欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

これからの希望

2009-03-22 | essay
"どんなにつらいことがあっても。
毎日が淡々と過ぎていくように感じていても。
人は希望とともに生きていくのです。
希望を見失ったとき、胸の中に暗闇しか残ってないように感じてしまう。
本当につらい気持ちを味わってしまいます。

あなたの希望は何ですか?
今希望を見失っているのなら、静かに耳を澄まして、感じてみましょう。
人はこれからの希望があるから生きていけるものなのです。"

輝く扉への道

2009-03-22 | poem
夢を見失いそうな君のために今夜扉が開くよ。
冴え冴えと月の明るい夜。なにもない闇の中に月への道が形づくられていく。
それは黄金の道。とても美しくてぼんやりと明るむ。
星々がいざなってくれるよ。夢の扉のありかへ。

さぁ手を出して。このヒカリの道をのぼっていきましょう。
静かな夜更け。地の世界でかたくなった頭や心にやわらかな美しさと希望を。
明るい道がいざなってくれるよ。夢の扉のありかへ。ヒカリの世界へと。

歩くうちにあたたかさが伝わってくる。笑みがこぼれてくる。
ワクワクするような活動の種が。それはまるで子供の頃に感じた感覚のように。
地の世界で予測できるものばかりに感覚を慣らしてしまっているから。
子供の頃はそうじゃなかった。いつもなにかの可能性を受け入れていたから。

輝く月の手前。希望の扉が開いている。
その扉を行きましょう。忘れかけているなにかをふたたびとり戻すために。
ほら、体や心が思い出しはじめている。彼方の昔からのそなわっていた不思議な感覚。
それは子供の頃にはまだもちえていた感覚だから。

地上のネオンが美しい夜空のように。
近くなった星々が大きな小さな輝きで迎えてくれている。
いろんなカタチがそこに存在している。
すべては予測不可能。でも、美しさと希望に満ちているから。
僕たちとおなじ心のカタチが広がっている。もうすぐひらかれる希望の扉を前に。
僕たちの中に宿る不思議な感覚をふたたび思い出すために。

これからの明るみ

2009-03-21 | poem
窓辺にいる君の横顔。
どこか不安そうでいつのまにか悲しみに包まれていきそうな。
そっと窓に手をおいて。どこか遠くに消えたなにかを求めている。
空の曇りが心の中にまでおよんでいる。
漠然とした影が君の横顔に見えかくれしている。

むかし持っていた希望を。
子供の頃、本当にきれいなものや楽しいことを。
そんなものたちを求めて目は輝いていた。
いつからそんな宝物を求めなくなったの?
自分でもわからないような奥の方にそんな輝きのかけらをしまってしまったの?

空は青く澄みきって。風はあたたかくさわやかに。
花々は君にむかってほほ笑んでくれている。
輝きを胸にした君の顔に。
もう一度あの頃に戻っていける?
心の奥底にしまい込んでしまった輝きを、その気持ちに体に。
勢いよく丘を駆けあがっていった、その頃の君の笑顔に。

今だから、これまでのことがあったから。輝きは意味深い光を放っていける。
君の表情にふさわしい美しさが今も宿っている。
もう一度、君の輝きをとり戻していける?
とびっきりの笑顔で明るみへと駆けだしていった、あの頃の輝きを含んだ意味深い君の魅力へ。
これからの明るみへ踏みだしていける?

本当の時間

2009-03-19 | essay
毎日があわただしく過ぎていく。
そんな日々の流れをなにも否定することはない。
でも、目先に見えているものがかならずしも最良のことではないことを忘れないように。
俯瞰的にものを見ること。
それだけが最良ではないだろうけど、そんな見方をすることも大切。
よく旅行をすると気分や心身が一新されるように。
同じような日常からすこし離れられる。いつもの日常を客観的に見直せる。
同じように、わたしの生まれ。そして、時の流れの中で行く、わたしの人生も。
二次元の世界のような毎日が時として三次元の世界のように客観的にものが見えてくるような。
そんな体験はとても大切なこと。今後の大事な指針となるから。

