読書感想文。

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「風の音が聞こえませんか」を読んで。

2009-08-07 08:08:53 | 作家さん/あ行
小笠原慧さんの「風の音が聞こえませんか」を読了しました。

どっぷり登場人物に感情移入してしまい、読了後はちょっとした喪失感に襲われました。
満足度は90%です。

「一時の感情を持ち続けるには、人生は長すぎる。うまくいくときばかりじゃないんだよ。彼を重荷に感じる日が来たとき、どちらにとっても不幸だ」

病気になった人を支えるには、よほどの覚悟が必要なんですよね・・・。

「気持ちはわかるよ。折角、あそこまで回復したのに、どうしてって……。ただ、美知が支えようとしているものは、砂の城のように崩れやすいものなんだ。一年の間支えることができたからといって、次の一年はどうなるかわからない。それを人は空しいと感じるかもしれない。結局治らないのかと言うかも知れない。でも、人生なんて、そんな一年が数十個ばかり積み重なったものに過ぎないんだよ。そのうちの一個でも、しっかりと支えることができたのなら、それでよしとしようよ。美知は美知の務めを果たしたんだ」

こんな風に考えられるのなら、頑張っていけそうな気がしました。

ドラクエ9のすれちがい通信は、昨日の成果は25人でした。
前日にアキバに行き効率の良さを知ってしまったので、通勤時の30人前後が物足りなく感じてしまいます・・・(汗)

それでは、また。


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