読書感想文。

メインは読んだ本の記録です。

「海紡ぐ螺旋 空の回廊」を読んで。

2006-09-08 09:03:59 | 作家さん/た行
高里椎奈さんの「海紡ぐ螺旋 空の回廊」を読了しました

読み終わってから気づいたのですが、これで薬屋探偵妖綺談シリーズの第一部が完結してしまったんですね・・・。

今作は何故か理解しながら読むのが大変でした
何でだろう、また風邪をひいて頭がボーッとしてるせいかな。
満足度は65%です。

文中にフレーズで心が動いたのは2箇所ありました。

「年老いた者が必ずしも賢者である訳ではないが、若者より少なからず経験を得ているだろう。惜しむらくは、其れを使いこなせる人間が稀である事だ」「だから人は、幾つになっても失敗をする」

何かちょっと納得してしまいました。

「傷付きたくないのは弱さです。傷付いた後に立ち上がる、それが本当の強さだと思います」

何かグサッときてしまいました。
でも確かにそうかもしれない。
傷付きたくないから衝突を避けるのはただの弱虫なのかな。
だけどその後で立ち上がる強さがすぐにはないなら、やっぱり衝突は避けた方が良いのかな・・・。
優柔不断な自分には答えが見つかりません。

それでは、また