わたしにとってこうして心にまかせて言葉をつづるのはとても大切な時間。
自分でも思ってもみないような言葉や表現がとび出てくるから。
そんな時間はわたしをしあわせに導いてくれる?
それはまだはっきりしないけど、ただひとつ言えるのはこうして表現していることへの小さな幸福感が確かにあること。
わたしがこうして書き続けるわけ?
苦しい時も楽しい時も言葉とともにあるわけ?
それはまだはっきりしないけど、それをわかるための道筋を歩んでいるのかもしれない。
日常の中でこうして書いている時間こそわたしにとってかけがえのない本当の時間なのかもしれない。

冬の後に春がくるように

2009-03-18 | poem
その冷たいまなざしのむこうにあるもの。それは心をあたたかくするものかしら?
人を裁く。それは自らの心にも影を落としてしまうから。分裂を生むまなざしならもうやめて。
冷たい冬の風景。そんな中でも遠い春を想うことはできる。
冬の後にやがて春がくるように。
今は冷たいまなざしの時期でも、いずれあたたかな笑顔を浮かべられる日はやってくるから。
もう冷たいその先を考えるのはよしましょう。

狭い部屋の中ででも明るい灯をともし、遠い彼方への祈りを捧げましょう。
寒々とした空や大地を見るよりもよほどあたたかさを感じられるから。
冬の後に春がくるように。
今は冷たい心なら、それ以上かじかんだ体をつくるではなく、あたたかな心を思い出しましょう。
わたしのまなざしはそうしてやわらかいものになっていったのです。
あなたの冷たいまなざしも、そうあたたかなものへと変わっていけるから。

冷たい風。コートの襟をたてて、まなざしを細めて。
そんなに見ていることはないじゃない?
色あせた冬の世界。そこにもかならず色あざやかな季節は訪れるから。
そう、寒々しい季節の後に色づくような花の季節がやってくるから。
わたしの気持ちがあたたかさをとり戻したように。
気持ちがあたたかさを迎え入れれば、かならず変わっていける。
そのまなざしの奥に明るい灯がともっていけるから。


わたしのカタチ

2009-03-18 | essay
"曇り空のむこうになにが見えるかって?
自らの心のカタチが見えるんだよ。
どんなにジャマされても、深く傷ついても、変わらない自分のカタチが。
そのカタチがこう呼ぶんだよ。
自分のカタチはこうだよって。こういうカタチの生き方をすればいいんだよって。"

母なる愛

2009-03-17 | poem
ここを飛び出して母なる愛のところに。
かたくなったわたしの心をその光はやわらかくやさしく包み込んでくれる。
今までの苦しみやつらさを越えて、愛と明るみに包まれて。笑える。
母なる愛はいつもこちらに手をのばしてくれる。
やさしい光と神々しい愛に満ちた母の姿。
いつも母なる愛を見ていられたらいいのに。
いつもやさしい明るい光を胸に抱いていられればいいのに。
そんな思いを胸に母なる愛のもとに。

わたしの輝きはまだ弱いから。
つよい闇に近づくと、もう怖さと不安で自分を見失ってしまう。
そんな時でも母なる愛は明るさを曇らすことなく輝き続ける。
その愛の明るさ、輝きの力はどこから?

母なる愛は心を開いている。
なにものも拒むことなく、戸口を開け放している。
わたしのようにそこからの闇をおそれることなく。
自らが放つ光の強さで、恐れも不安もなく。
それは真理のヒカリを抱いているから。
真理のヒカリとつながり、そして、放ち続けるから。

母なる愛はやさしさを終えることなく。
明るみが衰えることなく。
やさしい光を放ち、わたしを受け入れてくれる。
愛を導きを与えてくれる。
わたしもそんな強い光になれるようにと。
なにも拒むことなく、曇ることなく、いつもそこにいる。

星の教会

2009-03-17 | poem
広大な夜空に無数に輝く星。
その建物は星々の下でひっそりとたたずむ。
扉を開くとあたたかなロウソクの明かりに迎えられて。
やさしい顔の神父があなたを出迎えてくれる。
長イスに腰かけて、自身の祈りを捧げるもいい。
心に思うことを神父に問いかけるもいい。
そこは星の教会。あなたとあなたの心をつなぐ大切な場所。

