欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

白い鳥の伝言

2009-07-28 | poem
見上げた青い空からどこからともなく白い鳥が。わたしの頭上を何回かまわって、まるでなにかを伝えているように。
わたしが木のたもとのベンチに腰かけると、白い鳥もその木の枝にとまり、なにかをささやいている。
わたしはその声を聞き入る。目をつぶり、その声を聞き漏らさないように。
するとわたしの胸にこんな響きが伝わってきた。

"たとえ遠回りに見える道でも意味深いものがうけとれます。
しかめ面をして行くことはないのです。その時その時の明るいものをとり入れながら。あなたの歩幅で。
自らを傷つけてもなにもはじまらない。たとえうまくいかない時があったとしても、あなたに気づいてほしいメッセージがあるはずですから。
愛と勇気のあなたでいましょう。
多くのヒカリがあなたの行く先を照らしている。"

その声を聞いた時、白い鳥は飛びたった。
そばの木より澄み切った青空へ。
まるでわたしを導いてくれるように。木の向こうを回って消えていった。
それはとても短い時間のこと。人に傷つき、愛に確信がもてなくなっていた時のこと。

しあわせの鐘

2009-07-28 | poem
晴れ渡った空に響く鐘。
道端に咲いている花々も白いドレスの彼女を祝福している。
たくさんの拍手と彩り豊かな花びらを受けて、新たな人生を歩もうとして。
暗い雨の日。傷つける言葉。不運な出来事。
いろんなことが彼女の前に立ちはだかってきたけど、そんなものたちに彼女は負けなかった。
彼女の中にある、明るい思いがしっかりと根づいていたから。

"ここにいる君はとても大切な存在で。
この星にきて生きながらに愛を表現していく。
晴れの日や雨の日があるように。喜びや悲しみが次から次へと。
喜びあふれる日には人とともに笑顔を分かち合い。
悲しい時は彼方の愛を感じ、ひとりではないとあたたかな気持ちを思い出す。
ひたむきひたすら自分の道を。
それは明るみへの道。気持ちの中の明るさをこの世界で表現していく。
君は祝福を受けた愛の人。
これまでもこれからも彼方からの愛を受け継ぎ、愛の人であることを自覚して。
ひたむきに明るみの方へと歩いていく。"

たくさんの笑顔とともに彼女はここにいる。
喜びも悲しみも、いずれ大きな糧になることをわかっているから。
大きな愛がいつもともにあることを。
美しい花々や広大な空、ピュアな太陽のヒカリがいつも彼女とともにある。
それをわかっているから。
この星での生き方がまた新しい門出を迎えた人々の中にみえかくれしている。
遠く響く鐘の音がそれを彼方のヒカリへと伝えている。

月の魔力

2009-07-26 | poem
ベッドに入っても眠気はやってこず、ただ日常のあらゆることが頭の中をかけめぐる。
身を縮めるようにして、眠りの底に堕ちていきたいのに。息は静かになるわけでなく、過去の映像に呼吸は早まるばかり。触れなれたシーツの感触さえ今はよそよそしく冷たい。
窓は閉まっているけど、カーテンは開いている。
そこにはやわらかな光がおりている。
ほのかな月明かりを見ていると頭の中の喧噪がすっと嘘のようにおさまっていく。

これはどうしたことだろう?
あの明るみはわたしのなにを変えているのか。
すうっと入っていけるようなやさしい明るみに気持ちは静かにないでいく。
静けさの奥へとわたしの感覚は向かっていき、やがて意識は彼方の明るみへと。
暗闇のような広い空間をわたしは導かれるように、明るみの方へ。
体中がしだいに喜びに包まれていくような、それは不思議な感覚。
わたしの向かう先は月の明かりのような静かでやさしいヒカリ。

現実を越えていくような感覚がわたしの中にある。そこを越えていくことに不安や恐れはない。
喜びの方へと続く道をひたすらいく、そんな巡礼者のような気持ちでわたしは流れて。
暗闇のような自由な空間を、やさしいヒカリがある方へ。
やさしさに抱かれていく、そんな喜びを全身に感じながら。
気持ちもゆったりと心やわらかに。

