には胸に手をあてて、その灯のぬくもりを確かめなさい。
冷たい風の吹く方へ勇気を持って進んでいける人に。
愛を抱けない厳しい土地で、自らの愛さえも思い出せない心にならないように。
あなたの愛はその胸の中に確かに息づいている。輝き、響き、あなたの生命は確かにそこにあります。
そう、決意を新たに自らの方向を疑わずこれからも進んでいかれるように。

やがて、厳しい道はゆるやかな勾配となり、陽はおだやかに風もすがすがしく、あなたのもとへと祝福が降り注がれるでしょう。
愛を信じ、厳しい場所を渡っていったあなたの実りがかならずやってくる。
それまでは道で足を止めそうになっても、愛の誓いを思い出すことです。
ヒカリと約束をし、自らの灯を信じて渡ってきたこれまでの勇気を思い出すことです。
その道筋を行くのはあなただけではない。
あなたを見守っている愛がいつもそばにいることを忘れないように。
そして、あなたと同じ歩みを続けている、そんな人々の努力と願いがあることも忘れないように。

愛の歌が聞こえる

2009-09-13 | poem
あなたの耳にもやさしい響きが聞こえてきませんか?
とても伸びやかでやさしく、朝の小鳥のさえずりのような。
あれは山の向こうから聞こえてきます。
愛を携えた人が歌える不思議な民族歌。
さぁ、一緒に耳を澄ましていましょう。
あの独特のリズムに気持ちを合わせていましょう。
日常のつらさも悲しみも、この響きは忘れさせてくれます。
最初から苦しみや悲しみが胸にあったわけではない。いつも愛や喜びが住んでいた場所に。
それがいつのまにか現実を生きていくうちに、なくしてはならないものまで失っていってしまった。
この愛の歌はそんな失いしものたちをふたたび呼び戻してくれる。
ほら、こうして聞いているうちに、気持ちがやわらかくなるのは、心が愛の場所を探しはじめたから。
目をつぶり一緒に聞いていましょう。
山のすがすがしい空気にのってこちらにやってくる愛の歌を。
心が失ってはならないものを示してくれています。生きていくうえで欠かすことのできないものをこの歌は教えてくれています。
日常の迷いの中でも、なにが大切でなにがいらないものなのかをやさしく教えてくれる、この愛の歌を。

本当の意味で

2009-09-13 | message

"暗闇があるのはヒカリをしっかりと見つけてほしいから。
明るい場所の喜びを本当の意味で理解している人は少ない。
大きな闇の中でほっと小さなヒカリを見つけたとき、人は本当の明かりの意義を知るのです。
そう、それが暗闇の意味でもあるのです。
愛でも同じことが言えます。
この世界で愛を見つけていくこと。本当の意味で愛を知ること。
これからの生きる気持ちの中に、このような問いかけを持たれ歩まれていかれたらいかがでしょうか?"

resistance ~人の愛の働き~

2009-09-11 | poem
そう、僕らは愛を持って生まれてきた。
愛を育み、この世界に輝きを放つために。
朝になると太陽が顔を出し、大地を明るいものとしていくように。
人の心の中の輝きをこの大地にも。

心の闇が人の愛を弱まらせている。
愛を否定するような出来事。情景。
人は目や耳から受ける闇によって、自らの愛も弱まらせている。
人に対する愛、自己に対する愛にまでその闇はおよびはじめている。

愛の輝きを忘れた人たちが街で闇の祭典をひらいている。
一見騒がしく華やかに見えるが、人の心になにも響いてこない。
むしろ欲望や身勝手さから自らの心すら感じられなくなり。そして、心の居場所を失っていく。
自らを傷つけ、心は必死に自らの場所をふたたび認識しようとはじめる。

輝きは自らの中に確かに。愛を育んで生きていける。
太陽が暗いこの大地にヒカリを放っていくように。
人の子も心の輝きをこの大地に放つため生まれてきた。
愛が愛を生み、そして、この大地を明るく包むように。

そう、僕らは愛を持って生まれてきた。
闇の世界も愛を輝かせる要因に過ぎないのだから。
闇に飲まれることなく、愛を育み大きな輝きをここに灯すために。
この大地に降り立った僕たちの使命。輝きを放ち、大地を明るみで埋め尽くすために。
人の愛の働きはこれからも陰ることなく輝き続ける。