目をつぶって気持ちが落ち着いてくれば、教会とのつながりはいつでも感じられる。
たとえ幾億のかなたに存在するにしても、胸の感覚はそこにいるように示してくれる。
自らの心を見つめ直せる場所。本来の魅力ある心をとり戻していける場所。
あたたかい明かり。やさしい笑み。落ち着く時間。
いつでもそこにいける。いつも通わせていられる。
あなたの心がそこにある場所だから。

生きていて自らを見失いそうになった時。
雑踏や忙しさに心が疲れた時。
星の教会へと戻っておいで。
そこは心が潤いに満ち、本来の姿で落ち着いていられる場所。
愛という明かり。潤いという未来への力がなくならない場所。

広大な星のもとへ。いつでも帰ってきておいで。
あなたの力に満ちた、潤いに満ちた本来の魅力的な心が、教会にはあるのだから。
いつでもここに来て、力を抜いて、自然なままであなたの輝きをとり戻していける。

雨の日の前奏曲

2009-03-13 | poem
たくさんの傘が黒い道路を行き過ぎていく。まるで家々にはさまれた小川のように。
雨に濡れた低い色のつながりがいつまでも続く。
遠くに見える教会の影を目指して。
雨の日にありかちな暗い気分を明るいものにするために。

葉のない木々は鋭く空へと伸び、三階四階立ての建物は黒く沈む。
雨は降り続き、冷たい風が傘を揺らす。
人の心は寒さにかじかんで、目はうつろに遠くを見ているだけ。
口を開く者もない。堅い靴音だけが響く。

暗い色の傘にまじって小さな赤い傘が通りの中に。大きな傘に遅れぬように。
日ざしが出てくると、降っている雨粒が輝きはじめ。
光は赤い傘のある方向に。そこからはじまって大きな傘の流れへと広がっていく。
鋭く伸びた木々にも。堅く並ぶ家々にも。

光をふくんだ雨粒が多くの傘の上で揺れ輝く。小さな赤い傘の上でも。
鳩の群れが傘の流れの上を飛び立つ。
雨雲が大きく切れ。光に満ちてくる空。そして、街。
傘の流れは続いていく。その先に見えはじめた教会の鋭塔の方へ。

暗い気持ちをやわらげて、胸の中に光がはいる。
大人たちの気持ちの中に子供たちは持っている銀色の輝きが。
大人たちのうつろな目のそばに、小さな赤い傘のようなやわらかい輝きがふたたび。

輝きを刻んだ詩

2009-03-13 | poem
君の手もとにあるその本をひらいてみよう。
きれいな表紙の裏につづられた名を君は知っている。
その物語の主人公。君の記憶には刻まれている。

星とともに生きる人。
どんなことも真実を見定めて、冷静におだやかにこの世界を渡っていける人。
その名を君は以前から知っている。
ページをめくるごとにその思いは確信に変わっていく。

寒い雪のさなかで、凍えることもなく人の気持ちに火をともせていける人。
灼熱の砂漠を渡る旅人とともに、もの怖じすることなく道を示していける人。
その人はおだやかな笑みを浮かべて、やさしくわたしたちに語りかけてくれる。

その人の言葉とともに、勇気づけられ道を進んでいける。
彼方にある思い出を、この本を読むうちに思い出していけるから。
遠い記憶。胸の奥にしまいこんでしまっていた真実の輝き。

君はもう思い出しはじめている。 彼方の昔にとなりにいた人のことを。
胸の中に輝きを見いだし、ともに笑いあった日々のことを。
記憶の奥底に眠る輝きをこの本は呼び覚ましてくれる。

せつなるきらめきともう一度出会うために。わたしとしてもう一度歩みはじめられるように。
今この時に用意された君への詩。
君とともに歩んだ人との会話、情景。
本をめくるごとに思い出される、その人と君との輝きを刻んだ叙事詩の本。