ヒカリに抱かれ喜びの中にいるわたしの活力が。この力はどうすればいいのか?
その時、やさししい声がわたしの耳元でささやく。
"その力はあなたがあなたのなすべきことへの期待。
この世界であなたのなすべきことがなされるように。"
やさしい感触がわたしの体を触れていき、シーツの感触と月あかりのもとへ。
静かな夜に戻り、わたしはしばらく月のやわらかなヒカリに今の声を思い返す。
体はやわらかく、気持ちは心の底から落ち着いていて潤いすら感じている。
月の姿を見ようと思う間もなく、いつもの眠りへと堕ちていき、やがて、朝を迎える。
起きあがるまなざしのむこうに感じたのは、朝の澄んだヒカリとあの時に聞いたやさしい耳元での響き。

この星に降り立ったのは?

2009-07-25 | message


"この青い惑星に降り立ったのはなぜ?
数多くある星の中でこの星を選んだわけは?
やるべきことがある? それとも・・。
ここの厳しい現実を乗り越えていくだけの力があなたにあるかしら?
すぐに朽ち果てるようなことはないかしら?
それでも信じて生きていける?
愛がかくれているこの星で、愛を見つけながらなにかを行うために。"

しあわせへの導き ~笑顔の天使と一緒に~

2009-07-25 | poem
君の中にある笑顔の天使を隅の方においやってはいない?
現実がどうだからって。いろいろな問題に自分を傷つけて。
今、気持ちに問いかけてみて。
わたしはしあわせ? 喜びは気持ちの中に息づいている?って。
わたしの中の笑顔の天使は元気よく飛び回っている?

これからどうしていけばいい?
そんなことは言わなくてもわかるはずさ。
君の中の天使が気持ちの中で元気よく飛び回れるように。
それには君の勇気がいる。このままじゃいけないという。
笑顔の天使とともに生きようって。

暗がりを見つめていてはいけない。明るみはどっちの方向にある?
いろんな考えは君を見えない鎖で動けなくしてしまう。
笑顔でいられるのは自由があるから。
それがどんな困難に思えていても、かならず君のまわりに訪れるものだから。

笑顔の天使にやさしい言葉をかけてみて。
天使が見ている方を、君も向いてみて。
気持ちの中の明るさはやがて外の世界へと広がっていくから。
君には笑顔の天使がついているじゃない。
このかわいい天使とともに喜びの時を過ごしていけるように。
それがしあわせへの導きでもあるのだから。

はだかの王様

2009-07-24 | essay
"よかった。
ここで気づかなかったら、とんだはだかの王様になっていたところだ。
でも、用意された道もはだかの王様のようなものか。
見た目、かっこよさそうなものじゃないし。不器用に立ち回って。なにかを探し続けて。
それでもわたしに用意された道か・・。
最後に泥だらけの顔に宝物のヒカリがあたることを夢見て。
結局、いつものように波風立てながら、信じるものの方へと歩いていくんだよ。"

あそこに帰るまでにね

2009-07-23 | poem
わたしが手をのばした時、そのむこうに星の輝きを見た。
それはまるでこの時を決められていたかのような、奇跡のような輝きだった。
星はひとつ、またひとつと輝きを増やしていき、やがて満天の星がわたしの頭上を覆うようになった。
なんて不思議な奇跡だろう。
あっけにとられ、ぼんやりとしているわたしの横で、見たこともない少年がともに空を見上げていた。
あの星が僕の星。あの星がお兄ちゃんの星だよ。
わたしの方を見上げて言う少年の顔は透き通るような笑顔だった。
君はだれ?
そう聞いてみたが、少年はまた空を見上げるだけで、私の問いには答えてくれなかった。
しかし、この満天の星空を見ているだけで、日常ではない出来事にとまどいとかすかな不安を抱いた。
そんな心細い時にこの少年はかたわらにいてくれる。それだけでもわたしにとって心強い存在であった。
しかも少年は落ち着いていて、物腰も大人のような風合いがあった。
お兄ちゃん、あそこからなにをしに来たの?
しばらくして、少年がまた顔を向けてきた。
ん?、僕が・・。どうして?
その問いになにも言葉を返せなかった。
お兄ちゃん、なんで?
少年はまた聞いてくる。
わたしはすこし待って、実はよくわからないんだ。
ふーん。
わたしから目をそらして、それを探す旅に来たのかもね。と少年は言った。
そう、だね。そうなのかもね。
わたしは自分の中にある疑問がふと解けていくような、そんな感じをその瞬間に受けた。
頭上にはいまだに満天の星が輝いている。少年はまだわたしのかたわらによりそっている。
あそこに戻るまでにいろいろなことをしなきゃならないんだ。
思ってもみないような声がわたしの中から出てきた。
うん。少年はうれしそうにうなずいて。あそこに帰るまでにね。
二人でまた無数の星の輝きを見上げた。今この時が永遠のようにわたしたちはそれからもずっと見上げていた。

祈りのカタチ

2009-07-19 | message
わたしが行くところへどうか導いてもらえますように。

あたたかなヒカリが降り注いでいるかぎり、わたしは生きていける。
ヒカリを作ったのが人であるのなら、人とともに生きよう。
でも、それが人以外のなにものかが作ったのであれば、わたしはそのものとともに生きていきたい。
胸のしこりはどこからくるのか。
晴れた胸で笑っていたい。そう思うから、空を見上げて、降り注いでくるヒカリを受け入れよう。
彼方にあるものをすこしずつでもわたしのなかに。
頭で考えてのことではなくて、この胸が欲しているものだから。


雑記 ~星の物語(その覚え書き)~

2009-07-07 | poem
ほうき星の物語・・。
森の中にあって夜空はすぐそこに届くかのように。壮大で奥深くて、それでいてすぐ手が届きそうな身近な存在感の空。
少年は手をそっとかかげてみる。その指先には天使のヒカリが舞い降りる。
そのヒカリは遠く輝く星のヒカリと同じ。いつまでも見守ってくれている、そんなやさしい輝き。

"おめでとう、愛の人よ。
あなたの祝福はそこまできている。
自らのヒカリを輝かせていけるように。天使たちがあなたによりそい、愛のヒカリをひろい投げかけてくれるだろう。
おめでとう。愛の人よ。
あなたの祝福はもうすぐそこまで訪れている。
あなたもうすうす感じているはず。
あたたかな愛の灯があなたのすぐそばまで訪れていることを。

星とのつながりをさらに強いものに。
そのつながりはあなたのこれからの指針。
しあわせに生きるためのすべてがそこにつまっているから。
希望、愛、しあわせ。すべてのものが星からのつながりによりもたらされていく。
あめでとう、愛の人よ。あなたの祝福はもうすぐそこまで訪れている。"

少年は両手をのばして、遠くから響いてくる愛の音を受け取れるように。
やさしい笑みを浮かべて。まるで赤子がなにかの祝福を受け入れて笑っている時のように。
みずみずしいほどの表情で見上げて。
たくさんの星々の祝福を、少年の頭上に輝くヒカリから。

生きる気持ち

2009-07-05 | message
気持ちが本物か偽りかなどわかるわけがない。
本物と信じるものへ進むこと。
まちがいがあってもいいじゃない。道に完璧を求めないで、ただ信じるものの方へと進む。
いろんなあやまちが、いいえ、たとえこの先もあやまちばかりだとしても、それが良い方向へ導くことはよくある。
最初からうまく立ち回れる人などいない。
倒れながらころがりながら、わたしたちは歩き方をおぼえたではないか?
歩きたいとなぜ思ったのか?
歩ければどんなに良い場所へ自分が行けることか。そんなまなざしを持って歩こうとしたのではないか?
今はそんなまなざしを失っている。もう一度希望をとり戻すところからはじめてみよう。
希望がこれからのわたしをカタチづくっていくのだから。

自らの中に希望を見出すこと。
それをかたくなに信じ守り、自らの道を進んでいこう。
その輝きはやがてその人のヒカリとなり、まわりに影響を与えはじめる。
自らの光の場所へと環境が変化していく。
はじめからうまくいく人などいない。
うまくいかない道を信じて行く人の姿に、人は影響を受けていく。
そして、自らの目的の場所へと自然に導かれていく。その意思によって。